インチキ司祭
登場:第14、42話
肩書:司祭
CV:田中総一郎(アニメ)
長嶝高士(ぱちんこ)
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黄西飛が通っている
教会の司祭。黄西飛から懺悔を受けるたび、いいかげんな理由をつけて寄付金を要求。それと引き換えに、神が人殺しをも許したかのような答えを返す事で、黄の機嫌をとっている。
恒例の黄の懺悔を受けた後、見知らぬ男から同様に人殺しの懺悔を受け、
溥儀の短剣を寄付として受け取ることで罪は許されたと宣告。しかしその相手である
拳志郎にペテン野郎として腕を掴まれ、自白の秘孔である
秘孔上顎を突かれて黄の懺悔の中身を吐かされた。
黄西飛の死後、金ヅルを失った事で暇を過ごしていたが、
青幇のボス・
潘光琳が懺悔に来たのを知り歓喜。例の如く、
紅華会を殲滅するとの懺悔を金で許すが、過去に青幇の者達の懺悔を紅華会に密告していたことを知られており、格子戸越しに銃で殺された。
序盤に登場した脇役の中では一番イイキャラしてた人。最初の出番だけでも面白かったのに、まさかの再登場してキッチリ殺されるところまでやった辺りが好評価に繋がっている。しかし閻王に襲撃されて、紅華会の情報も全部吐かされてヤベー状態なのに、懲りずにまだ続けてるっていうのが凄いよね。しかもナムアミダブツとかってお祈りまで雑になってるし。ええキャラやわー。
彼が潘に殺された理由は、青幇の者たちの懺悔内容を黄西飛にリークしていたかららしい。ということは、青幇にもまた翌日の作戦をこの懺悔室で告白してイエス様の了承を得ようとしていた者達がいるということだ。発想が黄西飛と同じという時点で中々の馬鹿野郎だし、情報が漏れて死んだのも自業自得だと思うのだが。むしろその時点では青幇のほうが勢力強かったんだから、紅華会より多くの金を積んで司祭を取り込んでおかなかったのが悪い。それを行った潘の責任でもある。翁洪元の言っていたとおり、やはり潘は黒社会で生きていくには甘すぎるのかもしれない。
しかし・・・こういう懺悔室で話を聞く神父さんとかって、漫画や映画とかじゃ8割以上が悪人として描かれている気がするなあ。そろそろカトリック側から何か行動を起こしたほうがええんと違うか。まあ、イエス様は寛大な心でお赦しになられるかもしれんけど。