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リュウオウ



登場:原作(207話)TVアニメ版(150話)
肩書:北斗琉拳創始者(アニメ版)
流派:北斗琉拳(?)

 北斗宗家の血を引く男。母はオウカ

 最強の暗殺拳を創始できる男として生を受けたが、同日、同じく宗家の血を引くシュケンも誕生。二人の覇者が生まれる事を危惧した北斗宗家の高僧達の手により、降天台にてシュケンと共に飢えた狼の群れに晒され、生き残った方が後継者となることとされた。シュケンの母・シュメが我が子だけを連れて逃亡したため、リュウオウが後継者に選ばれるが、オウカが命を投げ出してまでシュケンを伝承者にするよう願い出たため落選。母の愛を失いし男として、その一族もまた愛に彷徨する生き方を宿命付けられた。

 TVアニメ版では、野に下り、北斗琉拳を創始したというエピソードが加えられている。




数多くの拳士の中でも最も謎に包まれた存在として、非常に興味深いキャラクター。基本的になんでもありなんだから、レイやらトキなんかじゃなく、彼でスピンオフ作品を作れば良いのにと思う。今流行のアンチヒーローモノとして人気を博しそうな気もするんだけどなぁ。

 アニメでは若干だがその容姿も確認できる。一見したところ、どうやら御顔、体型ともにカイオウ&ラオウのパワフリャー系のような感じだ。七つの星の痣と共に、2000年経っても失われないその強い遺伝子は流石だ。

 彼が北斗琉拳創始者とされたのは、TVアニメでのみ語られたエピソードである。原作では語られていないためハッキリとはしていないのだが、話の流れを考えても、愛を見失ったリュウオウが創始したからこそ北斗琉拳は魔道の拳となったというのがシックリくるし、これでいいんじゃないかと思う。そのリュウオウの子孫であるカイオウが、一番北斗琉拳と相性がよかったために、最強の北斗琉拳拳士となったとも考えられるし。

 蒼天の拳では、北斗琉拳(北斗劉家拳)は、劉家の英雄を守護するために生み出された拳という設定になっていた。リュウオウが劉家に助力し、北斗琉拳を創始したということなのだろうか。もしくはリュウオウが創始した拳と、劉家が作った拳が融合して現在の北斗琉拳になったのかも。劉家拳と琉拳がまったく別の顔を持っている事を考えると、後者の可能性が高い、かも。