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北斗七死星点
ほくとしちしせいてん



流派: 北斗神拳
使用: ・ケンシロウ(対 デビルリバース)
 …
原作(25話) アニメ版(13話)
・ケンシロウ(対 デビルリバース)
 …北斗が如く
・霞拳志郎(対 シャムラ)
 …蒼天リジェ(アニメ11話)
登場: 北斗の拳/TVアニメ版/蒼天リジェ/北斗の拳3/北斗の拳4/
北斗の拳5/北斗の拳7/SEGAMark3/サターン版/
PS版/激打/パンチマニア/北斗無双/真北斗無双/
ONLINE/パチスロ蒼天/モバイル真・北斗無双


 相手の体に北斗七星の形に秘孔を突く奥義。呼吸法により極限にまで力を溜め、深く秘孔を突き、全ての肋骨を内側にへし折る。ケンシロウが、巨人であるデビルリバースを相手に使用し、頭部の高さから腹部の辺りまで落下しながら七つの秘孔を突いた。



 『蒼天の拳REGENESIS(アニメ版)』では、霞拳志郎シャムラとの戦いで使用。全ての肋骨を内側にへし折った後、最後は背中を破裂させた。放った攻撃の順番は、左拳、右蹴、左拳、右蹴、右拳、左拳、右拳。奥義を放つ前に、転龍呼吸法を使ったときのような祈りの構えをとっている。



 ゲーム作品の中では、相手が普通サイズの敵であっても、デビル同様に身体に北斗七星型の秘孔を突くような形で使用している。

 『北斗の拳7』『北斗無双』では、高速で拳を繰り出し、一瞬にして北斗七星の秘孔を突くという奥義として登場。

 北斗の拳3といったRPG作品の中では、単体にダメージを与える奥義として登場。いずれも北斗柔破斬の上位技として扱われていた。ケンシロウの他、北斗の拳4の主人公リュウリュードでも使用可能。

 『北斗の拳(セガサターン版)』ではトキも使用できる。

 『北斗が如く』では、原作と場所こそ違うが、やはりデビルリバースを相手に使用。深手は負わせたものの、命までは奪っていない。




 奥義の見た目・・・特にアニメ版で良くわかる、上空からゆっくり落下しながらデビルの巨体に一つずつ秘孔を突いて行く様は数ある奥義の中でも独特であり、北斗神拳の多様性を思い知らされる。しかしそこに目を奪われ、その後の技解説を聞き逃しがちなのだが、良く聞くと中々に凄い奥義であることがわかる。「極限にまで力を溜め」、「深く秘孔を突く」。つまりあのケンシロウが自慢の怪力を持って全力で秘孔を突いているわけだ。単純に考えてその破壊力は、全北斗神拳奥義の中でも最上位に位置づけられるだろう。デビルリバースの巨躯に流れる経絡に気を叩き込むには、それだけのパワーが必要だったと言う事だ。
 北斗七星の形に秘孔を突いているという点も興味深い。作中には度々北斗七星型に秘孔を突く場面があるが、その中でも特徴的なのがケンシロウの胸の傷であろう。シンにこの傷を穿たれたケンシロウは、暫く気が練れなくなるほどに大きく力を弱めた。つまりこの七箇所は、全身の経絡を繋ぐ秘孔の要所でなのである。描写を見ると、突かれた箇所が凹み、次の秘孔まで線が延びていくのがわかる。七箇所に叩き込まれた気が経絡を通じて合流しようとしているのだ。全力で叩き込まれた七発分の気が一体化したとき、その威力は最大限に高まり、遂にはデビルリバースを死に至らしめたのである。逆に言うなら、そこまでしても破裂後に暫く喋れるだけの余力があったデビルリバースはやはり化物であったということ。頑丈さだけでいうなら山のフドウや拳王様にすら匹敵するかもしれない。