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北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王
ストーリー キャラクター 流派・奥義 アニメ版 小説版




ストーリー紹介(5)

トキ編



 行方不明となっていたトキの行方を突き止めたものの、その処遇を決めかねるソウガ達。その様子を見て名乗り出たのは、副軍師のウサであった。トキを連行しろ。逆らうならその場で処刑せよ。ウサがそう命じたのは、トキに恨みを抱く男・アミバであった。


 トキは、己の拳に空しさを感じていた。自らの北斗神拳で蘇った奇跡の村。だがその安らぎは、訪れた野盗達によって全て奪われた。そしてトキが気がついたとき、人々のために使うと決めたその拳は、盗賊達の命を奪っていたのだった。自分は北斗神拳をどう使えばいいのか―――トキは、その答えを見つけられないでいた。


 その時、トキのもとへアミバの一団が訪れた。かつてアミバがトキに受けた屈辱―――自らの秘孔を否定された挙句、圧倒的な格の違いを見せ付けられた日の出来事を、アミバは忘れてはいなかった。故に彼は拳王軍に入り、トキに復讐する日を夢見ていたのであった。自らの編み出した北蛇鍼拳にて、トキの身体に秘孔を突き入れるアミバ。だがトキに言わせると、それらは全て存在しない秘孔であった。逆に北斗有情拳を受けたアミバは、トキの情によて命を救われ、以前よりも惨めな敗北を喫する結果となったのであった。


 その様子を見ていたウサは、トキの甘さを指摘した。かつてトキのもとへ訪れていた患者達が、誰も来なくなった理由。それは、アミバがトキの名を騙り、一帯の病人達を殺しまわっていたからであった。そんな男までをも助けるとは、なんという慈悲深さよ。そういって嘲笑うウサ達に、怒りを滾らせるトキ。だがその時、一堂の前にラオウが姿を現した。


 覇道に力を貸せ。断れば殺す―――。そう二者択一を迫るラオウに対し、トキは言った。力による支配は、いずれ力によって滅ぼされる。愛を知らない貴方には、北斗神拳究極奥義、無想転生を会得することはできない、と。そのトキの返事を受け、全身に闘気を漲らせるラオウ。だが、トキはラオウと闘うつもりは一切なかった。病に犯され、医療の道を閉ざされたトキにとって、死を目前に兄と闘うことなど虚しい事であった。もはやトキとケンシロウが会う事は無い。そう言ってラオウは、トキを殺さず、カサンドラに幽閉するよう命じた。だがソウガは、予感していた。いずれ三人が血で血を争う宿命に導かれる事を・・・





・副軍師のウサはソウガがスカウトした。頭は切れるとのこと。
→ソウガ自身がそんなに軍師として有能じゃないからな・・・ウサも切れると言ってもどんなもんやら。しかし副軍師ってシゴトなにすんだろう。
・ アミバ、ウサに命じられてトキの偵察へ。自らトキの偵察隊を買って出る。
→アミバファン的にはどうなんだろうね・・・グフィフィでもぽえ〜な人が上司って。
・ アミバ、トキを処刑するという名目で戦いを挑む。北陀鍼拳でいいかげんな秘孔を突くが効果なし。かわりに北斗有情拳を喰らうが、命乞いをして助けてもらう。
→みじめすぎる・・・アミバみじめすぎる・・・。あとどうでもいいけど、小説版によると、有情拳を突かれたアミバの脳内には美女達に囲まれた酒池肉林の至福の情景が浮かんでいたらしい。きっとそのひとの欲望が脳内で現実化するんだろう。欲・・・浅いな・・・。
・ 奇跡の村の事件に関しては、作品によってかなり違いがある。
[トキが村を空けた期間]
 天の覇王:半日(山菜取り) 原作:数日間(薬を取りに)
[野盗を蹴散らした人]
 天の覇王:トキ本人 トキ外伝:アミバ 原作:不明
[アミバとトキが出会った村]
 天の覇王:奇跡の村とは別の村  原作:奇跡の村?
[アミバがトキの名を騙りはじめた時期]
 天の覇王:トキ捕まる前 原作:不明
[ラオウとトキ対面時]
 天の覇王:トキ黙って捕まる  トキ外伝:ラオウと戦う
→きっとトキの行方をケンに知られないため、奇跡の村の情報は閉口令がしかれたんだろうね。だから後世にも精確な情報がのこってなかったため、いろんな情報が錯綜することになったのだろう。


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