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暗魔真可極破
あんままかきょくは



流派: 北斗琉拳
使用: カイオウ(対 ケンシロウ)
登場: アニメ版北斗の拳(136話)


 北斗琉拳の絶技。自らを中心にドーム状の魔闘気を作り出し、その頂点に敵を浮遊させ、稲妻のような魔闘気に何度も身体を貫かせる。その結果、奥義を使用した者の頭上には流れ出した敵の血が雨のように降りそそぐことになる。TVアニメ版北斗の拳にてカイオウケンシロウへのとどめに使用した。
漢字表記は「デアゴスティーニ 北斗の拳」に基く。



 暗琉天破が一瞬の無重力を生んでいるのに対し、この奥義は相手を宙に浮かせたまま固定している。おそらくこれは相手のポジションが関係しているのだろう。暗琉天破は数メートル離れた相手を浮かせるのに対して、この奥義はカイオウの真上に相手を浮かせる。つまりカイオウから発せられた魔闘気をそのまま余すことなく使用できるわけだ。相手に魔闘気を飛ばすという過程が省かれている分、闘気の量も濃度もこちらのほうが高いのである。更には魔闘気をドーム状にするだけでいいので、ハンズフリーとなる。その空いた手で、相手を貫く闘気の刃を形成し、常時相手の肉体を攻撃し続けているのだ。常に噴出し続ける魔闘気をドーム状に、手から放つ魔闘気を刃にすることで、二種類の魔闘気を同時に操るという、まさに絶技なのである。
 しかし自らが浮かせているとはいえ、相手に頭上を取られるというのは危険(ハブ談)なので、まだまだ余力のある相手には危険が伴う可能性がある。故にカイオウも勝敗がほぼ決した後のトドメとして使用したのだろう。