マミヤがリーダーを務める村。かつてマミヤの両親が築いた村であり、豊富な湧き水を利用して作物を栽培し、自給自足している。牙一族に狙われているため、トヨの孤児達を預かる事と引き換えにケンシロウを用心棒として雇った。その後牙一族からの刺客として送り込まれてきたレイも、用心棒に加わり、二人の力によって牙一族は壊滅し、平和が訪れた。
その後、拳王侵攻隊の侵略に遭い、村人達は拳王への忠誠の焼印を押されてしまうが、リンの勇気に感化され、武器を手に闘うことを選択。侵攻隊は壊滅し、その後に訪れた拳王もケンシロウと痛み分けに終わったため、再び平和を取り戻すことに成功した。
レイの命が残り少なくなった時、ユダの軍が襲撃。ダムを破壊され、町は腰がつかるほどにまで水没し、レイが危機に陥ったが、水はケンシロウによって塞き止められ、レイも勝利を収めた。ユダの軍は、マミヤの二十歳のバースデイの日にも一度訪れており、その際にマミヤは連れ拐われ、マミヤの両親は惨殺されている。
数年後、ケンシロウがマミヤにアスカを預けるために再びこの村を訪問。その際、長老がファルコに殺されたことを伝えられ、天帝が遂に動き出した事を知らされた。
『レイ外伝 華麗なる復讐者』では、カレン率いる拳王侵攻隊が侵攻。レイの手によって阻まれた。
『トキ外伝 銀の聖者』では、ルカが奇跡の村の危機を伝えんとケンシロウを探していた時、この村に到着。レイやマミヤに事情を伝えた。
『ジュウザ外伝 彷徨の雲』では、ケンシロウの行方を追うジュウザが、噂を聞いてこの村を訪問。マミヤやアイリと出会い、昔馴染みであるレイがこの地で果てた事を知らされた。
『北斗の拳３（ＦＣ）』では、グリムタウンという村名がつけられている。また、『北斗の拳４（ＦＣ）』には、レイの墓があるスイチョウの村が登場するが、ここと同一のものかどうかは不明。
- ◆エリア
- 墓地
- 村の中にある墓地。コウが殺された際、その墓の前で見せた涙がレイやケンシロウの心を駆り立てた。後にレイの墓もここに建てられている。
- 地下の水場
- 村の地下にある水浴び場。レイがマミヤの裸を堪能した。
- リンとアイリが隠れた倉庫
- 拳王侵攻隊が攻めてきた際にリンとアイリが隠れていた小屋。見つかりそうになった時、リンはアイリにシートをかぶせて隠し、自分だけ捕まる事でアイリを護った。
- レイが心霊台を突かれた家
- トキがレイに心霊台を突いた家。暫くその痛みに絶叫が響いた後、白髪と化してレイは復活した。
- ダム
- 豊富な村の水を制御するためのダム。レイの華麗な脚の動きを奪うため、ユダはコマクに命じてこのダムを破壊し、村の中に水を流し込んだ。更にコマクはそこに毒を流して村人を全滅させようとするが、駆けつけたケンシロウがそれを未然に防ぎ、更に切り取った大岩で崩れた壁を塞ぐという方法で水をせきとめた。
- レイが最後を迎えた小屋
- レイが死に場所に選んだ小屋。ケンシロウ達に最後の別れを済ませた後、一人でこの部屋に入り、絶命した。その後、小屋ごと燃やされて火葬された。
- 壁画の洞穴
- 長老が、北斗南斗に関わる者達の壁画を掘っていた洞窟。ファルコに粉々にされ、長老自らも殺された。アニメ版ではソリアに変更されている。