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五車星の拳


 南斗慈母星の守護星である、南斗五車星が使う拳法。拳を持たぬ南斗慈母星に代わり、その手足となって敵に立ち向かい、将を守るための拳。

 南斗聖拳108派には含まれないが、その威力は上位の南斗聖拳と比べても遜色の無い強さを誇る。『ジュウザ外伝 彷徨の雲』では、五車星の痣を持った子供達がリハクの下へと集められ、彼のもとで修行を行い、拳を身に付けるに至っている。(しかし実際にまともに訓練を受けたのはヒューイシュレンのみだった)

 それぞれ、五車の星に与えられている「風」「雲」「炎」「山」「海」の称号をモチーフにした拳を身につけているが、唯一雲のジュウザだけは「雲」を連想させる拳ではなく、彼自身の天賦の際に裏打ちされた我流拳を使う。「自由=雲」という考え方も出来なくはないが、裏を返せばその使用者のセンスによって幾通りにも変化する型のない拳であり、それはつまり存在しないのと同じ事であると言える。
 ただしセガサターン版北斗の拳に登場する新南斗五車星・雲のウジョーは、呼雲流栄拳という、手から雲のようなものを発生させる奥義を使用しており、これが本来の「雲」の拳なのではないかとも考えられる。