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真・北斗無双プレイ日記
幻闘編
 北斗琉拳(3)





 の章
第五話 「外敵襲来」


カイオウとヒョウは、抵抗勢力をほぼ制圧し、国の覇権を揺るがぬものとしていた。

そんな戦いの最中、二人はとある火事の現場に遭遇する。
奥から響くのは、泣き叫ぶ赤子の声であった。

「私がいきます!」

そう言って火の中に飛び込んだのは、サヤカであった。

母者と面立ちの似た女が、今また火に巻かれようとしている―――。
考えるよりも先に、咄嗟に火の中へと飛び込むカイオウ。それに続くヒョウ。
数分後、脱出したカイオウの手には、気を失ったサヤカが抱かれていた。
彼女の腕の中に眠る赤子と共に・・・

恋人の無事を確認し、安堵するヒョウであったが、その横では、カイオウが全身を焼かれる痛みに襲われていた。炎の所為ではない。「情」に基づいた己の行動が、痛みとなってカイオウの身体を焦がしていたのである。

ならばといつもの方法で一発ヌいて元気になろうとするカイオウであったが、そのタイミングに合わせ、またしても敵に援軍が現れたとの報せが入れられた。
元斗に続き現れた招かざる客は、南斗の帝王・サウザーであった。


「反乱軍の中に見たこともない旗が……
 あれはどこの手の者だ?」

「ヒョウ様、あれは南斗の……
 南斗の帝王・サウザーの旗でございます!」


と、あいかわらずの馬鹿王子ぶりを見せるヒョウに対し


「ふっ、南斗は北斗より劣等……」

と毒舌を吐くカイオウ。
多分その通りだけど、そんなハッキリ言ってやるなよ・・・

ちなみにサウザーが来た理由は本人の章を参照。





「不死身の肉体の所為で致命傷与えられなかった」という使い勝手のいい理由により、ヒョウもカイオウもやはりサウザーを倒すには至らず、戦いは引き分けに終わる。

だがその後のサウザーの一言で、戦況は一気に変貌した。


「ふ……火事の顛末、見ていたぞ」


これは恥ずかしい!!


情愛なき世界を作ると謳う男がとった、情愛たっぷりの行動。それをバッチリ見られていたとあっては、もはやカイオウに言い訳の余地など無かった。兄弟そろって情厚いのゥー!との煽りにも何一つ言い返すことが出来ず、悠々と帰国するサウザーの背を、ただ無言で見送ったカイオウは、涙目で再び自傷行為に走るのであった。



完 全 敗 北


流石世界一位さん!パネェっす!!
口喧嘩でも世界一位っすね!



の章
第六話 「弟として」


元斗、南斗という紛れが去り、遂に本命・北斗のラオウ様が修羅の国に訪れる。
ヒョウはカイオウに先んじてラオウ様の元へと馳せるが、かつて弟・ケンシロウの事を託したその男の記憶は、ヒョウの中からは完全に抹消されていた。

「・・・・・・俺を覚えてはおらぬのか?」

ラオウ様のその言葉に当惑するヒョウ。
その態度から、全てを悟ったラオウ様は、大きな笑い声を上げた。
カイオウが自らの身体に刻み込んだ無数の傷。その自傷行為の発端となったのがヒョウであるなら、その哀しみを消してやることが出来るのもまたヒョウだけ。だが今や記憶を失い、カイオウの犬と化したヒョウには、もはや二度とカイオウを救うことなどできないと、ラオウ様はお考えになられたのであった。

ヒョウを闘気だけで弾き飛ばすという鬼の強さを見せながら、カイオウの元へと向かうラオウ様。なんとか二人の激突と防がんと、再度ラオウ様の前に立つヒョウであったが、その歩を止めるまでには至らなかった。

そんな中、駆けつけたサヤカを腕に捕らえ、ラオウ様は言い放つ。

「ヒョウ うぬにこの女が殺せるか?」

そこはサヤカと名前を呼んで欲しかった。
その人、妹ですよ、拳王様。



ラオウ様お得意の、自分でも出来ないような残虐行為を例に挙げてのダメ出し・・・。それは、ラオウ様がヒョウという男の本質を見抜いたが故の行動であった。ヒョウが持つ厚き情。それは、いずれヒョウ自身を滅ぼすことになる―――。だが同時に、カイオウを救えるのもまたそのヒョウの情であることを、ラオウ様は知っていたのであった。


〜ヒョウの章 おわり〜




すげえ、主役にイイトコ全くなかった。




の章
第六話 「最後の試練」


ラオウ様襲来の報は、カイオウのもとへも届いていた。

徐々に近付く弟の気配を感じながら、カイオウは、幼き日の誓いを思い出す。
かつてトキがラオウ様を越えたいと願ったように、ラオウ様もまた、カイオウを越えたいと願っていた。互いに拳を磨き、いずれ自分達のどちらかが天を握る―――。その約束が、今果たされようとしていた。


対峙する最強の兄弟。
拳を交わし、互いの力量を確かめ合った後、二人は淡々と言葉を交わし始めた。


「兄者のやり方では天は握れぬ。」

同じ覇道を往く二人。だがその向かう先は全く違っていた。
情持たぬは破滅。ラオウ様はそれを知りながらも、情を捨てる道を選んだ。恐怖で世を統治するためには、統べる者だけが心を捨てればいい。破滅するのも己1人でいい。それが、拳王という男が歩む覇道の道―――。
だがカイオウの支配する世界は、この世から全ての情を滅殺した世界。何人も心を持たぬ世界。自らの破滅に、世界をも道連れにしようというのが、カイオウの進む覇道であった。あまりにも孤独であるが故に・・・。

かつてラオウ様が目指した兄・カイオウは、そこにはいなかった。目の前にいたのは、どれほどの孤独にも負けないという誓いを破った、哀れな男・・・・己自身に負けた、1人の敗北者であった。

もはや戦う意味すら無くなった兄に背を向け、ラオウ様は国を去る。その背を見送った後、カイオウはまたも自らの身体に拳を突き入れるのであった。己に唯一残された、弟・ラオウへの情愛を消し去るために・・・・。





アカン、鳥肌たった。
兄者を完全論破する拳王様、素敵すぎる
ちょっと喋りすぎな気もするけど、それもまた素敵。
孤独だから全ての人間を巻き込んで破滅しようとしてる、だから覇者にはなれない、ってことかぁ。凄い解釈な。ある意味ラスボス感出てていいなぁ。拳王様とカイオウの双方の魅力を引き出した、素晴らしいエピソードだと思いましたよ。




の章
第七話 「情愛に打ち勝つもの」


城へと戻ったカイオウは、先程のラオウ様の言葉を思い出していた。


自分は誰よりも孤独・・・・
己が負けたのは己自身・・・・


同時に、激しい幻覚がカイオウを襲う。
母を失った時の哀しみが、カイオウの心を突き刺す。
そこにいたのは、幼き頃の自分・・・・
母を愛した、情厚き自分・・・・


その時、カイオウは全てを理解した。
己の中からすべての情を消し去るために必要なこと。
それは、情を持った己自身を抹消するということ。


二度、三度、何度も自分に拳を突き入れ
赤黒い血で全身を染めながら
カイオウは遂に、その最期の相手との戦いに臨むのであった。











こ、これは!!

伝説編の最終話でやった己自身との闘い!?


でも今回は精神世界じゃなく、屋内だ!
具体的に言うとリュウガ城だ!!




大体こういった自分対自分のバトルでは、正義側が勝つものだが、そんな定石などクソ喰らえとばかりに、情カイオウを打ち倒す魔カイオウ。
その瞬間、自分の中にかつて無いほどの力がこみ上げてくるのを感じながら、カイオウは声を上げて叫ぶのだった。

「ははははは!
 
俺は魔界を見た!!


え、今っすか!?



もうとっくに魔界inしてたものと思ってたんだが・・・
もっというなら最初に脚刺した時に入ったんだと思ってたんだが・・・
まあでも、情が残ってたって本人が言うんだから、そうなのかもしれないねぇ。
ていうかあれだね。魔闘気すら使えない状態じゃあ絶対拳王様には勝てないだろうから、もしあの時に攻め入られてたら、あっちゅう間に負けてたっぽいね。ていうか魔界みてないカイオウくらいなら、ジュウケイでもなんとかできたんと違うんか。



その後、カイオウは魔神の王として君臨し、国は修羅の国として生まれ変わり、多くの人々の命が失われることとなるのでした。


〜BAD END〜





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