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北斗の拳 ジュウザ外伝 彷徨の雲
ストーリー キャラクター 流派・奥義




ストーリー紹介(1)
助っ人編


核の炎によって、世界は滅びを迎えた。
訪れたのは、力による支配の時代。
その地上を統治せんとするは、拳王と名乗る世紀末覇者であった。


 水と緑が豊富なとある場所―――。拳王軍の支配は、その辺境の地にまで及ぼうとしていた。だがその下見中、何者かが放った矢により、拳王軍司令官シュカンの命が奪われた。彼等が狙うその地には、武装した自治軍が陣を構えていたのである。己達の居場所を守らんと、拳王軍と正面からぶつかり合う自治軍。だが拳法家揃いの拳王軍は、彼等にとってあまりにも強大な相手であった。このままでは敗北必死―――そう考えた新人のヤンは、"ある男"に救援を頼むため、女人街へと走り出した。その男の名は雲のジュウザ。自治軍が助っ人として雇った、一人の流れ者であった。


 女遊びの途中で狩り出されたジュウザには、やる気の欠片すら感じられなかった。だがそんなジュウザの闘志に火をつけたのは、拳王軍の部隊長・ガラハが発した一言であった。「胸に七つの傷を持つ男より強いというのは俺様の事―――」。彼が言う"七つの傷の男"の事を、ジュウザは知っていた。その男の行方を捜してくれることを条件に、ジュウザは自治軍の助っ人として働いていたのである。今のジュウザにとっては、その男を追うことこそが、自らを動かす唯一の理由なのであった。
 圧倒的な強さを誇るガラハを「教科書どおり」の一言で斬って捨てたジュウザは、それを証明するかのように、たった一撃でガラハを打ち倒す。続けざまにかかってきた数十人の敵も、ジュウザの前ではまるで無力であった。我流は無形。無形ゆえに誰にも読めない―――。それは誰に教えられたわけでもない、ジュウザ自身が編み出した変幻自在の拳であった。


 その日の夜、自治軍の幹部会では、拳王軍の後続隊に討って出る案がのぼっていた。無論、その作戦にジュウザの存在は必要不可欠……。それ故、彼等はある決断を下した。『七つの傷の男がカサンドラを落とした―――』。先日掴んだこの情報を、彼等はジュウザに隠しておくことを決めたのである。もし伝えれば、ジュウザがこの地を旅立ってしまうことは必定。彼等が拳王軍に勝利するためには、どうしてもジュウザを繋ぎとめておく必要があったのだった。
 その話を木陰から聞いていたのは、新人のヤンであった。ジュウザに去ってほしくないという思いは、ヤンにとっても同じであった。しかし、ジュウザが語った言葉に、ヤンの心は大きく動かされた。「あの雲のように人の心は誰にも縛れねェんだ」。それを聴いた瞬間、ヤンは思った。俺たちはジュウザさんの自由を奪ってしまっているんじゃないか―――。悩んだ末ヤンは選んだのは、ジュウザに全てを打ち明けるという決断であった。


 翌日、ジュウザが去ったという報せは、当然のようにメンバー達を焦燥させた。そしてその混乱の収まらぬ中、拳王軍の後続隊は、彼等のすぐそこにまで迫ってきていた。ジュウザ無して勝てるわけがない―――。そう言って次々と逃亡者が出る中で、事の当事者であるヤンは、たった一人で拳王軍に立ち向かう。力負けしたヤンに、拳王軍の刃が向けられたその時―――、彼を助けたのは、軍の仲間達であった。ヤンの無鉄砲な行動は、崩れかけた彼等の心に勇気を取り戻させていたのである。やれるだけやるしかない。そう覚悟を決め、本隊が陣取る林の向こうへと突撃する自治軍。だがそこで彼等が見たのは、全滅した拳王軍の死骸の山であった。それは去りゆくジュウザからの、彼等へのささやかな置き土産であった。


 "あの男"がいるというカサンドラへ向け、ジュウザは新たな旅は始まった。彼が追うのは、七つの傷の男・ケンシロウ。恋人ユリアを守れず、死なせてしまったその男に、ジュウザはどうしても会わねばならなかった。自らもまたユリアを愛した者として―――。





・拳王軍侵略部隊司令官シュカン、矢に射抜かれて死亡
なんでこんなクソ弱いデブが司令官なんだよ・・・・しかも侵略部隊の。拳王軍のシステムでは絶対ありえないだろ。
・拳王軍、湖のある緑多き場所を侵略しようとし、自治軍と争う
この時代に緑が豊富な場所が!?しかも湖まで!シュカンなんぞを派遣せずにもっと軍の総力をあげて本気で侵略すべきでは?
・ジュウザ、女人街で女遊びをいしてたところを、無理やり戦に借り出される
この女人街、やけにハングルや中国語が目立つんだが・・・一体どこよ?まあ街だけじゃなく、自治軍も拳王軍もみんな昔の中国っぽい格好だけど。
・自治軍、ケンシロウがカサンドラを落としたとの情報を得る。しかしジュウザに伝えると出て行ってしまうと思い、秘密にする。
時期的にはラオウ外伝やトキ外伝の後ということか。しかし他の外伝じゃ拳王軍にも先駆けて情報を得ていたジュウザなのに、自分の外伝ではやけに世間の情報に疎いなあ。
・自治軍、覚悟を決めて拳王軍へ特攻するも、既にジュウザの手によって全滅させられていた。
さっきまで大軍の足音が響いてたのにもう全滅って、早すぎないか?全体的にこの外伝のジュウザは少し強すぎる気がする。


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