ケンの「ブタは屠殺場へ行け!」という台詞の少し後、発狂後のハートを指してシンが「その男は狂乱の屠殺人なのだ!」と言う台詞がありますが、もしかしたらハートは「ブタなのに屠殺人」というちょっとしたユーモアが込められたキャラなのかもしれませんね。

jcコミックスカバー裏を最近始めてみました。カバー裏のための書下ろしなのか、どっかの話の使いまわしなのか・・ご存じでしょうか
ラオウが新血愁を使っていたのはレイ以外にもいる感じです。
新血愁を使ったレイはそれなりの強者ですし、ジュウザに新血愁は使いませんでしたが敬意を払っています。新血愁は身辺整理をさせる為の猶予期間でラオウなりの敬意ではないでしょうか。
解釈がそれぞれですが、敵対した以上、見逃すわけにはいきませんし、だからと言って雑に殺すのも惜しい相手にせめて身辺整理の時間を与える宣伝効果も兼ねたラオウなりの妥協点だったと取る事も出来るのではないでしょうか。ハンならレイほどの使い手なら止めを刺さずにまた狙いに来いになったでしょうが、ラオウはハン程の戦闘狂じゃなかった。
実はラオウがレイに新血愁をついたのはラオウはレイとの戦いの中でレイにはまだやり残したことがあることを見抜いていて、あそこでレイを生かすのは拳士として恥、かといってレイを頃したらレイはやり残したことが出来ないままあの場で死ぬ。
だから間をとって、新血愁という形で「俺にやられることには変わりないが、残りの余生でやり残したことをやって悔いなく逝きなさい」とチャンスを与えた説が浮かんだ。

その残り時間の中でやり残したことの為に色々動いたら「この人あともうちょっとで死ぬらしいで」ってのも広まるわけで、そうなったら拳王が人智を超えた能力者であることもさらに拡散されますしね
ケンドーコバヤシ、千原せいじが漫画家・原哲夫の食事の誘いを断った理由に驚く「何のことか全然分からんかった」
ラジサマリー 2024.08.14
漫画擬音で有名な『ゴゴゴ・・』ってジョジョが初めてかと思っていたのですが、
フォックスに対峙しているケンシロウのシーンやジャギとビルの最上階に上ったシーンのバックに出ていました。
緊迫感を演出しているような感じなので、
もしかして、北斗の拳がゴゴゴを生み出したのでしょうか・・?

ただ擬音の汎用性はもう少し前から広がってた気がしますし、流石に北斗が初出とは言い切れないですね。車田先生あたりがリンかけとかで既にやってそうなイメージはあります。

帝都編後、もしルイに天帝として世界を復興する力や功績があれば、ファルコの罪もそれなりに救われるのでしょうが、実際の原作にはその様な兆しがありませんでした。
しかし
・「女の幸せを求めろ」というレイの遺言をどう受け取ってるのか微妙なマミヤ
・ユリアから、死後リンと結ばれる事?を望まれながら最終的に「自身の選択」でユリアに応えたケンシロウ
など、『北斗』の生き残った者達は相手への愛や義理の大きさに関わらず“死者の遺志“と距離を置いている様な気もします。
ファルコの望まぬ殺戮も、結局当人の選択・価値観で天帝一人を優先して多数の人命を犠牲にした以上、そのフォローを生き残ったルイの未来に求める事がそもそも正しくないという事なのでしょうかね。

ケンシロウはラオウ戦で燃え尽きユリアに先立たれ気力が尽きていたが一緒に旅をしたバットとリンに応える為に自身の中の燃え殻をかき集め立ち上がったと見れます。
マミヤもケンも過酷過ぎる運命に磨滅し、故人の想いは分かっているけど、応える気力が湧かないでしょうね。
ファルコは善良な拳法バカに過ぎず組織幹部に関われる様な性質では無かったと解釈するしかない気がします。修羅の国に渡ったのも自身の不始末の所為で更に借りを作った北斗の軍に対する負債を少しでも返したかったでしょうし…ファルコは状況を悪化させる無能な働き者じゃね?

天帝ルイの持つ力は、彼女自身がどうこうするのではなく、彼女が北斗南斗元斗の者達を統べて平安のために動いてもらう事だと思うのですが、元斗以外にはあんま効果無かったですね。しかしその妹であるリンは結果的に北斗を戦場へと導きまくっていました。天帝の力は姉妹で分散され、北斗との因果はリンのほうに渡っていたのかもしれません。その果てにカイオウを倒しているので世の救済には繋がったとも言えるのではないでしょうか。
ケンとジャギが組手した時の背景が、原作では分かりませんがアニメでは荒廃後のようです。トキが被爆し伝承者脱落したので候補が3人に絞られケンとジャギの最終試験だったのでしょうかね?ケンとラオウとトラ試験はその前後くらいでしょうか?



秘匿されてる暗殺拳の修行場があんな高層ビルに囲まれた場所ってのはどう考えてもおかしいので、アニメ制作陣の解釈がおかしい感じがしますねえ

喫煙者はちょくちょく出てきますが、生産、流通が崩壊した北斗の世界で煙草ってどうなっているのでしょうか。海が枯れた気候も何もかもが変わった核戦争後の世界で残った種からの栽培となるとほぼ完全な手探りになりそうな気がします。
こう考えると従来の農法が通用しない世界で農場経営で成功したコウケツは秘孔で洗脳するとか逆らえなくして生かしておいた方が良かった気がします。奴は水が乏しい状況で原料の塩抜きをして肥料として使える状態に加工して使う世紀末農法を軌道に乗せるとか技術面では超優秀な人物だった。原料のまま撒いても体内の塩分が塩害の元になり不毛の大地に変えるだけらしいです。

コウケツが有能なのは本当にその通りで、亡きあとはバルガが後を引き継ぐような形になってましたが、元々不器用すぎて一族まとめて死にかけてたような男が、あの規模の農園を維持できるとは思えないっすよねえ。
今更ながらアニメのユダ編の次回予告でケンシロウが消えよ死兆星って言ってましたけど、あれってずっとレイの死兆星の事だと思ってたんですけどよくよく考えると展開的にマミヤの死兆星の方だったのかな?

