
辿り着いた町でバットは、ハーモニカを吹きながらのダンスを披露していた。最初は面白そうに見物していた村人達だったが、此処から先は有料とバットが言い出すと、蜘蛛の子を散らすように四散。作戦の失敗に肩を落とすバットであったが、ただ一人、リンゴを渡してアンコールを要求してきた少年がいた。たった一人とはいえ、大切な客のためにダンスを再開しようとするバット。しかしその時、彼らの前にスネークと名乗る盗賊達が現れた。自分達の領地で勝手なことするそのバットに、不快感を示すスネーク。だが、彼らを止めたのは、先ほどのアンコールを求めてきた少年であった。そしてその少年は、スネーク一人一人に林檎を渡し、見事その場は収めてしまった。彼の名はセラ。セラがバットを助けた理由、それは、ハーモニカダンスの筒義が見たかったことに加え、リンが可愛かったからという理由であった。
その頃、スネークとスコルピオの両軍は、ある場所に呼び出されていた。そちらが呼び出したんだろう。互いにそう主張し、早速口論をはじめる両チーム。だがその時、その喧嘩を止めるかのように、ジョーカーが現れた。両軍を呼んだのはジョーカーであった。ジョーカーは、ケンを倒すために、この二チームに手を組ませようと考えたのだ。互いを忌み嫌う両軍は当然不快感を表すが、KINGの命令とあっては承諾せざるを得なかった。スネークのボス、ジャンクと、スコルピオのボス、バロン。協定の証として、とりあえずその場は握手をした二人であったが・・・
スコルピオがケンを抱え込んだと知り、怒り狂うジャンク。もはやジョーカーの命令は、彼らの憎しみの中に完全に消し去られてしまっていた。スネークの襲撃を機に、遂に大戦争が勃発させる二チーム。そんな中、バロンはケンにも参戦を促すが、ケンは全く動こうとはしなかった。最初からケンはスコルピオと手を組む気などなかったのだ。裏切り者(?)のケンを始末せんと、部下達と共にケンに襲い掛かるパロン。だが、部下達はアッサリと全滅させられ、自らの南斗風車斬も全く通用せずに敗北。肘を顔面へと叩き込まれ、ダウンしたバロンは・・・
うバロンの姿があった。先程のケンの攻撃を受けても、バロンはまだ絶命していなかったのだ。ヤケクソでケンに襲いかかるジャンクを見て、バロンもまた突撃。期せずしてのコンビプレイを発揮した2人であったが、ケンはそれを待っていたといわんばかりに、2人を同時に撃退した。北斗神拳奥義 繰筋自在拳。互いに相手の体を強く抱きしめあう秘孔を突かれた2人は、仲良く抱擁しながら爆死したのだった。| [漫画版との違い] ・アニメオリジナルストーリー |
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