ブルグ
登場:TVアニメ版(43話)
肩書:拳王決死隊隊長
戦法:日本刀
CV:藤井つとむ |
拳王決死隊の隊長。
TVアニメ版オリジナルキャラクター。
ケンシロウ達が
トキを救出したタイミングで
カサンドラに登場。部下達が
監獄塔の中でケン達と戦っている間に、仕掛けを発動させ、大岩で出口を塞ごうと画策。しかし
ライガ・フウガによって岩を支えられてしまい、刀で2人を切り刻んだものの、絶命させても岩を落とさせることはできなかった。
その後、誰一人カサンドラから出すまいと、部隊を率いてケン達を襲撃。しかしケン、
レイ、
マミヤ、更には
カサンドラ兵や
囚人をも加えた大群を相手を前に隊は全滅。自らはケンシロウとの一対一に臨むが、自慢の剣術は通用せず、連続拳によって
起き上がれなくなる秘孔を突かれ敗北。最後はライガ、フウガの親友・
タカに刀を突き立てられて死亡した。
「やらねば俺達が(拳王に)殺される」という台詞だけを見ると、恐怖によって無理矢理拳王に従わされているように思える。だが、それは間違いだ。彼ら拳王決死隊の拳王への忠義心は厚い。
その根拠となっているのは、ブルグがライガ達に岩を落としたシーン。あれはケンシロウ達を崩壊する塔内に閉じ込めるための作戦であったが、よく見ると、ブルグもまだ塔内に残ったままになっている。もしライガ達が岩を支えなければ、ブルグ自身も塔内に閉じ込められ、死んでいたのだ。もしブルグが、自らの命を惜しんで拳王に従っていたとするなら、この行動はおかしい。それつまり、彼らがいつでも拳王のために命を投げ出せる、「決死隊」の名に偽りなき者達であることの証なのである。