TOP


北斗の拳 レイ外伝 蒼黒の餓狼
ストーリー キャラクター 流派・奥義




ストーリー紹介(5)
UD軍編


 リマの登場に沸き起こったのは、用心棒達からの非難の声であった。リマ不在の間、用心棒達の指揮を執ってくれていたザンを、あろうことか不意打ちで殴りつけたそのリマの行動に怒りを覚えたのである。だがそんな彼らに対し、リマの側近であるランはこう言い放った。ザンはこの街の支配を狙う軍閥と内通している裏切り者だ―――と。そしてその軍閥は、もう街のすぐ傍にまで迫って来ていた。彼らの名はUD軍。あの南斗紅鶴拳のユダ率いる、1000人からなる大軍団であった。

 ユダ軍の襲撃に備え、一斉に門の防備に走る街人達。だがそんな中、リマはレイへと戦いを申し込んで来た。先ほどのザンとの戦いで見せたレイの強さに、リマは格闘家としての血を抑えきれなくなっていたのである。ユウを手込めにしようとする事でレイの敵意を買うというふざけた性格を持つリマであったが、その強さは本物であった。水鳥拳の斬撃を悉く躱すスピード。ガードの上から骨を砕く拳の破壊力。人間を超越したその身体能力は、彼が使うただの我流拳を、驚異の殺人拳へと変貌させていた。だがリマの脅威はそれだけではなかった。致命傷となるほどに深く切り込まれた傷を、リマは戦いの中で完全に塞いでしまったのである。ヒトが造りし、ヒトを模した怪物―――。ランは、自らの主をそう評した。

 あの忌まわしき最終決戦の前・・・。紛争が相次ぐ世界では、各国で新たな兵器の開発が行われていた。そんな中、某国では、人間そのものを兵器と化すという人体実験が行われていた。薬物投与、人体機械化、遺伝子操作・・・。様々な実験の果てに生み出された最高傑作”怪物(フェノメーノ)”。それが人間兵器、リマの正体であった。

 自らの身体を貫かせる事で動きを封じ、強烈な一撃を叩き込む。そんな常識ではあり得ないリマの攻撃の前に、劣勢に追い込まれてゆくレイ。だがそのとき、城壁を破って一人の男が姿を現した。仮面で顔を半分隠してはいたが、それは紛れもなく、レイの師ロフウの姿に間違いはなかった。だが、ロフウに因縁があるのはリマも同じであった。かつてリマはロフウに闘いを挑み、惨敗を喫していたのである。リマの背に刻まれたその時の傷跡・・・。それはまさに、あのエバを死に至らしめた南斗水鳥拳の傷口と同じものであった。エバを殺したのは貴方か。そのレイの問いに対し、ロフウは臆面もなく回答した。「左様」と。

 一触即発の空気が三人を包み込む。だがそんな彼らの下へ、緊急の報せが入れられた。捕えていたザンが逃亡し、ユダのために城門を開け放ったというのである。ザンからの狼煙を合図に、一気にアスガルズルへと向けて進軍を開始するUD軍。だがその行く手を阻んだのは、この街の"支配者"であるロフウであった。千人対一人。無謀な闘いを挑んできたロフウに、UD軍から嘲笑が沸き起こる。しかしその笑いは、すぐに悲鳴へと変わった。一振りで数十人の身体を分断する、圧倒的なロフウの剛拳―――。数刻後、戦場には千人の死骸の山だけが残されていた。完全に戦意を喪失したユダに対し、ロフウは言った。サウザーに伝えよ。近くこのワシが南斗の頂点に立つ―――と。レイにとって、かつての師であるその男は、今やこの世の覇権を目指す一人の狂人へと変わり果てていた。




・ザンはユダと内通し、アスガルズルを乗っ取ろうと考えていた。
UD軍はアレか?幹部はへんなヒゲ生やさないとだめなのか?
・リマ、獣の身体能力から生み出されるパンチで、ガードしたレイの左腕の骨をイワす。
「ボキッ ゴキン」って擬音鳴ってるし、これ絶対折れてるだろ。でもこのあと、その腕で無外絶影掌繰り出してリマの身体貫いてんだよな。
・レイ、腕にダメージが残っているため、シュウの背転脚でリマに攻撃
既に一度フリーダに対して使用しており、後にロフウ戦でも使用する。万能やのう・・・シュウの技の中で一番万能なんじゃなかろうか。
・リマは、人間を兵器と化す実験の果てに生みだされた『怪物(フェノメーノ)』。筋力、瞬発力、持久力、回復力、すべてが常人をはるかに凌駕する最高傑作。
映ってるよ!研究室にデビルリバースが!巨大ロボみたいな感じで!放射能で巨大化とかいう説もあったけど、実は人間兵器だったのね。もしやあのペンダントのマザーは、デビルを作った科学者だったりして?「マザー」って名も、人間兵器の生みの親としてのコードネームぽくない?
・リマ、ロフウの闘気でふっとばされる。
レイさん、「あれは闘気」って御高説たれてらっしゃいますが、おんなじことを拳王様にされてどえらく狼狽してはりましたよね。師匠のとは格が違いすぎたんだろうか。
・ユダ直属の親衛隊、美勇団登場。エクストラファイナルファイブアタックを放つも、ロフウの一撃で全滅。
モデルはウィッシュの人かな?北川さんと結婚した・・・
・ユダの精鋭軍1000名、ロフウ一人の前に全滅。ユダ、闘わずして死を覚悟する。
こんだけの力の差を見せ付けられたロフウに、後々レイは勝利するわけだが拳王様はそんなレイを指一本で倒しちゃうんだよな。で、ケンはその拳王様と引き分けてるのに、ユダはケンの拳を一度見たからという理由で勝てる気まんまんだったよな・・・・一回ちゃんと紙に不等号を書いてみて、冷静になったほうがいいと思う。


≪(4)処刑編へ  (6)B・B編へ≫