北斗仙気雷弾
ほくとせんきらいだん
流派: |
北斗神拳 |
使用: |
・リュウケン(対 ジュウケイ)
…北斗の拳(182話)アニメ版(135話)
・霞拳志郎(対 シメオン)
…蒼天リジェ(アニメ18話)
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登場: |
北斗の拳/TVアニメ版/蒼天リジェ(アニメ)/
セガサターン版/パチスロ蒼天/リバイブ |
空中で多重に分身し襲い掛かる
北斗神拳奥義。敵に的を絞らせないことで、必殺の
秘孔を突きやすくする効果を持つ。かつて
リュウケンが、
魔界に踏み入れた
ジュウケイに対して使用し、首の裏の秘孔を突く事によって正気を取り戻させた。だがジュウケイの攻撃を完全にかわしきることができず、リュウケンも胸に大きな傷を負っている。
TVアニメ版では、分身した後に跳躍し、無数の蹴りを叩き込んだ後、最後に相手を蹴り上げ、落下してきたジュウケイに秘孔を突く、という奥義になっていた。
『蒼天の拳REGENESIS(アニメ版)』では、
霞拳志郎が、
シメオンの
天斗竜櫃開螺に対抗する形で使用。上空で複数の分身を作り、それをシメオンの分身に当てて各個撃破し、最後に本物を渾身の一撃で吹っ飛ばした。
『北斗の拳(セガサターン版)』では、
北斗琉拳(
魔道琉拳)の伝承者である
ホシムの技として登場。分身して敵の攻撃を回避するという奥義になっていた。
魔界に足を踏み入れた北斗琉拳の拳士の強さは、カイオウに惨敗したケンシロウの姿を見ても解る通り。そんな相手をたったの一撃で黙らせたというのは相当な強さだ。もしかするとこの奥義は対北斗琉拳を想定して編み出された奥義なのかもしれない。カイオウほどではないにしろ、暗琉天破を会得した北斗琉拳の拳士は歴代にも数人はいたはずだ。なのに北斗神拳が史上一度も北斗琉拳に敗北しなかったのは、この秘拳の存在があったからなのかもしれない。
原作でのこの拳は、秘孔を突くために分身して敵に焦点を絞らせなくするような感じの奥義であった。しかしアニメにおいては、相手をボッコボコにして宙へと蹴り上げるという、秘孔を突くのは二の次のような印象の奥義となっている。原作とアニメとでこれほど変更がなされた奥義はないだろう。魔闘気のまえにアップアップだったケンとは違い、どちらも魔界に入ったジュウケイを圧倒しているという点で、強い奥義であることには変わりは無い。しかし、ジュウケイを正気の戻すという目的に合わせたような奥義という意味で、原作の描かれ方のほうが個人的には好ましい。
そういえばリュウケンが使ったもう一つの技、七星点心もまた分身技であった。彼は歴代の北斗神拳の中でも最も分身に長けた伝承者だったのかもしれない。