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真・北斗無双プレイ日記
幻闘編
 南斗聖拳(7)





の章
第六話 「降伏か死か」


拳王軍に遅れてなるかと、本格的に覇道へと乗り出すサウザー氏。
王自らが制圧部隊の先頭に立ち、その圧倒的力を民に見せ付けるという、効率とドS趣味を兼ね備えた方法で、各地を次々と支配していく。




そんな彼が次の狙いに定めたのは、天帝の村でありました。

拳王軍が制圧を断念したというこの村を、自らがそれに成り代わって制圧することで、ラオウ様を越えるステイタスを手に入れようと考えたらしい。

「くっ・・・・・・拳王の次は聖帝か・・・・・・」

かける言葉も無ぇ。
素直に拳王軍に支配されてた方が良かったかもしれんな。ここで聖帝軍に村を侵略されたら、足一本が完全に無駄になっちゃうもんな。これぞ無駄足、なんつって。




拳王軍よりは一枚劣る聖帝軍ならばあるいは・・・!
そう思ってか、果敢に抵抗を試みる村人達だったが、世界1位の男の前では全てが無力。ジャコウにけしかけらるようにして現れたジャスク、シーノをもあっさりと退けたサウザーは、遂に村の長であるファルコと対峙する。

誰もが一度は想像する
南斗と元斗の頂上決戦がここに実現!


「引かぬ」男と「退けぬ」男!
果たして真の後退なき男はどちらなのか!?
そして北斗最強の金髪は一体どちらなのか!?
え?拳王様?拳王様は黒髪だろJK






つってもこれはサウザーの章なので、勿論戦いは聖帝が勝利。
「秘孔を用いない元斗の前では体の謎も無意味なのではないか」というファルコ有利の声も全く意味を成さなかったのでした。





侵攻前には、「村をスルーした拳王はカス。真の非情をみせたる」的な事を言っていたサウザーであったが、彼もまたファルコの命を奪おうとはしなかった。

ただ相手を殺すことだけが非情なわけではない。
生きながらにして殺す、それが聖帝流―――。

この村を見逃す条件としてサウザーが要求した、脚一本をも上回るもの。
それは、天帝の名であった


「この聖帝が生きている限り、天帝が世に出ることは許さぬ
 貴様も天帝も、この聖帝に服従した者としてひっそりと暮らせ」


かつて世を治めたとされる英雄の末裔、天帝。
そしてその守護者である元斗皇拳。
この二者の存在を歴史の闇に封ずることで、サウザーは「天帝を越えし者」としての称号を手に入れたのであった。




面白ぇなこれ・・・

なるほどなー。
これなら拳王様存命時に天帝軍が表舞台に出てこなかったのも辻褄合うしな。

サウザー自身も「極星はひとつ 天に輝く天帝は南十字星 この聖帝サウザーの将星なのだ――っ!!」って言ってる事から考えると、天帝という存在に一目置いてた事は間違いないだろうから、このお裁きも解る気がする。

加えて、これで天帝側と南斗に強い因縁が生まれたわけでしょ。ジャコウもアリよばわりされて怒ってたし。それが後の天帝軍による南斗滅殺に繋がっていったとも考えられるんだよなー。

唯一リアルさに欠けるのは、サウザーがファルコに圧勝したという点だけど、それも「義足になって日が浅くてまだ自由に動けなかった」と考えれば解らないこともないんだよな。それでこの敗戦を切欠に、片足の邪法拳を編み出していったなんて事も考えられるし・・・


くそう面白い話考えやがって!悔しいぞ!




の章
第七話 「天を賭けて」


天帝を屈服させたことが余程自信になったのか・・・
サウザーは、覇道半ばにして、早くも宿敵・拳王軍と雌雄を決する事に。



世紀末を二分する最大軍閥同士の争い!!

この戦いに小細工など必要ない!!

互いが持ちうる全戦力をもって正面からぶつかりあうのみ!!




うーん、なるほど、そうか。

前のほうの章で、ユダがなんか小賢しい作戦(自分が拳王に味方するフリして〜とか)を提案してたんだが、どうやら完全に無かった事にされたようだ。



立ちはだかるインディアな兵士どもを蹴散らし、ラオウ様の前に立つサウザー。
秘孔の通用せぬその肉体をもって、ラオウ様を押し込むサウザーであったが
対するラオウ様の剛拳もまた、サウザーの体に確実に傷を与えていった。

勝負は全くの互角。
だが覇道を往く二人は、今ここで倒れるわけにはいかなかった。
決着よりも互いの目的を優先した二人は、勝負を一旦預け、戦場を後にする。
だが帰城したサウザーの頭の中には、ある言葉がひっかかっていた。
それは、去り際にラオウ様がポツリと呟いた一言であった。


「俺は・・・・・・もうひとつの天も握らなければならぬのだ」


もう一つの天とは一体・・・
自らの部屋にて、様々な思考をめぐらせるサウザー。




アンタそれしてないと考え事できないのか?




やがて、部下の調査により、サウザーはその答えを知る。
海の向こうにあるという、ラオウの故国。
そこに北斗神拳の源流となる北斗の名を冠した拳法があるという。

「もう一つの天」の正体を知るため。
そして全ての北斗を根絶やしにするため。
今、男は海を渡る!!



いく? いっちゃう?




の章
第八話 「聖帝渡海」


南斗、遂に修羅の国に立つ!


あの北斗の拳4のルギーやジンギですら成しえなかった、南斗勢の修羅の国上陸という歴史的大事件が今ここに実現!




あいかわらず自分たちの知らないモノはおしなべて「下等www」と卑下する一部のネット住民が如き修羅たちに対し、圧倒的なる南斗鳳凰拳の威を見せ付け、恐怖を植えつけていくサウザー。彼らが初めて目にする南斗の斬撃は、ラオウ伝説を塗り替えるほどの勢いで、修羅の国に赤きサイクロンを巻き上げていくのだった。


アルフを!

カイゼルを!

ハンを!

ヒョウを!



修羅の国の代表する実力者たちを、事もなげに蹴散らしていくサウザー。
ヒョウに至っては「確かに秘孔をついたはず」という見飽きたリアクションまで披露する始末。それ前の方の章で神拳勢がやったから。後に弟もやるし。




そして男は伝説となる。
修羅の国最後の砦として現れるは、新世紀創造主カイオウ。

だが今はまだ世紀末。時代はまだカイオウのものではなかった。
南斗への憎しみの欠如による魔闘気不足ゆえか、彼もまた、秘孔が効かないというその一点の謎の前に、惨めに敗れ去るのだった。





見知らぬ地での、見知らぬ拳との闘い。
その果てに勝ち取った、圧倒的な勝利。
ラオウの兄、カイオウですら、己の敵ではなかった。

そしてサウザーは確信する。
幾多もの激闘の果てに彼がたどり着いた、世界の真理。それは

敵は全て下郎

という確固たる事実であった。



国の人間を全て根絶やしにすると息巻いて上陸した非情さはどこへやら。結局三羅将ともその命を奪わないまま帰国したサウザーは、その情愛まみれの自分を戒めるためか、自らの情の墓である聖帝十字陵の建設を開始するのであった。

〜おわり〜









えぇー 修羅の国までいってこれで終わり?


うーん、折角だからもうひと捻りあってもよかったかなー。なんか手抜きだなぁ。修羅の国渡って無双したらこうなる、っていうテンプレートをそのまま使っちゃった感じなー。

単純に弱い奴から順に戦っていく辺りがまさにそんな感じ。例えばヒョウ、カイオウは破孔突きにこだわって負けたけど、あんまり破孔にこだわってないハンには意外と苦戦するみたいな展開、あってもよかったんじゃないかな。ちょっと順番入れ替えるだけで魅力ある展開に見えると思うんだけど・・・。




ま、とりあえずこれにて南斗組のストーリーは終了です。
次回からは孤高の拳士勢をやります。







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