|
第十話
死闘への旅立ち! |
|
暴漢に追われる女が、
ジャギに助けを求める場面からスタート。
原作の、
性欲が全身から滲み出ていた薄らハゲの男もなかなかのキャラだったが、
一片の恥じらいもなくビキニパンツ一丁で女性を追いかけまわすコイツも中々の変態紳士だ。
しかし、流石の風格というか、やはりジャギは今までの敵たちとは雰囲気が違う。
具体的にいうと、
急にBGMがコメディタッチになる辺りが違う。
コーエーはどうしてもこいつをギャグ路線でいかせたいらしい。
そういえば、ジャギステージと言えば・・・・
あった。今回も。
無駄に多く設置されてるのも相変わらずだ。
そういえば去年
これの雪像を作ったな。今年は雪少ないから無理そうだ。
「ジャギ様から教わった北斗神拳」とか言いながら思いっきり南斗系の技を使ってくるというある意味多彩な雑魚を倒しながら先に進むと、
マコアキイベントが。
ふんふん、この
黒髪のほう(右)がマコ兄ちゃんで
こっちの
銀髪の子(左)が弟のアキなのね。
・・・逆じゃないか?
ジャギがアキを見てイライラしたのは、彼にどこかケンシロウの面影を感じたからであって、
この二人を比べてどちらがケンシロウの幼少期に近いでしょうって言われたら、まだ右でしょ。
その後、マコから食い気味に矢を撃たれたりしながら、ジャギと対面。
前作にも登場した
CLUB STORKも健在だ。
決闘場所である屋上の造りが前回と一緒だったため、また
金網の向こう側に逃げられたらこちらは手も足も出せなくなるという苛苛バトルになるのかと思われたが、今回はそんなことはなく、わりとマトモな勝負をさせてくれた。
ランチャー使ってくる敵に対してマトモもクソもないけどな。
結構ムービーが増えたくらいで、内容自体は前作のジャギ章と然程変化はなかった。修行時代の頃の、頭部崩壊前のジャギもちゃんと登場させてくれたのは嬉しいね。噂ではコスチュームで選べるとかなんとか。
なんとなく
波岡一喜に似てるような気もする。
実写版やるときは任せた。
|
第十一話
悲しき天才! |
|
ジャギに続くは無論あの人。
今回の真北斗無双で、見事DLCの座を勝ち取り、プレステ版以来のプレイアブルキャラとなった
天才アミバくんです。
しかし先にこの章の全容を言ってしまうと、
戦闘はギュウキ(偽)とハブ(偽)とアミバ+少量雑魚だけで、残りの8割はムービーという、完全に映画ゲー化した内容となっており、プレイ中にも関わらず我がコントローラーはほぼ床に鎮座なされたままで御座いました。
だが改めて原作を読み直してみると、確かにこのアミバ編においてケンシロウは、
ギュウキの腕を折り、ハブをしばき、アミバを仕置く事しかしていないことがわかる。だからこれが最も原作に忠実な作りであることは間違いないのだ。だから、これで良いのだ。良くないと思っているのは私みたいなオリジナルパート大好き奇異野郎だけなんだから、そんな奴の意見など無視していただいて結構なのだ。
まあアミバ回は前作が可也おざなりな作りだったので、このフンダンなムービーはその埋め合わせってところなんでしょうかね。
エラリー翁が出てくるくだりとか、「間違ったかな?」のシーンとかも、ちゃんと見せてくれました。
まあエラリーも足怪我ジジイも同じ人だったけどね。
使いまわすのは仕方ないけど、同じ章の中くらい自重しようや。
せめて服の色くらい変えてくれー。
つーわけでツッコミどころも少ないから、この章は割愛!
我流神拳でバンプアップした彼と闘えたのは一寸嬉しかったかな。
自分で使うときも、これ出来るのかな。PS版みたいに北斗タイプと南斗タイプにモードチェンジできるとかなら神仕様なんだけどなー。
|
第十二話
静かなる巨人! |
|
マミヤとの合流場所である村へと急ぐケンシロウとレイ。
不穏な気配を感じてマミヤの身を案じるレイの声が徐々に切羽詰っていく感じが上手い。流石は子安。塩沢御大の後釜はあんたに任せた。
ムービーではザコル(偽)に両腕チキンウイングホールドで捕らわれていたはずなのに、ケン達が到着したころには猛烈に処刑部隊を蹴散らしていたマミヤと合流し、いざ
カサンドラへ。
道中、トキを語る上で欠かせないあの
シェルター事件もムービーに登場。
なにかと
「まだ詰めれたやろ!」と騒ぐ人がいるので、そういう外野の声を黙らせるためにもここは一丁ギッチギチに詰めといてもらいたいと思っていたのだが
原作以上にスカスカでした(目算:5名)
「まだ詰めれたやろ!(泣)」
カサンドラの城門前では、前作の北斗無双で謎の巨大アックスブラザーズに衛兵の仕事を取られた
褐色肉ダルマ兄弟が念願の無双初登場。
彼らはかつてPS版北斗に登場したのだが、自分達の代名詞でもある
二神風雷拳の完成度が実に低く、
「ドタドタドター」という擬音がピッタリな滑稽奥義にされていたという過去を持つ。
あれから13年。当時のスペックとは比べ物にならないほどの進化を遂げたこのゲームハードにて、彼らは一体どれだけ進化を遂げた二神風雷拳を見せてくれるのか。
あのドタドタの汚点を払拭することはできるのか。
さあこい!
真の二神風雷拳を見せてみろ!!
なげぇー!!
こんだけ長かったら糸のテンションかけにくくて
逆に威力落ちそう!!
とは言うもののこの長さは、「敵を間に挟みたい」という顧客の要望に全力で応えた結果であり、そう考えればこれもアリなのかもしれない。
そう一瞬思ったのだが、
何故かたっぷりと間合いをとってからスタートしてくれるので余裕で回避可能であり、結局PS版の悪印象を払拭するどころか、また一つ我々にネタを提供して終了という残念な結果となった。
ま、
原作の時点で正直どうかと思う奥義だしね。仕方ないね。
尚、余談だが、二人が走っている間に何故か
一瞬だけ糸が消える瞬間があり、そのタイミングを上手く狙えば間に挟まれても無事に済むというくだらないバグ(?)を発見した。わざと二神風雷拳を喰らおうと棒立ちしていたら普通にスルーされたんでビックリしたよ。
開門後、原作どおりオマツリワッショイで現れた
ウイグル獄長と決戦。
申し訳程度に鞭を振る泰山流双条鞭は痛くもかゆくも無く
ホーミングが強化された蒙古覇極道も「回避」の前に空を切るばかり。
そして体力が1/3を切った頃、北斗鋼裂把にてその蒙古覇極道も使用不能にされ、いよいよ追い詰められる獄長。
優劣は明確。
闘いの終わりは近い。
だがここで我々は
不落伝説を一人で作り上げた男の
真の意地を目撃する。
(´;ω;`)ご、獄長〜〜〜〜!!!
貴方はその肩で・・・
筋を引き裂かれたその肩で・・・
まだ蒙古覇極道を繰り出そうというのか!
これはもう間違いなく会場全体がスタンディングオベーション。
獄長コール一色ですわ。
下手すりゃ断頭台にかけられてるオッサンらも獄長応援してますよ。
そんな脅威の粘りをみせた獄長を撃破したところで、キリがいいからここでこの章は終わりかなーと思っていたら、
拳王親衛隊のアディショナルタイム突入。
おお、
カシムおるやん。髭の造形までよくできてる。
・・・・君、だれ?
ヒゲもないし・・・妙にスッキリしてるし・・・
その後、なんやかんやでライガフウガは通路を守るために岩を支えて死亡。
二人の凄絶なる死に様を見たケンシロウは涙を流し、彼らの望んだ光ある世界を取り戻すため、自らの拳を振るうことを約束する。
そしてその現場で大乱闘を始めちゃうケンさん。
あぶないあぶない!ホント危ないからこれ!
そのあとトキの独房に押し入り、ペカーちにゃーをやっておわり。
何故か痩せザルカは行方不明になったまま戻ってきませんでした。