修羅
しゅら
修羅の国を統治する武の掟から生みだされた戦闘者たち。12歳になると同時に闘いの世界へと身を投じ、15歳までに100度の死闘を繰り返し、男子の生存率1%といわれる地獄を潜り抜けた者だけが名乗る事を許される。一方で、その戦いに負け、死に切れなかった者たちは、足の健を切られた
ボロと呼ばれる存在へと成り果てる。また彼らの中では、戦いに敗れ命を落としても死は消滅ではなく、強者の血の一部となって生き続けるという概念を持っている。
修羅としての力量が認められた者は、名が与えられ、仮面を外すことが許される。しかし名がある者、仮面をつけていない者が必ずしも強者ではないという点を考えると、修羅の国全域で施行されている掟ではない可能性もある。
修羅の国を創始し、統治しているのは、
羅将と呼ばれる三人の男達であり、全ての修羅の頂点に君臨する存在でもある。さらに各エリアは
郡将と呼ばれる男達によって統治されており、各々が修羅の軍団を率いている。ただし全ての修羅が、羅将、郡将の配下となっているわけではなく、また各軍勢の間には考え方の相違などもあり、完全な一枚岩になっているというわけではない。ただし有事の際には羅将から各郡将の下へ命令が送られ、修羅が総動員されるなど、命令系統は確立されている。
ヒョウの軍の准将である
ナガトをはじめとした一部の修羅は、修羅の国を統治する武の掟に否定的な姿勢を見せているが、基本的には全ての修羅が好戦的であり、殺戮を好む畜生たちである。しかし国に伝わる「ラオウ伝説」には畏怖を抱いており、国中に
ラオウ襲来を伝える伝達の赤水が用意されているなど、その警戒心は強い。
リンを追って修羅の国に訪れた
ケンシロウや
ファルコに対して次々と襲撃。その圧倒的な力の前にファルコは斃れるが、ケンシロウを止める事はできず、また「修羅を喰らう羅刹」と呼ばれる
シャチの暗躍によって
郡将カイゼルが倒されるなど、徐々に国は揺らぎ始める事に。やがてケンシロウとの戦いの果てに三羅将の一角である
羅将ハンが敗退。その際、誤って流された伝達の赤水によって、国中にラオウ襲来が告げられ、多くの修羅がこれに怯えたが国に現れたのがケンシロウだと知った途端に安堵し、反乱を起こしたボロ達を次々と鎮圧させていった。その後、ケンシロウは一度
カイオウに大敗を喫するも、復活後に
ヒョウ、カイオウを撃破することとなり、その間にケンシロウらの足を止めんと多くの修羅が襲い掛かったが、シャチ、
赤鯱、ヒョウ、
黒夜叉、
北斗の軍などといった者達の加勢もあり、多くの修羅が討伐された。
◆羅将
- 修羅の国を統治する、全ての修羅の頂点に立つ存在。第一の羅将から第三の羅将まであり、各々がエリアを持ち、そこに居城を構える。三人はいずれも北斗琉拳の使い手であるが、ハンの死亡によって第三の羅将のポストが空いた後、この席を巡って多くの修羅・郡将たちが競い合っていたことから、拳法は関係なく、単純に修羅の国での実力者上位三人にこの地位を与えられるものだと思われる。
連載当時の週間少年ジャンプの付録であるシールには、第一の羅将であるカイオウに『羅将皇魔帝』、第二の羅将であるヒョウに『羅将瞑王』、第三の羅将であるハンに『羅将捨明王』の呼び名がつけられていた(情報提供:輝石燃ゆる時殿)
[第一の羅将]
カイオウ
修羅の国の王。ラオウ、トキの実兄。
[第二の羅将]
ヒョウ
ケンシロウの実兄。
[第三の羅将]
ハン
疾風の拳を持つ男。
◆郡将
- 各エリアを支配している修羅。多くの修羅の部下に持ち、軍団を形成している。修羅として輝かしい戦果を挙げた実力者が就ける地位であり、カイゼルは1800勝(アニメ版では8800勝)という肩書を持つ。
カイゼル
1800勝の経歴を持つ郡将。孟古流妖禽掌の使い手。
ギャモン
サソリのような鎧を纏った郡将。交牙鉄条刺の使い手。
ケイン
自称「実力では羅将に並ぶ」という郡将。闘気波の使い手。
◆修羅
- 修羅と呼ばれる者達。ただし階級がハッキリしていない者達もおり、ギョウコなどは郡将に含まれる可能性もある。
砂蜘蛛修羅
ファルコに勝利した名も無き修羅。修羅忍道の使い手。
アルフ
砂時計のアルフの異名を持つ修羅。誘闘赤円舞の使い手。
殺&斬
カイゼル配下の修羅。
ピゲ&パゲ
修練場から逃げたタオを追ってきた修羅たち。
怪人
シャチの北斗琉拳の実験台にされた男。
西嶽派銀槍の修羅
ハンの城の闘技場で勝ち抜き、修羅になった男。
アルナイ修羅
ハンの城付近一帯を治める修羅。
ブロン
決起したボロ達を粛清する修羅。巨大ブーメランを使う。
大入道
反乱を起こし捕らえられたボロ達を処刑しようとした修羅。
シエ
カニのような風体の修羅。交牙断随の使い手。
クジン
ヒョウの親衛機甲団いちの不死身の肉体を持つ修羅。
ルイスウ
ヒョウの親衛機甲団の一人。
クラーク
ヒョウの親衛機甲団の一人。
ガメレオ
カメレオンのように保護色を使える修羅。
赤鯱と戦う修羅
カイオウ配下の修羅。赤鯱とのタイマンに敗北した。
検問修羅
検問を行なっていた修羅たちの隊長。
ギョウコ
列車に乗ってケンシロウ抹殺へと赴いた肥満修羅。
ナガト
ヒョウの軍の准将。
ヒョウの腹心達
ナガトを含むヒョウの側近五人衆。
ゼブラ
カイオウがヒョウ抹殺のために差し向けた修羅。
サモト
嫁探し中に死環白を突かれたリンを発見した修羅。
ヌメリ
サモトからリンを奪い取った修羅。
◆羅将・修羅の軍団
- カイゼル軍
- 郡将カイゼルが率いる軍勢。砦にて大規模な大会を開き、これに勝ち抜いたアルフに、浜辺で捕らえたリンを花嫁として与えようとした。だがその条件として国に侵入してきたケンシロウの抹殺を命じたところ、アルフはあっさりと完敗。更にシャチによってリンが連れ出されてしまったため、これを追う形で出陣。カイゼル自らシャチとの戦いに臨むも、古傷を狙われて敗北した。その間、ケンシロウに砦へと乗り込まれ、ほぼ壊滅させられている。
- ハンの軍
- 羅将ハンの軍勢。手下たちは、ハンに命ぜられているためか、常日頃からハンの命を奪おうとしている。闘技場で生まれた新たな修羅は、そのハンの考えにそぐわず、野心は無いと言い切ってしまったため、その場で処刑された。
ボロに変装したシャチがハンにリンを献上していた頃、時を同じくしてケンシロウが襲来。見張りの兵たちはケンの影しか見る事が出来ずに壊滅し、残りの兵は闘技場でのケンシロウとハンの戦いを見守り、相手がラオウに違いないと考えたボロは、国中にその襲来を知らせる伝達の赤水を流した。ハン敗北後、一味がどうなったのかは不明。
- ブロンの軍
- ブロンが率いる軍勢。修練場を襲ったボロ達の前に現れ、国に現れたのがラオウでなくケンシロウであることを告げた後、ボロと子供の修練生達を皆殺しにした。その後、ケンシロウによって葬られている。
TVアニメ版では、ラオウ襲来に怯える修羅たちの前にブロンが帰還し、事実を告げて安堵させた。だが逃亡しようとした罪として、修羅たちはブロンとその親衛隊によって全員抹殺された。
- 大入道の軍
- 大入道が率いる、反乱分子狩りの部隊。レイアの村などを襲撃し、捕らえたボロ達を処刑場へと送り、修羅たちの稽古台という名目の下に皆殺しにしようとした。しかしロック一味の襲撃を受け、リーダーのブルースもロックに敗北した。TVアニメ版に登場。
- シエ一味
- シエ率いる修羅の一団。不帰の谷で土の中に潜み、ケンシロウを待ち伏せていたが、あっさりと見破られ、部下もシエも自分達が仕掛けた罠へと追い込まれて死亡。
- ギャモンの軍
- 郡将ギャモンの軍。配下の者達は、原作のカイオウ滅殺隊の容姿をしている。西の砂漠の村人達をさらい、彼らを人質にすることで、ロック達にケンシロウを殺させようと画策。企みは成功し、人質を渡すという名目の下にロック達を秘密の砦へと誘い込み、村人達もろとも皆殺しにしようとした。しかし死んでいなかったケンシロウが駆けつけ、部下達の呪龍羅斬陣も、ギャモンの交牙鉄条刺も通用せず、全滅した。TVアニメ版に登場。
- ヒョウの軍
- ヒョウに仕える修羅達。上官にはナガト率いるヒョウの側近五人衆がいる。
城に訪れたジュウケイの行く手を阻むが、その力の前に圧倒され、その後はヒョウとジュウケイの戦いを見守った。ヒョウが魔界に入った後は、ナガトの一族の村を壊滅させたり、羅聖殿復活のために村人を働かせたりしている。TVアニメ版ではヒョウの親衛機甲団なる軍団が登場。
- ヒョウの親衛機甲団
- ヒョウが所有する修羅の国最大の機動力と武装を備えた軍。ヒョウやナガト等が乗る戦車を筆頭に、多くの修羅を乗せた多数の装甲車で構成されている。ヒョウ自身の北斗琉拳を除けば、ヒョウの最大の切り札であるらしい。ルイスウやクジン、クラークといった将がいる。
ケンシロウを抹殺するため、西の荒野へと向けて出発。しかしその途中、差し掛かった村で、ロック率いる七人の戦士達と抗戦に。数多くの死者を出すも、最終的には数で圧倒し、勝利した。その後は峡谷に留まりケンシロウの行方を捜すが、発見できなかったため、城へと帰還した。TVアニメ版に登場。
- カイオウの軍
- カイオウに仕える修羅達。ケンシロウの処刑を行う広場に集まり、カイオウの言葉に鼓舞され、威勢をあげた。その後、ケンシロウを助けるために現れたシャチや赤鯱の手によって多くの人員が倒された。カイオウ滅殺隊、カイオウの陸戦隊などもこれに含まれる。
- カイオウ滅殺隊
- カイオウの城の入口を守る修羅達。数人で肩車を繋げることにより、巨大なムカデのような形状を成す呪龍羅斬陣にてケンシロウに襲い掛かったが、旋風脚によって一網打尽に。死ぬ直前、この程度ではこの城の魔神の生贄に過ぎないと言い残した。
- カイオウ守王隊
- カイオウの城の入り口を守る守備隊。鉄壁の防御を謳い、その背に甲殻を纏っている。入城してきたケンシロウに立ちはだかり、全員で一つの大きな球体となって特攻。しかしパンチ一発で打ち落とされ、分離させられた。その後は各個攻撃に転じたが、全員迎撃されて全滅。死に際に、その程度ではカイオウの生贄にしかならないことをケンに予言した。
TVアニメ版における、カイオウ滅殺隊の代役。
- 赤鯱と闘った部隊
- カイオウ配下の修羅の一団。ジュウケイを弔うためにイカダで川を下っていたレイアとタオを、自分の領地を勝手に通ったとして制止。ヒョウが許しても俺達はカイオウ配下だから関係ないと言い放ち、レイアを連れ帰ろうとした。だが赤鯱率いる海賊団に阻まれ、隊長は赤鯱を力で圧倒するものの、暗器を喰らって視界を喪失し、発射式の鈎針を胸に受けて死亡。手下たちはそれを見て逃亡した。TVアニメ版に登場。
- 検問部隊
- ケンシロウ捜索のため、関所で検問を行っていた一団。ボロに扮したシャチを一旦は通しかけたが、引いている棺桶を怪しみ、制止。正体を現したシャチとのバトルになり、隊長は傷の所為で万全ではないシャチを相手に攻勢に転じるも、乱入してきた黒夜叉の手によって全員殺された。
- ケインの軍
- 郡将ケインの軍団。羅将の地位を手に入れんとするケイン指示の下、指名手配されているケンシロウとシャチを行方を捜索。聞きこみの結果、二人が山へ向かった事を掴み、襲撃をかけた。小屋へと押し入り、立ちふさがったコヨテを切り伏せるも、それを切欠にケンシロウが復活。その圧倒的名闘気に耐えることができずに一味全員肉体を消滅させられた。TVアニメ版に登場。
- ギョウコの部隊
- ギョウコが率いる軍団。サヤカの葬儀に参列するよりも、ケンシロウを倒したほうがカイオウは喜ぶと考え、列車「ハヤブサ号」に乗って出陣。ケンシロウのもとへと赴き、ギョウコが自ら特攻したが、ケンシロウにあっけなく吹き飛ばされて死亡。その後部下たちは、ケンシロウより、ギョウコの死体を連れ帰ってカイオウに伝言を伝えるよう言われた。
TVアニメ版ではギョウコよりも先に手下の修羅たちがケンシロウに襲い掛かったが、相手にならず敗退している。
- ヒョウの側近五人衆
- ナガトとその腹心四人。いつかはヒョウがカイオウを倒す日が来ると信じて仕えていたが、ヒョウが魔界に入り、カイオウに忠誠を誓った事に絶望。国に生きる意味を見失い、ヒョウに別れを告げたが、直後にヒョウの手によって全員抹殺された。後にナガトはその一族もろとも村を焼き打ちされている。
- 羅聖殿復活部隊
- 羅聖殿を沼の中から復活させるため、村人達に労働を強いた修羅達。うち何人かを人質にとり、断頭台の刃を繋ぐ鎖をくちに咥えさせるという惨い仕打ちをした。その後、ケンシロウが巨大な岩を抱えて現れ、それをヒョイとわたされた隊長は圧死。一味もそれに巻き込まれて壊滅した。
- 火炎放射部隊
- 泰聖殿へと向かうケンシロウの行く手を阻んだ一団。火炎放射器でケンシロウを焼き殺そうと下が、何も出来ずに敗退した。
- サモト一味
- 自称高貴な修羅であるサモトの一味。ピカピカに身だしなみを整えているサモトとは対照的に、部下たちは薄汚い格好をしている。サモトの嫁となる女を捜すため、とある村を襲っていたところ、リンを乗せたカイオウの馬を発見。リンが起きるのを今か今か泊まっていたが、ヌメリに強奪され、一味全員ぶっ殺された。
- カイオウの陸戦隊
- 選りすぐられた一騎当千の修羅で構成された、300以上もの修羅の軍団。ヒョウを殺すまで帰るなとカイオウに命じられ、背水の陣でヒョウに襲い掛かった。しかし、ヒョウと黒夜叉の命を賭けた戦いにより全滅。最期に残った一人は寸前まで追い詰めたが、かけつけたバットら北斗の軍によって倒された。
- ◆羅将・修羅に関連するエリア
- カイゼルの城
- 郡将カイゼルの居城。海岸で捕まったリンはここの城へと監禁され、闘技場で勝ち残った修羅の花嫁にされそうになった。シャチはボロに変装してここに潜入し、カイゼルの弱点を探っていた。
- 修羅を育成する修練場
- 子供達を修羅へと育て上げんがための修練場。ママルやモリ、タオなどもここで修行を行なったが、レイアの教えを護って闘わなかった。
- ハンの城
- 羅将ハンの居城。ケンシロウをハンにぶつけるため、ボロに扮したシャチがリンを献上に訪れた。結局その変装はその場でバレてしまったものの、目論みは成功し、その後訪れたケンシロウとハンが激突。闘技場での激しい戦いの既に、ハンは城の下に流れる川へと転落した。その戦いの最中、ケンシロウをラオウと勘違いしたボロの手によって、伝達の赤水が流されている。
- ボロが襲撃した修練場
- チェーンらが修羅を目指しての訓練をさせられている修練場。伝達の赤水が流れたのを機に、コセム率いるボロの集団が襲撃。見張りの修羅たちを倒し、囚われていた子供達の解放に成功した。しかしその直ぐ後にブロンの部隊が現れ、逆に壊滅させられた。
- ブロンの城
- ブロンの居城。部下達が伝達の赤水を見て慌てているところにブロンが帰還し、海を渡ってきたのがケンシロウであることを報告した。しかし逃亡を図った罪として、部下達はその場で処刑された。TVアニメ版に登場。
- 不帰の谷
- 修羅シエがケンシロウを待ち伏せていた谷。地の中に隠れたり、巨大な虎バサミの罠などを仕掛けておいたりしたが、全て見抜かれ、自らの罠で殺された。TVアニメ版では、おそらくガメレオが登場したのがこの谷ではないかと思われる。
- ボロ達の収容所
- 反乱分子狩りで捕まったボロ達が、処刑されるために連れてこられた、闘技場と思われる場所。修羅ブルース指揮のもと、ボロ達は修羅の稽古台として殺されそうになったが、ロック一味が救出に駆けつけたために救われた。その後、後を次いでシエが現れ、多くのボロが殺されたが、ケンシロウによって撃退された。TVアニメ版に登場。
- ギャモンの砦
- 郡将ギャモンの砦。ロックらにケンシロウを殺させるための人質として、西の砂漠の村人達をとらえ、この秘密の砦にある檻の中に監禁した。その後、村人達を引き渡すという名目のもとにロック達をおびき寄せ、村人達ともどもまとめて殺そうとしたが、ケンシロウによって阻まれた。TVアニメ版に登場。
- ヒョウの城
- 羅将ヒョウの居城。ジュウケイが、ヒョウの記憶を蘇らせるために訪れて戦いに臨んだが、願いむなしく敗北した。ハンの城より川下の方にあり、ケンシロウに敗れたハンの遺体も、この城へと流れ着いている。
- カイオウの城
- 羅将カイオウの居城。リンを連れ去ることで、ケンシロウをこの城におびき寄せたカイオウは、魔闘気で北斗神拳を圧倒。だが処刑寸前にシャチや赤鯱の妨害を受け、取り逃がした。その後、妹のサヤカを殺し、それをケンシロウの所為にすることで、ヒョウを魔神へと変貌させる事に成功している。
- 関所
- カイオウが、逃亡したシャチとケンシロウを捕らえるために設置した関所。ケンの死体を欺けず、シャチと修羅たちの戦闘になったが、黒夜叉の助太刀によって衛兵達は全滅させられた。TVアニメ版に登場。
- ケインの城
- 郡将ケインの居城。ケンシロウとシャチを倒した者には第三の羅将の地位を与えるというカイオウからの廻状が届けられ、勇んで討伐へと出陣した。TVアニメ版に登場。
- ナガトの一族の村
- ヒョウの准将であるナガトの一族が住むという村。ナガトがヒョウに反旗を翻し、逆賊となったため、その一族郎党に至るまで皆殺しにしろとのヒョウの命令のもと、修羅達が村を焼き滅ぼした。
- 魔瘴の沼
- カイオウがケンシロウとの最後の闘いの場として選んだ地。溶岩のように煮えたぎる沼があり、そのほとりにはカイオウの母の墓標が作られている。母を埋めた際、カイオウは愛犬のリュウを殺害し、その哀しみを自傷することによって消し、愛を消して生きていくことを誓った。アニメ版では、その時をきっかけに沼の水が煮えたぎるようになったように描かれている。ケンシロウとの決着後、カイオウは岩山の上に用意してあったスイッチを作動させ、ヒョウの亡骸と共に溶岩を被り、死亡した。