戦えばこそ男!
対決の門は遂に開かれた!
しぶといケンシロウを抹殺すべく、シンはKING軍全軍を召集した。武装バギー隊、塊し屋軍団、ブラックバード軍団・・・選ばれた精鋭部隊が、続々とサザンクロスへと訪れようとしていた。KING軍の大将軍、バルコム指揮のもと、決起集会が始まった。七つの傷の男・ケンシロウの今までの行動を追いながら、北斗神拳の凄絶さを伝えるバルコム。だが我々が立ち上がった今、七つの傷の男に安らぐ場所はない！バルコムがそう叫んだ瞬間、広間を埋め尽くす何万の兵は一斉に歓声を上げた・・・
ユリアへの着替えを運ぶ途中、たまたまサキはこの総会を目撃してしまった。その中で度々口にされる"七つの傷の男"に関心を持ちつつ、その場を去ろうとするサキ。だがその時、何者がサキの肩を掴んだ。会場の隅で不審な動きをしていたそのサキの姿を、ジョーカーが見つけたのだ。問いつめられたサキは、適当にはぐらかせてその場を去るが、ジョーカーは彼女が危険な存在になりつつあることを、既に感じ取っていた。
着替えをもってきたサキは、先程の総会の様子をユリアに伝えた。その話の中に出てきた"七つの傷の男"という言葉に、ユリア過敏に反応した。その噂の男が、自分の恋人ケンシロウである事を直感したのだ。ケンと自分の関係、七つの傷の惨劇、そして自分のために遮二無二走り続け、血にまみれた侵略を続けるシンの暴挙を、ユリアはサキに語ったのだった。その頃ケン達は、強烈な砂嵐の所為で足止めをくらっていた。未だ何の進展もないサザンクロス探索に、一行は苛立ちを覚えていた。
北斗神拳を闇に葬り去れ！ケンシロウを地獄に突き落とせ！そのバルコムの激と共に、総会は幕を閉じた。同時にそれは、ケンシロウとKING軍団の総力戦の幕開けを意味していた。
| [漫画版との違い] 総集編 それ以外は全部アニメオリジナル ●総集編詳細 ・ジード撃破シーン ・スペード撃破シーン ・クラブ撃破シーン ・ハート撃破シーン ・カーネル撃破シーン ・デビルリバース＆ジャッカル撃破シーン |
|
| 第16話へ≪ | ≫第18話へ |