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ブロン



登場:原作(178話)TVアニメ(130話)
肩書:修羅
戦法:巨大ブーメラン
CV:田中康郎

 巨大なブーメランを武器とする修羅。ラオウ伝説到来に沸くボロの前に現れ、修羅の国に現れたのがラオウではなくケンシロウだと次げ、絶望に打ちひしがれるボロ達を皆殺しにした。
 その後、修練場に訪れたケンシロウを襲撃。しかしブーメランをあっさりとキャッチされた挙句、ひん曲げられたそれを投げ返されて体を貫通。「く」を縦にしたようないびつな風穴を空けられて死亡した。


 TVアニメ版では、ラオウ襲来を恐れる部下達のもとへ帰還し、国に来たのがケンシロウである事を報告。しかしラオウを恐れて逃亡を図った部下達を許さず、その者達全員を処刑するというシーンが追加された。また、ケンシロウと対峙したとき、コセムがラオウから受け取った首飾りをひん曲げたことで、ケンシロウを怒らせるというシーンも加えられている。
 また、アニメでは投げ返されたブーメランに耐えて見せたものの、その後原作で部下がやられるはずの「己の二刀流で自分の顔を切断の刑」に処されて死亡した。




そこらの修羅を数人まとめて葬れるほどの実力を持っているのだから、可也強いはずだ。砂蜘蛛やアルフがある程度の強さを見せられていたことを考えると、彼だってもうすこし見せ場は与えられても良かった気がする。
 だがそれは叶わなかった。なぜなら彼は、ケンシロウがこの国に来てから初めて本気でブチ切れた人物だからだ。砂蜘蛛がファルコを死に至らしめたのは勝負の結果である。アルフやハンはリンを助けるための障害物であり、タオを追いかけていたピゲ&パゲも現行犯ではない。そういった者達に比べて、ブロンが行ったこの大量虐殺は、あまりにもレベルが違う非道さであった。その外道漢をスカッとぶちのめすためには、苦戦などという要素は邪魔でしかない。ブチギレケンに一瞬で葬られること。それが彼に与えられた役目だったのである。