金藤政夫
こんどうまさお
登場:第1、9話
肩書:東和女子大学教頭
流派:柔道二段
CV:中多和宏(アニメ)
龍田直樹(ドラマCD)
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東和女子大学校の教頭。次期学長の座を狙い、北大路家の令嬢である
北大路綾との結婚を目論んでいる。そのため、綾が好意を抱く
拳志郎の事を何かと目の敵にしている。頭頂部のハゲを、横髪を乗せることで隠している。
拳志郎が北大路綾の額にキスする現場を目撃し、怒り狂いながら学長の
大原に報告。本屋で中国古書を全て暗記し写本しているという情報も付け加えて、徹底的に拳志郎をこき下ろしたが、大原にはその暗記力を感心される結果に終わった。
拳志郎が
上海へ発つ際、それを見送ろうとする綾に同行して
横浜港へ。屯していた
呉東来の手下達を発見し、柔道二段、ソロバン八段、空手三段(これは嘘)という経歴を武器に追い払おうとしたが、仕込み杖で脚を刺され、銃を突きつけられて気を失った。
TVアニメ版では、
李永健の下に向かおうとする拳志郎に見つかり、車で送らされる羽目に。屋根に両足を突き刺すという斬新過ぎる乗り方をされたため、愛車を台無しにされた。その後、振り落とそうと蛇行運転するも、誤って川へとダイブした。
後に屋根を失ったその車で、綾を港へと送迎。スピードに自信を持っていたが、
霞羅門の乗る自転車に楽々追い抜かれた。到着後には紅華会の者達によって車を海へと捨てられた。
海原はるか師匠。それ以上でも以下でもない。そんなお方。性格は決して良いとはいえないがどこか憎めない。アニメ版での拳志郎に振り回される様子も面白かったし、そのままレギュラーになってくれてもいいのよって程に良いキャラクターだったと思う。鬼太郎でいうところのねずみ男、静かなる首領でいうところの生倉みたいなポジションですかね。
彼から厭らしさを感じないのは、やはりそのポジティブさだろう。金藤さんは北大路綾お嬢様との結婚を目論んでおられたようだが、一体どこからその自信が沸いて出てきていたのか不思議でならない。年齢も親子以上に離れてそうだし、鮮烈なるハゲ具合。そして身長も綾の3分の2くらいしかないチビさ。対して相手は超巨大財閥の令嬢でスタイル抜群の美人女子大生ときた。客観的に見てこの二人が結ばれる可能性などゼロだ。完全なる無だ。しかし金藤さんには諦める様子など微塵も無かった。むしろ可能性は五分五分くらいに感じていたように見える。
そこにあるのは、細かい計算などではない。ただ自己への圧倒的な自信。柔道や算盤を修得している自分がモテないはずは無いし、ハゲだってバレているはずが無いという妄信にも誓い自信だけなのだ。「どうせ自分なんて・・・」と悲観してはなっから諦めている世のモテない殿方達には、是非とも見習って欲しい。そしてどんどんフラれて強くなっていってほしい。私には無理です。