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飛翔白麗
ひしょうはくれい



流派: 南斗水鳥拳
使用: ・レイ (対 ユダ)
 …北斗の拳(81話) アニメ版(56話)
・レイ (対 ロフウ)
 …レイ外伝
・レイ (対 カレン)
 …レイ外伝読みきり版
登場: 北斗の拳(81話)/アニメ版(56話)/レイ外伝/
レイ外伝(読みきり版)/トキ外伝/北斗の拳3/
北斗の拳4/北斗の拳5/北斗の拳7/激打3/
パンチマニア/セガサターン版/PS版/ONLINE/
北斗無双/真北斗無双/北斗が如く/審判の双蒼星/
リバイブ/ぱちんこ北斗


 宙へと舞い上がり、相手の両肩に向けて渾身の手刀を振り下ろすという奥義。喰らった者は肩から胸にかけて深々と切り裂かれる。
 レイユダとの闘いの決着に使用。水攻めによって下半身の動きを封じられたレイは、水面に手をついて舞い上がるという方法で宙へと飛び上がり、その宙を舞う美しい姿に心奪われてしまったユダは、ただ無防備に斬撃をその身に受けることになった。

 『レイ外伝 蒼黒の餓狼』では、「天才と言われたリンレイですら使いこなせなかった、南斗水鳥拳の究極奥義」という設定が追加されている。 ロフウ断己相殺拳を跳躍で回避し、そのまま肩口を切り裂いて決着をつけた。原作では水面に手をついて飛翔していたが、この作品ではそれを超える"中空に手をついて舞い上がる"という、二段ジャンプを披露している。なぜか読みが「ひしょうびゃくれい」になっている。

 『レイ外伝 -華麗なる復讐者-(読みきり版)』では、拳王侵攻隊のカレンとの戦いで使用。かつての妹分の命を絶つという非情な結末であったが、死ぬ間際にラオウ秘孔縛から解放させるという効果をもたらした。
 尚、ロフウもカレンも、ユダ同様にその美しさに心奪われ、その隙に拳を喰らっていた。

 『北斗が如く』では、コロセウムでのケンシロウとの闘いで使用。ケンシロウの跳び蹴りと打ち合いになり、プレイヤーのQTEによって結果が変動。技が決まった際はケンシロウの両肩に深い傷を与え、大ダメージを負う。


 『北斗の拳(セガサターン版)』に登場するザキ『北斗の拳4-七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ-』に登場するルギーも使用できる。




 その技の形状からモンゴリアンチョップなどと揶揄されてしまう技。確かに美しさを前面に押し出した南斗水鳥拳の最後の技としては少々微妙である(跳躍時は除く)。また、上空からゆっくり落ちてくるダブルチョップなど、そうそう決まるものではない。ユダが被弾したのも、レイに目を奪われていたことと、己が仕込んだ水の罠によって移動が封じられていたからこそだ。本来なら決まるほうが珍しい・・・・ような気がするのだが、レイ外伝ではロフウもカレンもユダ同様にその美しさに目を奪われて拳を喰らっていた。そんなにか。そんなに美しいのか。催眠効果でも備えているのか。
 しかしその威力の高さは疑いようが無いだろう。基本的に指先で切るのを主としている水鳥拳において、この「手刀を直接ぶつける」というのは破壊力においてダントツに高いはず。あの場面、おそらくレイは一撃で決めてしまわねば負けていただろう。レイにしてもこの技を出したのはイチかバチかの賭けだったのかもしれない。しかしユダは喰らってしまった。「衰えたな・・・ユダ」という台詞は、ユダがこの技をかわせなかったからこそ漏れた言葉なのか。