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五叉門党
ごしゃもんとう



登場:第52〜79話
肩書:太炎に仕える者達
流派:?

 北斗曹家拳に仕える僧兵達。軍隊で言うところの特殊部隊にあたる存在。メンバーは(おそらく)5人で、それぞれに「一番星」「二番星」といった名が与えられており、その数字の数だけ頭に六芒星の刺青がある。
 青幇から上海を奪還を目論む張太炎に呼び出され、攻撃に加勢。青幇幹部・宋全徳を暗殺するなどして、紅華会の為に動いた。

 一番星は、娼館「桃華荘」にて張りこみを行い、訪れた拳志郎と対決。手も足も出ずに完敗し、秘孔によって太炎の居場所を吐かされそうになったが、自らに秘孔を突いて自決することでそれを阻止した。

 残りの者たちは、拳志郎と太炎の決闘の場に駆けつけようとした際にギーズと対面。妹ソフィーを殺された恨みよりも、拳志郎の拳士としての闘いを優先するギーズに侠の漢を見て、己達の真の目的を告白。自分達が太炎に使えていたのは、章大厳からの命令であったこと、そして大厳が太炎に北斗曹家拳を授けた真の理由を明かした。その後、二番星は太炎の盾となって炎を浴び、更には太炎が大厳と闘うその日まで太炎を殺さないで欲しい拳志郎に懇願。自決の秘孔を突いて自らの命を差し出すことで拳志郎に願いを届けた。

 残りの者達は、後に羅虎城の機関銃から拳志郎と太炎を守り、銃弾の盾となって全員死亡した。





 すごいガタイをした五人の僧侶ってだけでも可也インパクトあるのに、フォルムもまったく同じってことは、おそらくこの人たち五つ子ってことだよね。全篇通してみてもトップクラスのキャラの濃さですよ。んで特殊部隊っていうくらいだから当然その実力も相当なんやろなあと注目してみたら、まさかの自殺集団というガッカリ感ね。一番星は自白から逃れて自害。二番星は拳志郎に願いを聞いてもらうための人身御供のような形で自害。残りの三名は羅虎城を「殺そうと思えば殺せたのに」あえてやらずに蜂の巣にされて死亡。最後のもこれほとんど自殺みたいなもんだよねえ。

 実際彼らが闘ったのって、宋全徳を不意打ちで刺殺したのと、一番星が拳志郎に指突きしてカウンターとられた場面くらいしかないのよね。一応、調気呼吸術といった北斗の技も使えてるので、決して弱いはずは無いと思うのだが・・・。北斗の拳時代からそうなんだけど、こういう「中途半端に強そうな奴等」が活躍するシーンって殆ど無いんだよなぁ。アインとかシャチくらい目立てとは言いませんけど、せめて自害とか雑魚の銃でとか以外にも死に様を用意してあげて欲しかった。闘う僧とか魅力的ですやん。アニメ北斗に出たゲンショウも格好良かったし。