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修羅忍道破魔砂蜘蛛
しゅらにんどうはますなぐも



使用: 名も無き修羅 (対 ファルコ)
登場: 北斗の拳(164話)/アニメ版(124話)/
北斗の拳3/真北斗無双


 名も無き修羅が披露した技。砂上で地に伏せ、駒のように高速回転する事で砂中へ潜伏。砂の中を進んで間合いの内へ入り、奇襲をかけて敵を仕留めるという技。ファルコとの戦いで使用したが、滅凍黄凄陣によって位置を察知されてしまい、その後さらに闘気で砂を熱砂へと変えられてしまったため、たまらず飛び出した。

 PS3『真・北斗無双』では、地中に潜行した後に片腕を突き出しながら勢いよく飛び出し、周囲の敵を攻撃する技となっていた。



 凡羅破魅陀亜仏弟斗羅を唱える事にどんな意味があるのかは判らないが、数ある砂蜘蛛の技の中でも高難度の術であることは確かだ。まさしくマンガならではの技である。しかしアニメ北斗には、彼の上を行く男が登場してしまった。転界無王拳のブーガルである。砂蜘蛛が砂の中に潜ったのに対し、彼は土の中に身を隠した。しかも砂蜘蛛みたいな派手な動きもなく、ケンが雑魚に気を取られてる間にスッと姿をくらましたのだ。どう考えてもブーガルのほうが凄い。修羅の国きっての天才である砂蜘蛛でも、転界無王拳伝承者ブーガル様の前では赤子同然なのである。
 しかし彼はこの後どのような攻撃を用意していたのだろう。自信満々に「ふは〜〜〜次に俺の姿を見た瞬間貴様は死ぬ!」と言っているので、まず攻撃をあてられるという確信はあったようだ。だが普通に考えると、千手魔破のほうが命中する確率は高かっただろう。地面に隠れたのが判ってある攻撃より、どこにいったかわからない手裏剣が地面からでてくるほうが、意表を突くという意味では断然上である。その千手魔破もかわされたというのに、それより意外性で劣るこの技を、彼はどうやって成功させるつもりだったのだろうか。もしかして某兜指愧破の使い手の人みたいに、片手だけを地面から突き出して本体は背後に回るとかするつもりだったのだろうか・・・
 ちなみに この技のモデルとなっているのは、おそらくハンツマンスパイダーと呼ばれる蜘蛛であると思われる。砂中の中に忍者のように隠れて獲物を獲るらしい。なんかこの技がというより、砂蜘蛛修羅そのまんまのモデルのような気もする。