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羅龍盤
らりゅうばん




 かつて霞拳志郎が密教占星術を極めたという道士から渡された金属盤。選ぶべき道に迷った時、これを放ると、是なら表が、非なら裏が出ると言われている。描写を見る限りでは、直径5〜6センチほどの円盤で、表には龍が正面を向いた装飾が、裏には龍が背を向けた装飾が施されている。

 潘光琳の救出か、楊美玉の護衛かで迷った際に初めて使用。この時は表が出て、潘の救出へと赴き、結果的にこの選択によって双方ともの命が救われた。
 記憶を失った玉玲記憶復活の秘孔を突くか否かで迷った時には、拳志郎が放る前に既に裏が出ており、これも結果的に功を奏している。
 ジュウケイ(幼少期)飛燕の教会に訪れた際には、拳志郎のポケットから転がり落ち、これのおかげでジュウケイが自害しようとしている事に気付く事が出来た。後に拳志郎はジュウケイに羅龍盤を託している。
 天授の儀の直前には、拳志郎に羅龍盤を渡した道士本人が現れ、ジュウケイに渡したはずの羅龍盤を取り出し、運命の旅を行くかどうかの是非を問おうとした。しかし落ちる前に拳志郎によってキャッチされたため、目無しに終わっている。