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バルコム



登場:TVアニメ版(17〜21話)
肩書:KING軍大将軍
流派:泰山寺拳法
CV:加藤精三

 KING軍の大将軍。泰山流拳法の使い手。TVアニメ版オリジナルキャラクター。KINGの全軍団が召集された集会を取り仕切り、これまでの七つの傷の男の所業を説明。KINGに逆らうその愚か者を抹殺せよとの指令を下し、兵達を鼓舞した。

 ケンシロウトウダの戦艦に入ったのを機に、ジャイロヘリで出撃。戦艦を爆撃し、大破したことで、ケンシロウを倒したと確信した。
 その後、KINGのやりかたが気に入らないとして、生き残った幹部達を集めて謀反を画策。唯一異議を唱えたナリマンを抹殺した後、KING軍団のほぼ全員を率いてシンを襲撃した。しかし兵士達では全く相手にならなかったため、自ら戦うことに。泰山流拳法によって鍛え上げられた鋼鉄の肉体と、高速の拳を繰り出す妖鬼幻幽拳で若干苦戦させたものの、最期は南斗飛龍拳を喰らい、肉体を消滅させられた。




 KING軍の大将軍を務める男だが、実は拳王軍のスパイなんじゃないかな〜と思うんですよね。というのもですね、後にリハク達がユリアを引き取りに来た時、バルコムの反乱の影に拳王が関わっていると言ってるんですよ。つまりバルコムが反乱を起こした真の理由は、拳王軍の敵対勢力であるKING軍を内部崩壊させるためだったんじゃないかってことなんですよ。
 それにね、バルコムは泰山流の使い手なんですけど、泰山流といえばリュウガの泰山天狼拳やウイグルの泰山流双条鞭ですよね。ほら、どちらも拳王軍所属じゃないですか。それにアニメ版ではこの他にも、やたら拳王配下に泰山流の拳士がいるんですよ。これはもう言い逃れできないでしょ。

 ちなみに、彼がナリマンやシンと闘ったシーンは、北斗の拳が連載される前に描かれた「読み切り版 北斗の拳」その第2話にて描かれた、霞拳四郎vs金峰梅軒がモデルとなっている。