ボルゲ記事内にあるゾルドへのリンクが誤っており、Not Foundとなってしまっています。

直しておきます。
帝都編後、もしルイに天帝として世界を復興する力や功績があれば、ファルコの罪もそれなりに救われるのでしょうが、実際の原作にはその様な兆しがありませんでした。
しかし
・「女の幸せを求めろ」というレイの遺言をどう受け取ってるのか微妙なマミヤ
・ユリアから、死後リンと結ばれる事?を望まれながら最終的に「自身の選択」でユリアに応えたケンシロウ
など、『北斗』の生き残った者達は相手への愛や義理の大きさに関わらず“死者の遺志“と距離を置いている様な気もします。
ファルコの望まぬ殺戮も、結局当人の選択・価値観で天帝一人を優先して多数の人命を犠牲にした以上、そのフォローを生き残ったルイの未来に求める事がそもそも正しくないという事なのでしょうかね。

ケンシロウはラオウ戦で燃え尽きユリアに先立たれ気力が尽きていたが一緒に旅をしたバットとリンに応える為に自身の中の燃え殻をかき集め立ち上がったと見れます。
マミヤもケンも過酷過ぎる運命に磨滅し、故人の想いは分かっているけど、応える気力が湧かないでしょうね。
ファルコは善良な拳法バカに過ぎず組織幹部に関われる様な性質では無かったと解釈するしかない気がします。修羅の国に渡ったのも自身の不始末の所為で更に借りを作った北斗の軍に対する負債を少しでも返したかったでしょうし…ファルコは状況を悪化させる無能な働き者じゃね?

天帝ルイの持つ力は、彼女自身がどうこうするのではなく、彼女が北斗南斗元斗の者達を統べて平安のために動いてもらう事だと思うのですが、元斗以外にはあんま効果無かったですね。しかしその妹であるリンは結果的に北斗を戦場へと導きまくっていました。天帝の力は姉妹で分散され、北斗との因果はリンのほうに渡っていたのかもしれません。その果てにカイオウを倒しているので世の救済には繋がったとも言えるのではないでしょうか。

死線を越えた友情や死兆星を消す程の愛を受けても、心の傷や疲れを完全に乗り越えられなかったと思うと悲しいですね。
本当の意味で何でも精神論でどうにかなる様な世界ではないからこそ、『北斗』の物語は美しいのかも知れませんが……。
>愛参謀氏
ああ、天帝軍の侵略が無ければ(ファルコが天帝の命を諦めて殺戮を避けていれば)修羅の国はそのまま更に放置されてしまっていた事になるんですね。
これが天帝の力だとすると
・末裔の姉妹だけでなく先祖の歴代天帝も度々、歴史のキーポイントとして存在していた。
・ファルコも単に融通が利かず天帝守護の使命に盲従していたのではなく、当人なりに世界の未来も考えた上で(客観的な証明は難しい)天帝の力を信じ守っていた。
と考えられます。
北斗南斗がそれだけの力を持つ天帝に対し、半信半疑で距離を置くならまだしも(おそらく力が発揮されていない時代も長かったのでしょうが)、完全に元斗(ファルコ一人?)に一任してしまった事が一番不味かったのかも知れませんね。

ラオウに相談した場合、天帝の存在など気に留ない所かファルコを縛る邪魔者と積極的に天帝を消しに動く。ジャギはラオウと違い天帝の命を積極的に狙わない程度で天帝の命を気にする奴じゃない。安牌のトキは病人と相談できる状況じゃなく、ケンシロウはシンに敗れ女を奪われると実力に疑問符が付く。要人救出とか特殊任務に慣れているカーネルにやらせればジャコウに取って代わられ腕が立つ分ジャコウより厄介…ソリアもファルコと似たような性質だったら対処できない。外部に助けを求められず同僚も当てにならないとなると解決できないと分かっていても1人でやるしかない。色々考えてみるとファルコ詰んでいますね。


リハクは五車星やバット、リンを飢えさせなかった点から後方支援型です。リハクは万の兵を養い将軍が腕を揮える状況を整える事は出来てもジャコウと謀略でやり合える気が全くしません。
ジャッカル、コウケツ、リハクは狡猾さの種類がジャコウと違うのではないでしょうか。
ジャコウとやり合うならユダが適任でしょうが、問題はルイにユダを動かすか手出しできなくするだけの美しさが有るかどうかで頼るにはリスクが高過ぎる。ユダに頼るぐらいならシュウを頼った方がマシです。
ケンの「ブタは屠殺場へ行け!」という台詞の少し後、発狂後のハートを指してシンが「その男は狂乱の屠殺人なのだ!」と言う台詞がありますが、もしかしたらハートは「ブタなのに屠殺人」というちょっとしたユーモアが込められたキャラなのかもしれませんね。


jcコミックスカバー裏を最近始めてみました。カバー裏のための書下ろしなのか、どっかの話の使いまわしなのか・・ご存じでしょうか

漫画擬音で有名な『ゴゴゴ・・』ってジョジョが初めてかと思っていたのですが、
フォックスに対峙しているケンシロウのシーンやジャギとビルの最上階に上ったシーンのバックに出ていました。
緊迫感を演出しているような感じなので、
もしかして、北斗の拳がゴゴゴを生み出したのでしょうか・・?

ただ擬音の汎用性はもう少し前から広がってた気がしますし、流石に北斗が初出とは言い切れないですね。車田先生あたりがリンかけとかで既にやってそうなイメージはあります。


のジードの背景に「う」って字が出てるし
効果擬音は昔からありますね
武論氏の原点、ドーベルマン刑事辺りからかな
実はラオウがレイに新血愁をついたのはラオウはレイとの戦いの中でレイにはまだやり残したことがあることを見抜いていて、あそこでレイを生かすのは拳士として恥、かといってレイを頃したらレイはやり残したことが出来ないままあの場で死ぬ。
だから間をとって、新血愁という形で「俺にやられることには変わりないが、残りの余生でやり残したことをやって悔いなく逝きなさい」とチャンスを与えた説が浮かんだ。

その残り時間の中でやり残したことの為に色々動いたら「この人あともうちょっとで死ぬらしいで」ってのも広まるわけで、そうなったら拳王が人智を超えた能力者であることもさらに拡散されますしね
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ラジサマリー 2024.08.14
ケンとジャギが組手した時の背景が、原作では分かりませんがアニメでは荒廃後のようです。トキが被爆し伝承者脱落したので候補が3人に絞られケンとジャギの最終試験だったのでしょうかね?ケンとラオウとトラ試験はその前後くらいでしょうか?



秘匿されてる暗殺拳の修行場があんな高層ビルに囲まれた場所ってのはどう考えてもおかしいので、アニメ制作陣の解釈がおかしい感じがしますねえ

喫煙者はちょくちょく出てきますが、生産、流通が崩壊した北斗の世界で煙草ってどうなっているのでしょうか。海が枯れた気候も何もかもが変わった核戦争後の世界で残った種からの栽培となるとほぼ完全な手探りになりそうな気がします。
こう考えると従来の農法が通用しない世界で農場経営で成功したコウケツは秘孔で洗脳するとか逆らえなくして生かしておいた方が良かった気がします。奴は水が乏しい状況で原料の塩抜きをして肥料として使える状態に加工して使う世紀末農法を軌道に乗せるとか技術面では超優秀な人物だった。原料のまま撒いても体内の塩分が塩害の元になり不毛の大地に変えるだけらしいです。

コウケツが有能なのは本当にその通りで、亡きあとはバルガが後を引き継ぐような形になってましたが、元々不器用すぎて一族まとめて死にかけてたような男が、あの規模の農園を維持できるとは思えないっすよねえ。
今更ながらアニメのユダ編の次回予告でケンシロウが消えよ死兆星って言ってましたけど、あれってずっとレイの死兆星の事だと思ってたんですけどよくよく考えると展開的にマミヤの死兆星の方だったのかな?

