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北斗の拳 ジャギ外伝 極悪ノ華
ストーリー キャラクター 流派・奥義



キャラクター紹介


北斗



ジャギ
 主人公。北斗四兄弟の三男。
 赤子の時、リュウケンの手によって火事から救われ、そのまま養子に。リュウケンを本当の父以上に慕い育つが、義兄弟としてラオウ、トキ、ケンシロウが加わった事により狼狽。己だけ伝承者候補に加われない事に焦燥を感じる中、道場破りのシバを倒す事で己の"覚悟"を見せ、リュウケンに拳を学ぶ事を許された。
 他の兄弟達に遅れながらも、バイクチームのボスやその妹アンナとの出会い、そして北斗羅漢撃の修得など経て成長。しかし本気を出したケンシロウに完敗したことで屈辱を受け、道場を後に。5年後、邪拳を身につけて帰還するが、リュウケンには認められず、時代の変革を望んだ。
 その後、核戦争によって望んだ時代が訪れるも、アンナが嬲り殺された事で覚醒。目的を喪失し、虚ろな現実の中を彷徨っていたが、ケンシロウが次期伝承者に決まった事を知り、その後はケンシロウへの執念を糧として生きることに。仮面を被り、ケンシロウの名を騙って悪行を繰り返すが、最期はケンシロウの手によって倒された。


リュウケン
 第63代北斗神拳伝承者。かつて火事の中から赤子のジャギを救い出し、その後養子として育てることに。後にラオウ、トキ、ケンシロウを養子に加え、北斗神拳伝承者候補として拳を学ばせたが、断固としてジャギには拳を教えようとしなかった。だが道場破りを執念で倒したジャギの姿を見て、その覚悟の強さを知り、弟子とする事を決断。修行から徐々に遅れ始めたジャギに、北斗羅漢撃を学ばせるなどした。
 数年後、次期伝承者にケンシロウを指名。怒って乗り込んできたジャギに対し、己の事を師父と呼ばせたあの日が全ての過ちだった事を、心の底から詫びた。


ラオウ
 北斗四兄弟の長兄。トキと共にリュウケンの養子となり、北斗神拳伝承者候補として修行を開始。後に兄弟弟子となるトキ、ジャギ、ケンシロウと共に伝承者の座を争ったが、その中でも最も高い実力を持っていた。
 ジャギに対しては、初対面時から「くだらない弟」と評し、リュウケンとの親子愛を「家族ごっこ」と罵る等、その存在を軽視していた様子が伺える。一方でケンシロウに関しては、己の独断で南斗十人組手へ連れて行くなど、暗にその実力を認めるような発言が多かった。
核戦争後、北斗の寺院を後にし、拳王と名を変えて覇道へと乗り出した。


トキ
 北斗四兄弟の次兄。兄ラオウと共にリュウケンの養子となり、後に伝承者候補の一人として修行を開始。ジャギ、ケンシロウを加えた四兄弟の間で、伝承者の座を争った。
 主に、人の神経を逆撫でするラオウの発言に対してフォローを入れ、喧嘩を収めるといった役目を担う事が多い。
 後に死の灰を浴びて伝承者候補から脱落した。


ケンシロウ
 北斗四兄弟の末弟。ラオウ、トキに続く"3人目"の伝承者候補となったが、その事が未だ弟子入りを認められぬジャギの逆鱗に触れ、以後延々と目の仇にされることに。実力的には一番劣っていたものの、ラオウに南斗十人組手へと連れて行かれるなど、徐々にその才能を開花。組手ではジャギに手加減してしまう甘い性格だったが、その事をアンナに叱咤され、翌日の組手では別人のようにジャギを圧倒した。

 数年後、兄達を押しのけて64代北斗神拳伝承者に。リュウケンに殴りかかろうとしていたジャギの拳を止め、秘孔を突いたが、父の息子だとしてトドメは刺さなかった。だが後に、ジャギが己の名を騙り悪行を続けていることを知り、今度は致命の拳で止めを刺した。










バイクチーム



アンナ
 兄がボスをつとめるバイクチームの一員。幼い頃に出会った"泣き虫ジャギ"と5年ぶりに再会し、修行中のジャギにとって安らぎの存在に。クレージーズに拉致されて強姦されかけたところを、ジャギによって救われ、恋心を抱いた。
 その後、ジャギとの組手で手を抜いたケンシロウを叱咤するが、それが引き金となってジャギが失踪したため、5年間音信不通に。核戦争後、再びクレージーズに拉致され、逃亡を謀るも失敗。輪姦された後、ジャギに会いたい一心で北斗の寺院を訪れるが、石段の途中で力尽き死亡した。


ボス
 バイクチームのボス。アンナの兄。夜のハイウェイでジャギと遭遇し、その威勢のよさを見て仲間に勧誘。ジャギの瞳の中に宿る、「己の運命を変えたい」という思いを見抜いた。
 数年後、成長したジャギと再会。だがその一方でクレージーズなる組織との対立が激化し、己の留守中にアンナを連れ拐われるまでに発展。核戦争後には右腕を切り落とされる怪我を負わされた。
 後に、移民たちを率いる集団のボスとして、ジャギの葬られた地に登場。不幸な時代に翻弄され、報われなかった二人の愛に、最期の言葉を送った。


ジャギに耳を噛み千切られた男
 アンナの兄が率いるバイクチームの一人。道路に飛び出したジャギをバイクで撥ねそうになり、詰め寄ったところ、反撃を喰らい耳を噛み千切られた。
 数年後、再会したジャギに未だ晴れぬ恨みをぶつけたが、その鋭い眼光の前に沈黙。後にアンナが拐われた際には、クレージーズのアジトまでジャギを案内した。





南斗



ユリア
 南斗に属する少女。ケンシロウの南斗十人組手を止めるため、北斗の寺院を訪れ、ジャギに事情を話した。


シュウ
 南斗白鷺拳の伝承者。南斗十人組手に敗れたケンシロウを救うため、自らの眼の光をその代償として自ら閉ざした。


サウザー
 南斗鳳凰拳の伝承者。南斗十人組手に敗れたケンシロウを殺すよう命じたが、その代償としてシュウが自らの眼を閉ざしたため、渋々それを認めた。




その他



北斗寺院の近くに住む子供達
 北斗の寺院の側に住む子供達。リュウケンとジャギのやりとりを「家族ごっこ」だと言って馬鹿にしたが、怒ったジャギに力でねじふせられた。


ジャギの両親
 ジャギの父親と母親。自宅で火事に見舞われ、赤子のジャギを残して焼死した。


ジャギの家の近所の人々
 ジャギ一家の近所に住む人々。家計に余裕が無いとして、赤子のジャギを引き取ることを拒んだ。


シバ
 白蛇拳の使い手。リュウケンの不在を狙って北斗神拳の道場に押し入り、次期伝承者候補と戦わせろと要求。名乗り出たジャギを力で圧倒したが、父に認められたいという思いを乗せたジャギの拳を喰らい、敗北。その後気を失うまで殴られ続けた。


クレージーズ/モヒカン団
 アンナの兄のグループと敵対するならず者達。マスクで顔を隠し、コソコソと暴れている。ボスの留守中にアンナを連れ去り、アジトで強姦しようとしたが、北斗の拳を解禁したジャギの前に蹴散らされた。
 核戦争後、モヒカン団として姿を変え、再びアンナを拉致。一旦は取り逃がすも、追跡して捕え、輪姦して死に至らしめた。その後、仇を取りにきたジャギに北斗千手殺を喰らい全滅。


ジャギを救世主と崇める男
 北斗神拳でモヒカン団を一掃したジャギの強さを目にし、救世主だとして服従を誓った男。アンナの死体を埋葬しり、次期伝承者がケンシロウに決まった事を伝えたりした。
 ジャギの死後は、アンナの兄の下についたらしい。









現代編 (各話冒頭のショートストーリーに登場したキャラクター)



ジャギに名前を言うよう言われた男
 第一話の冒頭ストーリーに出てきた村人。
ジャギに俺の名を言ってみろと言われ、胸の七つの傷を見て救世主ケンシロウだと返答。だがその直後にショトガンで頭を吹っ飛ばされた。


ケンの悪行を言いふらすよう使わされた男
 第二話の冒頭ストーリーに出てきた村人。捕らえられた村人達が全員殺される中、一人だけ解放され、村に帰ったらケンシロウの悪行を伝えるよう言われた。


ジャギに決闘を申し込んだ拳法家
 第三話の冒頭ストーリーに登場した拳法家。村人達の解放をかけてケンシロウ(ジャギ)に勝負を挑んだが、ショットガンで胸に風穴を開けられ死亡した。


リュウケンに似た老人
 第四話の冒頭ストーリーに登場。ジャギの銃の的とされ、逃げ回っていた村人の一人。師リュウケンに似たその顔が、ジャギを苛立たせた。


ジャギの胸像を作った男
 第六話の冒頭ストーリーにて、ジャギの胸像を製作した男。ジャギの目の前で完成品をお披露目したが、あまりにもジャギジャギと連呼してしまったため殺された。


アキ
 第八話の冒頭ストーリーに登場。とある村でジャギの部下達に絡まれていたとき、老人から「良く出来た弟」と庇われたことが仇となり、ジャギの怒りを買って連れて行かれた。


アキをかばう老人
 第八話の冒頭ストーリーに登場。ジャギの部下達にからまれるアキを救おうとしたが、「よく出来た弟」という言葉によってジャギの怒らせてしまう結果となった。


シン
 第九話の冒頭ストーリーに登場。ユリアを奪い取れとジャギに誑かされた。


フドウ
  第十話の冒頭ストーリーに登場。北斗の寺院に押し入り、かつてのラオウすら恐怖させた。後に恐怖の象徴として、その時つけていた鎧(肩のトゲ)を模したものをジャギがつけている。