ストーリー | キャラクター | 流派・奥義 |
主人公 |
ジュウザ |
「雲」の名を持つ南斗五車星の一人。ユリアの母違いの兄。 両親がいなかったため、娼婦である母の妹に育てられていたが、腹にある痣から五車星になる宿命を背負っていることが判明。リハクのもとへ修行を受ける中で、ユリアと出会い、恋心を抱いた。しかし彼女が母違いの妹である事を知り、生きる目的を喪失。リュウガの助けを得て出奔し、雲のように自由に生きる道を選んだ。 数年後、ユリアが死んだ事を知り、彼女を守れなかったケンシロウを殴るために旅へ。その中で様々な者達と出会い、己が目的のために懸命に生きる姿を目にするが、自身はいつまでも生きる目的を見つけられずにいた。しかし南斗の将として生きていたユリアの姿を目にし、彼女を命を懸けて守るという目的を再燃。ラオウとの凄絶な戦いの末、敗れ去るが、最期まで将の正体を吐かなかった。 |
ジュウザの兄妹 |
ユリア |
ジュウザの母違いの妹。南斗最後の将。 かつてジュウザが病気にかかった際、食事をとろうとしないジュウザに付き添い、自らも断食。結果的にそれがジュウザを救う事になり、これが二人の始めての出会いとなった。その後、ケンシロウの恋人となるが、シンに連れ拐われ、悲しみの果てに城から投身。しかし南斗最後の将として生き続けており、南斗の城でジュウザと再会。将としてその命を己のために捧げてほしいと告げながらも、再びめぐり合えたその喜びに涙した。 |
リュウガ |
ユリアの実兄。ジュウザの義兄。泰山天狼拳の使い手。 かつてジュウザが己とユリアとの関係を知って荒れていた際、捕われの身となったジュウザを牢獄から解放。雲が如きジュウザの生き方を尊重し、出奔を手助けした。 核戦争の後、この世を治めるには力による支配しかないとして、巨木である拳王の部下に。冷酷な魔狼としてジュウザの前に現れ、拳王に逆らうものとして戦いをけしかけた。しかしその戦いの中で子供の命を救い、本当はその心の中で血の涙を流し続けている事が明らかとなった。 |
南斗五車星 |
ヒューイ |
南斗五車星の一人。シュレンの弟。かつてジュウザ等と共にリハクの下に集められ、将を守る宿命を持った者として訓練を開始。ジュウザに才で遅れをとるものの、己たちの宿命を全うせんと拳の道に邁進した。 数年後、シュレンと共にジュウザの元を訪れ、将のもとに戻るよう説得。ジュウザを動かす事はできなかったが、いずれ宿命がジュウザを導くとして、その場は引き下がった。その後、魔狼へと変わったリュウガと対面し、兄弟二人がかりで挑むもあっさりと敗北。 |
シュレン |
南斗五車星の一人。ヒューイの兄。かつてジュウザ等と共にリハクの下に集められ、将を守る宿命を持った者として訓練を開始。ジュウザに才で遅れをとるものの、己たちの宿命を全うせんと拳の道に邁進した。 数年後、ヒューイと共にジュウザの元を訪れ、将のもとに戻るよう説得。ジュウザを動かす事はできなかったが、いずれ宿命がジュウザを導くとして、その場は引き下がった。その後、魔狼へと変わったリュウガと対面し、兄弟二人がかりで挑むもあっさりと敗北。 |
リハク |
南斗五車星の一人。かつて五車の宿星を持った子供達を集め、将を守る拳士に育て上げるべく、訓練を施した。 数年後、ラオウを足止めさせるための切り札としてジュウザを召喚。恋敵であるケンシロウのために戦わせようとしていることを詫び、必ず生きて返ってくるよう告げた。 |
フドウ |
南斗五車星の一人。かつて将を守る宿命を持った者としてジュウザ、ヒューイ、シュレンらと共にリハクのもとへと集められたが、すぐに訓練に顔を出さなくなった。当時ジュウザらが小学生くらいの年齢だった中で、一人だけ「歳食ったおっさん」よばわりされる程の年齢だった。 後に、ケンシロウを将の下に案内する役目を担い、打倒拳王の切り札となるジュウザのもとに遣いを出した。 |
ジュウザの叔父 |
ジュウザの叔父。ユリアとの結婚を望むジュウザに、二人が母違いの兄妹である事を明かした。 (叔父という設定はTVアニメ北斗の拳より) |
風の旅団&炎の軍団 |
南斗五車星、風のヒューイが率いる軍勢と、炎のシュレンが率いる軍勢。ジュウザを連れ戻さんとする将達に同行し、先制の火矢を放った。その後、リュウガの泰山天狼拳に巻き込まれ、数名が死亡。 |
フドウの部下達 |
山のフドウがジュウザのもとへと遣わせた部下。将の下へ戻るようジュウザを説得するが、聞き入れてもらえなかったため、ワインに薬を盛って眠らせ、無理やり南斗の城へと運んだ。 ラオウとの決戦を直前には、ジュウザよりケンシロウについて問われ、想像を超えて強く、誰よりも暖かい心を持った人だと答えた。 |
北斗 |
ケンシロウ |
北斗神拳伝承者。恋人であるユリアを守りきれず、死なせてしまった事で、ジュウザから憎まれている。 幼い頃、ユリアの見舞いに来なかったとしてジュウザに殴られたが、実はユリアが守ろうとしていた鳥の巣を一晩中見張っていた。 |
ラオウ |
北斗四兄弟の長兄。世紀末覇者拳王としてこの世の覇権を目指している。幼き頃からジュウザとは因縁があり、ラオウが覇道へと乗り出す直前、互いにユリアのことで挑発しあい、一瞬の真剣勝負を行った。 数年後、五車星の一人として立ちふさがるジュウザと再戦。一度目の攻防では黒王号を奪われるも、二度目の戦いで勝利。秘孔解唖門天聴で将の正体を聞き出そうとしたが、ジュウザの強固な意志によって阻まれ、その凄絶な死を見届けた。 |
トキ |
北斗四兄弟の次兄。新血愁を突かれたレイに、心霊台を突いて命を延ばすか、安らかな死を選ぶかと問うた。 |
ジャギ |
北斗四兄弟の三男。その昔、ユリアの母の形見である鞠の皮を破いたり、ジュウザに刃を突きたてようとした。そのたびにジュウザの怒りを買ったが、ジャギにも愛してくれる人は居るかもしれないとして、ユリアには全て許された。 |
リュウケン |
先代北斗神拳伝承者。フテくされて道場から出て行こうとするジャギを呼び止めるという1コマだけ登場。 |
キム |
かつてケンシロウ等と共に北斗神拳伝承者の座を目指した男。実力不相応として、リュウケンより道場を追い出された。 去る前に自らが焼いたパンをジュウザに渡し、いいパン職人になるかもしれないと評された。 |
南斗 |
サウザー |
南斗鳳凰拳の伝承者。かつてジュウザと共に、キムが北斗道場から追い出される様子を目撃し、破門者を生かしたまま送り出すその甘さを指摘。更にジュウザが看護していた瀕死の鷲を一撃で葬り、無駄な希望を与える愛は残酷なものだと言い放った。 |
オウガイ |
先代南斗鳳凰拳伝承者。サウザーの師。瀕死の鷲を看護するジュウザの姿に、サウザーがその姿を重ね合わせた。 |
レイ |
南斗水鳥拳の伝承者。かつて修行中にジュウザの乱入を受け、型通りの凡庸な拳だと評されるも、結果は引き分けに。いつか南斗水鳥拳を極め、その先に行き着く境地を知りたいという己の意思を語った。その数年後、ラオウの前に敗れるも、最期は愛したマミヤのために闘い、義の星の宿命を全うした。 |
ユダ |
南斗紅鶴拳の使い手。レイとの戦いに敗れ、その胸の中で息絶えた。 |
拳王軍:シュカンの軍 |
シュカン |
拳王軍侵略部隊の司令官。かつての中国の皇帝のような格好をしている。チロという愛犬を飼っている。緑豊かな地を統治するよう命じられ、軍を率いて進軍しようとしたが、チロもろとも射抜かれて死亡した。 |
チロ |
シュカンの愛犬。奴隷達よりも遥かにいい食事を与えてもらっている。自治軍の放った矢に主人もろとも射抜かれて死亡した。 |
ガラハ |
拳王軍侵略部隊の部隊長。拳法で自治軍を蹴散らしていたが、「七つの傷を持つ男より強い」という謳い文句がジュウザの気に障り、戦うことに。「教科書通り」の攻撃は全く当たらず、逆に自由奔放なジュウザの動きは全く読む事ができず、最後は宙で身体をバラバラにされて死亡。 |
自治区 |
ヤン |
自治軍に所属する新人。無鉄砲な性格で、己の実力を省みずに敵に特攻してしまう。ジュウザに心酔している。 自軍が拳王軍に劣勢に追い込まれるのを見かね、ジュウザを呼びに女人街へと走り、救援を要請。その日の戦には勝利したが、ケンシロウの居場所をジュウザに話さないのはジュウザの自由を奪っている事だと気付き、真実を告白。結果、ジュウザが居なくなった事で軍に混乱をもたらしたが、自ら戦う姿勢を見せる事で、仲間達に気合を取り戻させた。 |
リオ |
自治軍の頭。拳王軍との決戦ではジュウザの力を借りまいと休養を言い渡したが、実力差から劣勢に追い込まれ、結果ジュウザの助けを借りる事になった。 その夜、拳王軍の後続隊に討って出る事を提案するが、同時にジュウザが探すケンシロウの情報をキャッチ。今伝えればジュウザが出て行くと考え、伏せておくよう命じるが、ヤンによって情報が漏洩。ジュウザ不在の混乱で、軍が崩壊しそうになったが、ヤンの戦う姿勢に渇を入れられ、持ち直した。 |
ロウ |
自治軍メンバーの一人。背後から切りつけられそうになっていたヤンを助けるために割って入り、致命傷を負った。 |
ロン&リー |
自治軍のメンバー。体の弱った母親のいる故郷に帰るといい、二人そろって密かに軍を離脱。去り際にジュウザに薬をもらった。 どちらがロンでどちらがリーかは不明。 |
レン&ヨウ |
自治軍のメンバーの一人。先走って拳王軍に突撃したヤンを助けるために駆けつけた。 どちらがレンでどちらがヨウかは不明。 |
自治軍 |
湖のある緑多き地を悪党達の手から守り続けている者達。ケンシロウの行方を捜す事を条件に、ジュウザを助っ人として雇っている。数々の戦によってかなり鍛え上げられているが、拳法家ぞろいの拳王軍には歯が立たなかった。ジュウザが去った後は、もはや拳王軍医勝ち目はないとして逃げ出すメンバーが相次いだ。 |
ナナ |
自治区にある女人街でジュウザが抱いていた女。ヤンがジュウザに助けを求めてきたため「イイところ」で中断させられた。 |
拳王軍:バスタ軍 |
ヨナ/ニーナ |
拳王軍統治下バスタ軍の総司令官。 かつて父親のシュナと共に楽園を目指して旅をしていたが、ある街で男娼をさせられ、その報酬で父を食わせていくという生活に。その後、地下闘技場で父と殺し合いをさせられそうになったが、父が先に自害したため、絶望の果てに拳王軍に入る道を選択。塀に囲まれた村の統治を任され、地下の闇賭博闘技場をも支配下においた。 行き倒れていたジュウザを村の中へと運び込み、村娘の一人「ニーナ」として接近。村人達がジュウザの強さに期待を高まらせた後、あっさりと殺す事で、深い絶望を味合わせようとした。毒ナイフでジュウザと捕らえた後、ジャンとアリサに殺し合いをさせ、結果ジャンは自決。続けて部下達にジュウザを殺させようとするが、そのあまりの強さの前に部隊は撤退。一人残され、死を選ぼうとするが、罪を許せる日が来るまで生き続けるようアリサに命じられた。 |
バスタ |
ヨナが仕える拳王軍の将の名前。ヨナの台詞の中に名前だけ登場した。 |
ヨナの手下達 |
ヨナに仕える拳王部隊。闇賭博闘技場に出場させる子供達を他所から拉致ち、洗脳、監禁している。 闘技場で観客席で催しを楽しんでいたが、ジュウザを倒せば10億ジュドルとの言葉に乗り、一斉に襲撃。しかし手負いのジュウザに全く歯が立たず。残った者達残った者たちも臆して逃亡した。 |
拳王軍統治下の村 |
ニーナ |
拳王軍統治下の村で看護の仕事をしている少女。怪我をして運ばれてきたジュウザを介抱し、その後村の中を案内した。だがその正体は、村を支配する拳王軍の司令官・ヨナ。 |
アリサ |
拳王軍統治下の村で暮らす少女。子供達が捕われている収容所からジャンを救い出し、逃亡を図るも、ヨナに妨害され失敗。闘技場でジャンと戦わされることになり、催眠状態にあるジャンに殺されそうになったが、正気に返ったジャンが自害を選んだため、救われた。その後、混乱に生じてヨナを殺そうとしたが、ジュウザによって制止。ヨナを許して幸せに生きる事がジャンの願いだと教示され、いつか許せる時が来るまで生き続けるようヨナに命じた。 |
ジャン |
闇賭博の闘技場への出場者として拐われてきた子供。拳王軍統治下の村の地下にある収容所に捕われている。 アリサの手を借りて収容所から脱出するも、ニーナ(ヨナ)の手によって捕獲。催眠術をかけられ、ジュウザを毒つきのナイフで刺突した。その後、闘技場でアリサと戦わされることになり、催眠状態のままアリサに短剣を振るうも、直前で正気に返り自害。お前の強さがアリサを守ったのだとジュウザに言われ、安堵の中で息絶えた。 |
サム |
拳王軍統治下の村に住む神父。ジュウザが運ばれてきた小屋を訪れ、村を案内するようニーナに伝えたが、全てはニーナ(ヨナ)の命じたままに動かされているだけにすぎなかった。 村の拳王軍が逃亡した後は、ヨナの命に従わず、ジャンの墓を掘るジュウザを手伝った。 |
アリサの父 |
アリサの父親。ジャンを助けようとするアリサを制止した。 |
ジョウ |
闇賭博の闘技場の出場者として他所から拐われてきた子供。ジュウザの手によって解放されたが、衰弱で死に掛けていた。助けられた後、丘の上にあるジャンの墓に花を添えるようジュウザに頼まれた。 |
ジョウの姉 |
弟のジョウと共に、闇賭博の闘技場の出場者として監禁されていた娘。ジュウザの手によって解放されたが、ジョウが昨日から返事をしなくなっていたため、ジュウザに助けを求めた。その後、丘の上にあるジャンの墓に花を添えるようジュウザに頼まれた。 |
ジュウザの身内 |
ジュウザの母 |
ジュウザの母親。彼女の妹の話では、ジュウザが物心つく前に死んだとされている。 |
ジュウザの叔母 |
ジュウザの母の妹。死んだ姉に代わり、孤児となったジュウザを育てた。娼館で働いている。 |
その他の人々 |
シュナ |
ヨナの父。かつて楽園を求めてヨナと旅を続けていたが、とある街でヨナに男娼をさせ、以後その報酬の食料で生きていくという生活に。その後、闇賭博の闘技場でヨナと戦わされることになったが、自ら死を選び、息子に許しを請いながら息絶えた。 |
無抵抗村長 |
拳王軍に対し無抵抗を貫くことで、身を守ろうとした村長。だがその性根が拳王の逆鱗に触れ、一撃の下に葬られた。リュウガの回想の中で登場。 |
瓦礫から救われた子供 |
ジュウザとリュウガの戦いに巻き込まれた少年。リュウガの天狼剛氷拳で崩落した瓦礫に潰されそうになったが、ジュウザとリュウガの連係プレイによって命を救われた。 |
マミヤ |
とある村の女リーダー。村に訪れたジュウザを野盗と勘違いし、ヨーヨーで捕縛するも、アイリの口添えによって誤解だと知り、解放した。その後、「愛する者を守れなかった」とケンを卑下するジュウザの言葉に、レイを守れなかった自らを重ねてしまい、ジュウザの頬を叩いた。 |
アイリ |
レイの妹。マミヤの村に現れたジュウザと久しぶりの再会を果たし、既に兄が殺された事、マミヤがその兄の事を愛していた事を告げた。 |
リン |
ケンシロウと旅を共にする少女。マミヤらとともにレイの最期を見届けた。 |
ダルカ |
女達をかき集めていた盗賊のボス。女を奪いにきたジュウザに小便を飲まされ、バトルシーンもないまま殺された。 部下のヘグも僅かに登場。 |
動物 |
アオアズマヤドリ |
青いものばかりを集めて巣を作るという習性を持つ鳥。見てみたいというユリアの願いに応え、ジュウザがその巣を探し、突き止めた。最終話のラストでは、二人がその巣を見に行く時の様子が描かれた。 |
熊 |
山道でジュウザに襲い掛かった熊。最初はジュウザを追い続けるだけだったが、胸に持つ七つの傷がジュウザの怒りに触れてしまい、一撃で身体を両断された。 |
鷲 |
嘴を削がれ、羽も怪我し、既に野生に戻り生きていく事はできなくなった鷲。ジュウザに看護されていたが、希望を与えるのは残酷だとして、サウザーに止めを刺された。 |
黒王号 |
ラオウの愛馬。いったんジュウザに奪われたが、後日再びラオウの元に戻った。 |