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黒王号



登場:原作(65〜238話)TVアニメ版(46〜152話)、他
肩書:ラオウの愛馬

 ラオウが唯一その身を預ける黒毛馬。一踏みで人間を殺せるほどの巨躯であり、単体でも武装した兵を蹴散らすほどの戦闘力を持つ。かつてはラオウ以外の者を乗せた事はなかったが、ジュウザに無理矢理乗りこなされ、その背を許している。ラオウの最後の闘いの際には、ケンシロウを迎えに行き、北斗練気闘座へと運んだ。

 ラオウの死後、ケンシロウとユリアを乗せて旅へ。ユリアが死んだ後、虚無に陥ったケンシロウに代わり、ショウザを背に乗せてダルジャの部隊に特攻。ショウザは死に、自らも左目を失ったが、その血がケンシロウの魂を蘇らせた。

 数年後、ケンと共に帝都と戦うバット達のもとへ。ケンが修羅の国へと渡った際には同行しなかったが、後にバットと共に海を渡り、リンの救出に貢献した。国に戻った後は再びケンシロウと共に旅に出たが、雷雨の中でその歩みを止め、立ったまま静かに息絶えた。


 『ラオウ外伝 天の覇王』では、千の野生馬の王として登場。黒い悪魔として恐れられ、黒王谷に踏み込んできた拳王侵攻隊を、仲間達とともに全滅させた。
 怪我をした仔馬をかばいながら夫婦虎と闘っていたとき、ラオウと対面。仔馬を秘孔で殺したラオウを渾身の蹴りで吹っ飛ばしたが、枷が無くなった事で虎を圧倒した。その後、覇道完成まで力を貸してほしいというラオウの願いを承諾し、千の仲間と共に拳王軍入りを果たした。