南斗水鳥拳・女拳
なんとすいちょうけん　にょけん

流派：	南斗水鳥拳
使用：	リンレイ （対 ロフウ） レイ （対 アミバ、ロフウ等）
登場：	レイ外伝 蒼黒の餓狼

　南斗水鳥拳を構成する二つの型のうちの一つ。力強く鋭い剛の男拳と対照をなす、柔なる流れの拳。南斗水鳥拳は古来より、天と地、陰と陽の関係にあるこの男拳と女拳の二つを融合させ、天地合一に至る事で、初めて完全なものとなるとされている。尚、男拳が陽拳、女拳が陰拳にあたる。

　『レイ外伝 蒼黒の餓狼』にて語られた設定であり、前南斗水鳥拳伝承者ロフウの妻・リンレイが得意とした拳とされる。リンレイより初めてこの拳の型を見せられたレイは、その動きを可憐で優雅だと評し、自らが学んだ（男拳ベースの）水鳥拳とは全く違う動きだと語った。リンレイが得意とした技である飛燕流舞や、同様にユダを見惚れさせた飛翔白麗などは、この女拳のほうに属する奥義であると思われる。

　かつてレイは、ロフウから男拳をベースにした水鳥拳を伝授されるものの、天地合一に至る事ができず、伝承者の域に達せられずにいた。しかし、リンレイより、初めて女拳の存在を知らされ、彼女が披露するその動きを目に焼きつけることで、真の南斗水鳥拳を修得。その後、見事に試練をクリアし、晴れてロフウよりい南斗水鳥拳伝承者の印可を与えられることとなった。