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暗琉天破
あんりゅうてんは



流派: 北斗琉拳
使用: ・ジュウケイ(対 リュウケンの弟子)
 …原作(182話) アニメ版(136話)
・カイオウ(対 ケンシロウ)
 …原作(183、184話) アニメ版(135、136話)
・カイオウ(対 ケンシロウ)
 …原作(208話) アニメ版(151話)
・ヒョウ(対 黒夜叉)
 …原作(192、193話) アニメ版(143話)
・ヒョウ(対 ケンシロウ)
 …原作(193話) アニメ版(143話)
登場: 北斗の拳/アニメ版/北斗の拳3/北斗の拳6/激打3/
パンチマニア/メガドライブ/セガサターン版/リバイブ



 魔界に到達した北斗琉拳の拳士だけが使える奥義。圧倒的な魔闘気の流れの生む一瞬の無重力空間により、相手に位置を見失わせるという技。喰らった者は地が無いような感覚に陥り、身動きが取れなくなる。

 カイオウに初めてこの奥義を喰らったケンシロウは、続けざまに放たれた暗琉霏破を無防備に喰らい、更には究極奥義であった無想転生も破られる事となった。しかしこの時の敗北を糧に攻略法を編み出したケンシロウは、後のヒョウとの戦いにおいて、無重力の中で回転することで生まれる遠心力により、自らの位置を確保するという方法で破ってみせた。

 またこの奥義には、及ぶ囲が狭いという弱点もあり、黒夜叉はその間合い外の空間を乱れ飛ぶことで回避している。

 かつてはジュウケイも魔界に入ってこの奥義を会得し、リュウケンの弟子の男に対して使用している。

 『北斗の拳(セガサターン版)』では、魔道琉拳ホシムも使うことが出来る。






 間違いなく北斗琉拳(魔界ver)の強さの象徴とも言える奥義だ。大概の相手ならこれと暗琉霏破のコンボでほぼ勝負は決着するであろう。この暗琉天破の性質を相手が知っていない時点で勝負は決しているのだ。
 元斗皇拳が闘気の質を変えることにより蒸発や凍結を可能としているのに対し、北斗琉拳の魔闘気は無重力状態を生み出す。アニメ版のジュウケイが座禅したまま浮いてみたり、水の上を歩いていたのも、これの応用であろう。また、ハン戦において大岩が宙をブンブン舞ったのもこれの影響なのかもしれない。ハンは魔界には入ってはいないが北斗琉拳に魂を狂わせたという点では魔道に踏み込んでいる事は間違いなく、既にその闘気は魔闘気へ変化しかけていたとしてもおかしくは無い。それがケンの闘気と混同する事によって、不完全な亜魔闘気であるにもかかわらず、無重力を生み出すという効果を生んだのかもしれない。
 しかし魔闘気が無重力を生むなら、その魔闘気を発し続けている本人は常に無重力の中に居る事になるのではないか。カイオウの鎧の中なんて濃縮された魔闘気で満たされているので尚更だ。しかし彼等は北斗琉拳の使い手。闘気を操るにおいては北斗神拳を遥かに凌駕する者達ゆえ、私の考えているような心配など無用の事なのかもしれない。フグが自らの毒で死なぬよう、彼等もまた自らの魔闘気でも浮くことなく扱う技術を備えているのだろう。しかし、昔のジュウケイに関してはそれが出来ていなかった可能性がある。リュウケンの言う「魔闘気を使いこなせずにいる」というのは、そういう事だったのではないだろうか。つまりまだ自らの魔闘気の中でフワフワしており、動きが緩慢だったが故に、首の後ろを突かれるという行為をあっさりと許してしまったのかもしれない。