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シエ



登場:原作(179話)TVアニメ版(131話)
肩書:修羅
流派:交牙断随
CV:佐藤正治

 カニのような容姿をした修羅。語尾にガニをつける。
 不帰の谷にて、地中に身を潜めてケンシロウを待ち伏せるも、簡単に見破られたため地上に出現。両手に装着した刃を振るう交牙断随で襲い掛かり、ケンを罠に追い込もうとしたが、これまた企みを見抜かれ、最後は自らの仕掛けた罠へと押し倒され、巨大な虎挟みの罠にはさまれて死亡した。

 TVアニメ版では、大入道の後を継いで、ロック一味の前に登場。交牙断随で村人達を次々と切り裂き、バズーカで打ち込まれた杭を装甲で跳ね返すという強さを見せた。しかしその後、助っ人として参戦してきたケンシロウと戦い敗北。最期は秘孔で爆死した。




おかしな言葉遣いや死に様、ゴーグルをはずしたときの目ぇはなれてましたーなフェイスといった要素で気付きにくいが、実は可也格好いいデッサンであると思う。アニメ版での「近頃の修羅は……」という台詞も、修羅制度発足時からの熟練修羅を思わせる渋みを感じる。

 しかし彼の最大の功績は、「ケンシロウはカニ料理が好きじゃない」という事を明らかにしたことだろう。ちなみに「シエ」は中国語でカニの意味だったりする。