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北斗有情拳
ほくとうじょうけん



流派: 北斗神拳
使用: トキ(対 拳王親衛隊)
 …原作(60話) アニメ版(42話)

トキ(対 コマクの部隊)
 …アニメ版(54話)
トキ(対 聖帝軍)
 …アニメ版(66話)

トキ(対 アミバ)
 …ラオウ外伝
トキ(対 奇跡の村を襲う盗賊)
 …トキ外伝
トキ(対 ZEEDのメンバー)
 …トキ外伝
霞拳志郎
 …蒼天リジェネシス(アニメ15話)

登場: 北斗の拳/アニメ版/トキ伝/ラオウ外伝/トキ外伝/
蒼天リジェ(アニメ)北斗の拳3/北斗の拳4/北斗の拳5/
SEGAMark3/激打3/PS版/ONLINE/北斗無双


 相手に痛みを感じさせず、安らかな死を与えるという北斗神拳の奥義。拳を浴びたものは、手足が逆の方向に曲がるなど体に異常が起き始めるが、痛みを感じる事はなく、むしろ天国のような快感に包まれながら爆死する。北斗の次兄・トキの代名詞呼べる技であり、自らに刃を振り下ろしてきた拳王親衛隊の二人を、死ぬ間際に天国を体感させながら爆死させた。

 トキがこの奥義を初めて使用したとき、これを「北斗有情拳」と口にしているのに対し、ケンシロウは「北斗有情破顔拳」と呼んでいる。単にトキが略して言っただけで同じ奥義であるという可能性もあるが、「北斗有情断迅拳」や「北斗有情猛翔破」といった他の有情拳からの派生技が存在している事を考えると、、北斗有情破顔拳もこれらと同様、「北斗有情拳」というカテゴリに属する技の一つではないかと考えられる。尚、北斗有情破顔拳の際にトキは秘孔 牽正を突いているが、上記の理由から、全ての有情拳がこの秘孔を狙うものであるかは定かではない。



(以下は、「北斗有情拳」として登場したもののみを紹介する)

 TVアニメ版では、コマクの部下の男に対して使用。トキに腕を持たれた男は、徐々に身体が捻れていき、天国を感じながら死亡した。

 『トキ外伝 銀の聖者』では、有情拳とは、悪人を殺すことに罪を感じるトキが、せめて死ぬ間際に天国を感じさせることでそれを償わんとする「贖罪の拳」であるという設定が追加。奇跡の村を襲う盗賊や、ZEEDのメンバー拳王侵攻隊等に使用した。全て額の秘孔を指で突くような形で使用している。

 『ラオウ外伝 天の覇王』では、トキがアミバに対して使用。天国を感じさせるが、アミバが生を懇願してきたため、効果を解除して一週間の眠りにつかせた。「静かに死に至る」と口にしているので、爆死する効果は無かったと思われる。
 この時の有情拳は、相手の顔前の手をかざし、そこから気を発するような形で使用されているが、このタイプは後に北斗無双北斗の拳ONLINEなどでも使用されている。

 『ラオウ外伝(小説版)』では、有情拳はトキがリュウケンの下を去った後に作り上げた奥義であり、北斗神拳1800年の中でも、死の痛みを和らげる秘孔を実現させたのはトキだけという旨の内容が記されている。またそのメカニズムは、脳内にその者の願望を映す事で快感を感じさせているとされており、アミバの場合は、美女達に囲まれた酒池肉林の情景が映し出されていた。尚、漫画版ような気を放つタイプではなく、額の秘孔をついて使用するタイプになっている。

 『蒼天の拳REGENESIS(アニメ版)』では、コール参謀が臨床実験によって生み出した人間兵器たちに対して霞拳志郎が使用。醒鋭孔による激痛で正気を取り戻した者達が死を懇願してきたため、拳志郎が彼らに安らかな死を与えるために使用した。額の秘孔を突く形で使用している。

 『北斗の拳4-七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ-』では、主人公である次世代の北斗神拳伝承者も使用することが可能。




有情拳は北斗神拳の中でもかなり特殊な存在であり、どちらかというと北斗神拳から派生した流派と言ったほうが正しいのではないかと思う。言うなれば、北斗三家拳と似たポジションだ。そしてそこから更に派生したのが有情破顔拳や有情断迅拳、有情猛翔破などといった有情を冠する奥義なのではないかと思う。

ちなみに現在確認されている有情拳は以下。
  ・北斗有情破顔拳
  ・北斗有情断迅拳
  ・北斗有情猛翔破
  ・有情天鳳
  ・北斗有情鴻翔波
  ・有情天破活殺