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ミュウ



登場:原作(152〜161話) TVアニメ版(118〜124話)
   セガサターン版、真北斗無双
肩書:ファルコの恋人
CV:小口久仁子(TVアニメ版・セガサターン版)
   川名真知子(真北斗無双)

 ファルコの恋人。天帝が幽閉された場所を探るため、側室としてジャコウに付き添っている。

 ファルコがケンシロウと戦う直前、もし負けた時に中央帝都を爆破するという役目を己に任せて欲しいと名乗り出て、起爆装置を受け取った。しかしその企みをジャコウに知られ、サイヤと共に甚振られた挙句、起爆装置も奪われてしまう羽目に。その後、訪れたアインによって一旦は救われるも、落とし穴の罠にかかり、地下の作業場へと落下。だがその場所こそが天帝の幽閉されていた場所であり、捕らえられていた天帝ルイと遂に再会を果たした。

 帝都崩壊後、修羅の国へと渡るファルコを見送ったが、直後にファルコの子を宿していた事が発覚。元斗の伝書鳩を通じてファルコにその事を伝えた。


 TVアニメ版では、アインが埋葬される場にも参列。ファルコを見送った後には、北斗の軍のアジトへと訪れ、ファルコの渡航を伝えた。





 『北斗の拳4 -七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ-』 では、ファルコとの間に生まれた子、ミッシュが登場。元斗皇拳伝承者の座を狙うサガンの手から息子を守り、命を落とした。

 『北斗の拳(セガサターン版)』でも同様にミッシュを授かっているが、ジャコウの息子のバレビによってミッシュの記憶を消され、更にミッシュが記憶を取り戻したときの人質として自らも監禁されるというストーリーに変更。永い間牢に捕らわれていたが、ケンシロウによって解放され、バレビの悪行をミッシュに伝えた後、記憶を取り戻したミッシュと感動の再会を果たした。

 『パチスロ北斗の拳 新伝説創造』では、天帝の村にてビジャマに一目ぼれされ、猛アタックを受けるも、断固お断りするというエピソードが描かれた。そのことが原因で、ビジャマは彼女の恋人であるファルコに憎しみを抱き、拳王軍を天帝の村に誘導することとなった。その後もビジャマは、常にミュウの写真を懐に忍ばせるという愛執ぶりをみせている。
 数年後、ジャコウとビジャマの手によって一時的に拘束され、ジャコウはこれを「ミュウが拳王に捕えられた」とファルコに報告。その報せを信じてファルコが村を出た隙に、ルイはジャコウ達によって幽閉されることとなった。




 北斗ヒロイン達は全員美貌最強スタイル抜群とは言っても所詮は20台前半のガキ。ミュウ様こそが北斗を代表する大人の女、キングオブマダムである。マダムだというのにタイガの緑光飛弾の威力でよろめいたときにはパンチラまで披露。そのチラリズム精神までが大人を感じさせる。乳をおっぴろげる女戦士やガードの堅すぎる将等とは一味も二味も違う。まさにキングオブマダム。まあマダムマダム言ってるけど、私の勝手な印象でいっているだけで、何歳かはよくわからんのですが。

 天帝の居場所を探るためにミュウはジャコウにその身を捧げたらしいのだが、捧げたということは普通に考えればもう夜の伽をもさせられていると考えるのが普通である。ということはその体に宿った赤子がファルコの子供だとは断定できないんじゃないか、というのは昔からよく言われている。しかし原作から数年後の話を描いた「北斗の拳4 七星覇拳伝 〜北斗神拳の彼方へ〜」や、セガサターン版北斗の拳では、ミッシュなる遺児が登場し、その容姿を見れば一目でファルコのDNAの塊であることがわかる。どうやらいらぬ心配ではあったようだ。しかし、それは結果論であり、身ごもった時にファルコの子供だと判明した理由にはならない。
 私はジャコウの項で、ジャコウは昔は元斗皇拳の使い手で、元斗皇拳と北斗琉拳を融合させた魔拳、元斗琉拳の完成を目指したのだという説を説いている。その失敗により体内の闘気を全て放出して抜け殻となり、元斗皇拳をも使えなくなった、というものだ。もしこれが正しければ、闘気がカスカスにジャコウは不能者になった可能性も高い。それはつまり、ミュウにそういったことが出来ない体だということだ。ますます白光将軍ジャコウ説が真実味を帯びてきた・・・か?