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南斗六聖拳
なんとろくせいけん




 南斗聖拳総派108派の頂点に立つ六つの拳法。または、それらの拳を伝承する者達の総称。かつては皇帝の居城を守る六つの門の衛将と呼ばれていたとされる。

 北斗の拳の中では、以下の六人がこれに該当する。


●南斗孤鷲拳
宿星:殉星 伝承者:シン

●南斗水鳥拳
宿星:義星 伝承者:レイ

●南斗紅鶴拳
宿星:妖星 伝承者:ユダ

●南斗白鷺拳
宿星:仁星 伝承者:シュウ

●南斗鳳凰拳
宿星:将星 伝承者:サウザー

●????
宿星:慈母星 伝承者:ユリア



 六星のうち、慈母星だけは拳法を有していないが、その代わりに将を守護する南斗五車星なる拳士達が存在している。

 108派の中で最も強い六拳だとされているが、その立場が確立された経緯は定かではなく、108派の中から最も優れた六拳が選別されたという説や、この六拳が分派して108派が生まれたという説も存在する。
 六星には南斗108派の中の数派がそれぞれ配下として仕える形になっており、南斗紅鶴拳には23派、南斗鳳凰拳には29派の配下が存在するという記述がある。

 核戦争の後、六聖拳は平和を望むものと覇権を望むものの二派に分裂。この時、平和を望む声が優勢と見たユダは、サウザーの命を受けて覇権側へと寝返り、その一星の崩れが綻びとなって六星は崩壊。この南斗の乱れは、荒廃した世界に更なる戦乱を生み出し、巨大なる悲劇の種となった。





◆南斗六星

南斗六聖拳を司る六つの星。現実世界においては、いて座の弓の一部を構成する六つの星がこう呼ばれている。同じ柄杓の形をしていることや、その位置関係などから、北斗七星と対をなす存在として伝えられており、中国では北斗が死を司るのに対し、南斗は寿命を司ると考えられていた。天の川にかかっていることから「ミルクのさじ」とも呼ばれる事がある。





・アスケラ(Ascella)
学術名:ζ Sagittarii
中国名:天府
視等級:2.60等
地球からの距離:89光年
ラテン語で「脇の下」を意味する

・ヘカテボルス(Hecatebolus)
学術名:τ Sagittarii
中国名:天梁
視等級:3.32等
地球からの距離:120光年

・ヌンキ(Nunki)
学術名:σ Sagittarii
中国名:天機
視等級:2.05等
地球からの距離:228光年
「海の始まるしるし」という意味を持つ星。この星の後に、やぎ座、みずがめ座、うお座、くじら座、みなみのうお座と,水に関する星座が続くことからそう呼ばれる。

・ナント(Nanto)
学術名:φ Sagittarii
中国名:天同
視等級:3.17等
地球からの距離:231光年

・カウス・ボレアリス(Kaus Borealis)
学術名:λ Sagittarii
中国名:天相
視等級:2.82等
地球からの距離:77光年
アラビア語とラテン語の合成語で、「弓の北の部分」を意味する

・ポリス(Polis)
学術名:μ Sagittarii
中国名:七殺
視等級:3.84等
地球からの距離:3000光年以遠




◆裏南斗六聖拳


北斗の拳4 -七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ-に登場したオリジナル拳法「裏南斗聖拳」の頂点に立つ六つの拳。それぞれの星が表の南斗六星と対を成している。

 ・裏南斗牙炎拳  伝承者:バラム
 ・裏南斗赤蛇拳  伝承者:メルド
 ・裏南斗吸血拳  伝承者:ハンジャー
 ・裏南斗白豹拳  伝承者:デルモン
 ・裏南斗龍王拳  伝承者:ガルグ
 ・ -------------  裏南斗悲運の将




◆用語


南斗正統血統
慈母星であるユリアが継いでいるとされる血統。詳細は不明だが、彼女がこの血統であるがゆえに、五車星は死すべきときまで彼女を守る事が宿命となっているらしい。