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北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王
ストーリー キャラクター 流派・奥義 アニメ版 小説版




ストーリー紹介(4)

カサンドラ編



 修羅の国からソウガとレイナが渡ってきてから、早くも一年の時が経とうとしていた。ラオウとソウガは、全ての始まりとなった一年前の"あの日"の事を思い出していた。


 一年前―――。覇道を歩みだした三人が求めるのは、拠点となるべき城であった。自慢の足を活かし、荒野へと出たソウガは、十年前に龍帝アモンによって作られたという要塞都市、カサンドラに目をつける。だがラオウ達が訪れた時、既にそこに龍帝軍の姿は無かった。老いた龍帝アモンは天下平定の夢を忘れ、現状に満足し、我が身を守るために塔へと篭ってしまっていた。そして塔に近づく者全てを罠にかけ殺すアモンに絶望し、部下達は皆このカサンドラから去っていたのだった。唯一残ったという元軍隊長の男は、訪れたラオウ達に引き返すよう忠告する。しかし、一撃で城壁を破壊したそのラオウの拳を見た男は、アモンへの伝言を伝えてほしいと言って来た。あなたの息子ゼノスは、あなたの作った罠で死んだ―――と。


 今まで何人たりとも近づけなかったというカサンドラの罠。それらを悉くクリアし、ラオウ達は遂に龍帝アモンの居室へと辿り着いた。外にいた軍隊長の男と瓜二つのその顔は、彼等が兄弟である事を意味していた。衰えた拳がラオウに通じるはずもなく、気合一閃で壁にまで吹き飛ばされるアモン。不落の城に頼り守りに入ったとき、既に彼の野望終わっていたのだった。息子ゼノスの死や、兵達に既に見放されていた事も知らされたアモンは、己の歩んだ道を悔いながら、自らの罠によって瓦礫の下敷きとなったのだった。


 最後に起動した罠により、カサンドラの塔は崩れ去ろうとしていた。退路を断たんとするように、巨大な壁が部屋の出口へと降りる。しかしその時、壁が落ちるよりも一瞬早く、ソウガが床との間に足を滑り込ませた。ソウガにとって、ラオウと共に歩む覇道達成のためには、足の一本くらい惜しく無かったのだった。強敵の心を無駄にせんと、渾身の力で壁を持ち上げたラオウは、間一髪塔から脱出することに成功したのだった。


 カサンドラを好きに使ってくれ。そう言ってきたアモンの弟に対し、ラオウは答えた。アモンが道を踏み外したこの街は、覇道を目指すラオウには不要―――。こうしてカサンドラは、ラオウの覇行の戒めの街として、牢獄として造り替えられたのであった。




・ソウガ達が修羅の国から渡ってきてから、トキの所在が明らかになるまでが約一年
→タイムテーブル的にみると、ケンさんがシンにリベンジするまでにはまだ結構期間あるんだよな。七つの傷をつけられたのがその一年前。だとすると、拳王様が覇道を開始したのは、それよりもだいぶ前ということになる。つまり、リュウケンが死んだあともケンさんとユリアはなかなか旅立とうとしてなかったらしい。なにしてたんだろ。伝承者だけに伝えられる奥義の修得とか?
・ソウガ、覇道の拠点となる城を捜索。結果、カサンドラに目をつける。
→そいや劇場版北斗とか、激打とかでは、カサンドラが拳王様の居城になってんだよなあ。歴史がすこし違ってたらそういう可能性もあったのかもしれない。
・カサンドラがあるのは関東の西。小高い丘に囲まれた盆地。約10数年前に、龍帝アモンが建てた要塞都市。
→埼玉とか群馬とか・・・そのへんになるのか。しかし十数年前て。まだ核で世界ほろびてないですやん。その時代から要塞都市とな!?
・カサンドラの中には敵の侵入を阻む幾重もの罠がしかけられており、中央の塔に辿り着けても、中に入って出てこれたものはいない。
→改装大変だっただろうなあ・・・・。龍帝軍の面々はあるていど知ってたからうまいことやったのかな。
・カサンドラの扉を開けたり乗り越えたりすると、街中の罠が作動する。ラオウ、壁を破壊してそれを回避。
→ケンさんがリュウガの城入ってったときもそんな感じだったよね。あれも罠回避か?
・アモン、既に兵達が去っており、更に息子ゼノスが己の作った罠で死んでいた事を知らされる。
→ちょっとドジなゼノスさんですが、携帯小説版ではもうすこし格好いいです。
・アモンが塔に仕掛けた爆薬により、中央塔は崩壊
→崩壊したってことはトキが捕らえられてたのとは別物なのかな?
・ソウガ、逃げ道をふさぐ壁が降りる寸前に足を滑り込ませる。結果ソウガ義足に。
→泰山旋風脚の使い手なんだから、手のほうがよかったんじゃ・・・
・ラオウ、龍帝軍の残党を使い、カサンドラを牢獄に造りかえる。
→このまま龍帝軍の面々はカサンドラの兵になったのかね?だからカサンドラの兵士達は拳王様への忠誠心が薄かったのかも。


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