| 登場：TVアニメ版（86話） 肩書：拳王先遣隊隊長 戦法：殺人ドライブ ＣＶ：田中康郎 |
拳王先遣隊の隊長。極度の車好きで、人の命よりも自分の車のほうがはるかに大事だと考えている。TVアニメ版にのみ登場。
荒野を気持ちよくドライブしていた時、バットのバギーに追い抜かされたことに激怒。その場は取り逃がすも、改めて部下を捜索に送り出し、突き止めたバギーを炎上させた。
その後、自らの治める村で殺人ドライブを愉しんでいたとき、再びケンシロウ一行が登場。車でひき殺そうとするが、ケンのパワーに車体を止められてしまい、部下達や壊し屋も敗北。相手があのケンシロウだと悟り、車で逃走したが、いつの間にかバットの手によって車の部品を何点か取り外されてしまっており、制御できないままビルに激突。爆発炎上した。
ドヘタクソなドライビングテクニックに、それを認めない理不尽性格など、なかなかいい味を出しているアニオリキャラ。だいたいあのガタイで車好きってだけで面白い。本人もあんなトラックみたいなのではなく、本当は曲線の美しいスマートな車に乗りたかったんじゃないかなぁ。あと、テンションが上がると口を突くオカマ口調も素敵だし、「殺せ」を「スクラップにしちめえ」と言っちゃう言葉のセンス。そして最後にトドメを刺されたのがケンシロウではなくバットというのもレアで良い。しかしよくよく考えてみると、バットのバギーを破壊したというのは、ケンシロウの足止めとしては中々の功績だ。南斗最後の将争奪戦において一番のMVPはこいつかも知れない。