カイオウの陸戦隊
登場:原作(208〜209話)TVアニメ版(151話)
肩書:選りすぐられた修羅 |
選りすぐられた一騎当千の
修羅300人以上からなるカイオウ配下の陸戦隊。
ヒョウを殺すまで帰るなと
カイオウに命じられ、背水の陣でヒョウに襲い掛かった。しかし、ヒョウと
黒夜叉の命を賭けた戦いにより全滅。最後にに残った一人はヒョウをあと一歩まで追い詰めたが、かけつけた
バットら
北斗の軍によって倒された。
TVアニメ版では可也の数の増援がきたが、北斗の軍の攻撃により、全滅した。
彼等は、普段は沿岸警備を行っている修羅達なのではないかと思う。砂蜘蛛を筆頭に、上陸したばかりのケンシロウやファルコを襲ったあの修羅達だ。
その理由として考えられるのが、彼等の隊名である。陸戦隊といういうのは、一般的には海軍が所有する部隊で、海軍が陸上戦闘を行う際に特別編成される部隊の事。普段は戦艦や海軍基地の警護を行っている部隊の事を指す。つまり修羅の国でいうところの、沿岸警備にあたるわけだ。彼等はこの修羅の国で緊急事態が起こったとき、国中の沿岸警備隊から召集された特別部隊なのである。
彼等の強さも根拠の一つだ。カイオウの陸戦隊は、選りすぐられた修羅の集まりで、そこらの修羅よりも遥かに強いらしい。一方、沿岸警備の修羅達も皆一様に強かった。砂蜘蛛はいわずもがな。赤鯱の船に乗り込んできた修羅もなかなか頑丈だったし、ファルコに気配を感じさせなかった者もいた。どう考えても国内の修羅達より強い。彼等が黒夜叉のいう「選りすぐられた一騎当千の修羅達」なのだとしたら、砂蜘蛛たちの強さも頷ける。
それに、こんな緊急事態になるまでカイオウがこの部隊を使用しなかったこともポイントだ。本来ならこんな強力な手駒は、もっと早めに使っていてもおかしくはなかった。ケンとのラストバトルも始まった頃になってやっと出番がきたというのは、少々遅すぎる。だがそれは仕方なかったのだ。彼等は普段バラバラに沿岸警備を行っている故、そう簡単に集まれといわれても無理な話だったのである。それに安易に沿岸警備を手薄にするわけにもいかない。これほどの緊急事態にまで追い込まれたからこそ、やっと彼等を召集するに至ったのである。その結果、沿岸警備が緩くなったことで、バットは修羅の国にスイスイと上陸を果たせたのだ。おお、つながったぞ。