ストーリー | キャラクター | 流派・奥義 |
リマの登場に沸き起こったのは、用心棒達からの非難の声であった。リマ不在の間、用心棒達の指揮を執ってくれていたザンを、あろうことか不意打ちで殴りつけたそのリマの行動に怒りを覚えたのである。だがそんな彼らに対し、リマの側近であるランはこう言い放った。ザンはこの街の支配を狙う軍閥と内通している裏切り者だ―――と。そしてその軍閥は、もう街のすぐ傍にまで迫って来ていた。彼らの名はUD軍。あの南斗紅鶴拳のユダ率いる、1000人からなる大軍団であった。 ![]() あの忌まわしき最終決戦の前・・・。紛争が相次ぐ世界では、各国で新たな兵器の開発が行われていた。そんな中、某国では、人間そのものを兵器と化すという人体実験が行われていた。薬物投与、人体機械化、遺伝子操作・・・。様々な実験の果てに生み出された最高傑作”怪物(フェノメーノ)”。それが人間兵器、リマの正体であった。 自らの身体を貫かせる事で動きを封じ、強烈な一撃を叩き込む。そんな常識ではあり得ないリマの攻撃の前に、劣勢に追い込まれてゆくレイ。だがそのとき、城壁を破って一人の男が姿を現した。仮面で顔を半分隠してはいたが、それは紛れもなく、レイの師ロフウの姿に間違いはなかった。だが、ロフウに因縁があるのはリマも同じであった。かつてリマはロフウに闘いを挑み、惨敗を喫していたのである。リマの背に刻まれたその時の傷跡・・・。それはまさに、あのエバを死に至らしめた南斗水鳥拳の傷口と同じものであった。エバを殺したのは貴方か。そのレイの問いに対し、ロフウは臆面もなく回答した。「左様」と。 ![]() |
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