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北斗無双プレイ日記
第十八回




幻闘編第六回はトキィです。

でもあんまりワクワクはしません。

だって・・・他の章で散々ネタバレしてるんだもん。
拳王様の秘孔で病気治って
そんでケンから伝承者の座を譲り受けるんでしょ。



ただ、病気治った後のトキは、例の吐血が無いらしいので、そこは楽しみだ。
伝説編ではアレのおかげでかなり動きが制限されていたが、これで気兼ねなく暴れまわれるというもの。心なしか私の腰痛も治った気がする。






第一話
静かなる決意




死の灰による病で、旅を続けられなくなったトキは
カサンドラにて静かにケンシロウの到着を待っていた。
そんなトキの前に現れたのは、謎の女占い師。
彼女はトキに、ある村を救って欲しいと願い出る。
そこは、余命幾ばくも無い人々が集まる、かつての奇跡の村のような所であった。

囚われの身である私には、その願いは叶えられない。
そう返答するトキに対し、女占い師はこう返した。
大切なのは信じること―――――




そして・・・・・

占い師の、トキの願いは叶えられた。
拳王の許しを得て、村で診療所を開くことを許されたトキは、患者達の笑顔に囲まれながら暮らしていた。


イヤ無理無理。ムリだから。
そんな簡単に牢から出してもらえないから。
拳王様寛大すぎるから。




そこに姿を現すは、牙一族が手を組んだ巨大野盗集団。

奇跡の村の悪夢は繰り返さない。
病の体を押し、野盗達へと立ち向かうトキ。
ラオウリュウガの救援もあり、なんとか野盗を撃退したトキであったが
その後を継ぐように、今度はアミバなる男が現れた。

一方的に恨みをぶつけてくるその全く記憶に無い男をぶっ飛ばし、トキは再び村に平穏を取り戻したのだった。




己の体が万全であればもっと村人を救えたはず―――。
自らの病を嘆くトキに、ラオウはある秘孔の存在を仄めかす。
それは、何者かから教えられたという、トキの病を根治する秘孔であった。


拳王様が発見した秘孔じゃなかったのか・・・・
しかも使ったこと無いのか・・・・臨床試験なのか・・・・

つまり木人形って事だな。

トキ木人形・・・アミバが泣いて喜びそうなシチュエーションだ。


だが木人形だろうがなんだろうが、トキの答えは一つであった。
少しでも可能性があるのであれば、私はそれに賭けたい。
どうなるとも知れぬその秘孔を、覚悟を決めてトキは受け入れる。
しかし、その代償としてトキに与えられたのは、地獄のような激痛であった。






第二話
救世主生誕!




ラオウが突いた秘孔により、トキの病は完全に根治した。

「お前はもう 治っている」

と、何処かで聞いた台詞で、拳王様からもお墨付きを戴いた。


自由に動き回れる力を取り戻したトキは、ラオウから付けられたリュウガと共に、苦しむ人々を救うための旅を再開する。
いつしかトキは救世主と呼ばれ、その周りには共に戦いたいと願う人々が溢れた。
そんな中、トキは弟ケンシロウと再会し、乱世の元凶がサウザーであることを知る。


今もまた、村が聖帝軍に襲われている。
か弱き民を救うため、仲間たちと共に村へと突撃するトキ。



五車兵「むっ、シンの援軍か!」

トキ 「待ってくれ!お前たちに我らと戦う理由はないはず!」

五車兵「黙れ! シンの仲間め!」


違うって言ってんのに、全く話を聞いてくれない五車星の軍。
なんでこんなにハッキリ敵だと思われてるんだろう・・・・・?




          〜 少し前 〜


野盗 「トキ様! もう悪いことはしません!
    これからは、一緒に戦わせてください!」


お前らのせいか。

そらモヒカンとかいたら疑われるわ。



その後、五車星の誤解を解いたトキは、彼らの助力を得てシンの軍勢を撃退。
なんとかユリアを守りぬくことに成功する。

ユリアはケンシロウと共に、平穏に暮らしたいと願っていた。
だが、北斗神拳伝承者であるケンシロウには、常に危険が伴う。
降りかかる火の粉に、いずれユリアが巻き込まれる事は必定であった。

そんな悩めるケンシロウに、トキはこう進言した。
伝承者の宿命は私が引き受けよう――――と。



本来なら北斗神拳を伝承していたはずの男、トキ。
その男に、今改めて伝承者の座が託された
つまりこれこそが、北斗の拳の真の"正史"。
運命が歪まなければ、訪れていたはずの未来。
果たしてそれは光ある未来か、希望無き未来か。
なんでもいいから面白いストーリーにしてくれ。






第三話
迷いを打ち砕く拳




新たに伝承者の宿命を背負ったトキと、彼を慕う民達の旅は続く。
だがこの乱世に休息の時は無い
戦いに明け暮れる日常は、民達にとってあまりにも過酷なものであった。


疲弊した民たちを休ませるため、トキはとある街へ立ち寄る。
だがそこは、既にユダ率いる聖帝軍に支配されていた。
更には、何故か聖帝軍に襲われるジャギの姿も―――。


あれでも一応弟だと、トキはマミヤにイヂめられていたジャギを救出する。
だがその時、待っていたかのように、ユダが大声で叫び始めた。


ユダ
 「トキは民を害する者(ジャギ)を助けた!
  何故か!
  トキの頭には北斗による支配しかないからだ!」




ユダは見抜いていたのだ。
どんな外道であろうと、トキは弟であるジャギを必ず救出する。
そしてそれを見せ付ければ、トキに対する民の信頼は瓦解する事を。

疲弊しきった民達には、一度生まれた疑念を振り払う事は出来なかった。
堰を切ったように、次々と戦場から離脱する民達。
己と民との絆は嵐でも崩れることはない―――。
そんなトキの自信を、ユダはいとも簡単に崩壊させたてみせたのであった。


狡猾!!

ユダの知略といえば、原作では「煙に巻く」とか「裏切る」とかだった。
無双でも「核を起動する」とか「人質をとる」という「どこが知略?」って感じだった。
そんな、知将として疑念を持たれ始めていたユダさんが
ここにきて初めての知略らしい知略!


まさか北斗兄弟のウィークポイントであるジャギをこんな風に使うとは・・・
今始めてユダが南斗六聖拳の一人として肩を並べたような気がするぜ。
でも民もあんな変態ドシフン野郎の言う事を簡単に信じるなよ。






最終話
揺ぎなき信念!




周りにはもう民の笑顔はなかった
周りにはもう慕ってついてくる群集もいなかった
しかし トキは信じていた
人々の心にはまだ平和を望む気持ちがあることを

力による支配では真の平和は訪れない。
為すべきは、サウザーを倒し、乱世を終わらせる事――――。

北斗軍と南斗軍の、総力を上げての一大決戦。
民のため、平和のため、北斗神拳伝承者としての宿命のため
襲い掛かってくる南斗の将たちを次々に打ち倒してゆくトキ


(略)


サウザーを倒し、平和を取り戻したトキは、再び北斗神拳で人々を救うための旅へと出るのだった。おわり。





やっぱり面白くなかった(´・ω・`)



イイコチャンの章は駄目だな。
やっぱサプライズが欲しいんですよサプライズが。
最後に秘孔の効果切れて干からびて死ぬくらいしてくれないと、盛り上がらないよね。子供トラウマになるけど。





今回ちょっとやってて思ったんだが・・・

この幻闘編って「歴史が変わった未来」なんですよな、基本的に。
ジャギがケンから逃げたり、シンがユリアを捜しに行ったり、レイがシュウに助っ人を頼んだりしたら、それぞれ原作とは異なるストーリーになるわけだ。
だがどんなルートを辿ろうが、北斗南斗決戦は必ず起こっている。
あらゆる分岐ポイントで歴史が変わっても、よっぽどのことが無い限り、歴史は北斗南斗決戦が起こるルートを辿るようになっているのだ。
唯一起こらないのが、原作のストーリーなのである。

北斗の拳をひとつのアドベンチャーゲームとして見た場合、おそらく真エンディングを見るためには、この北斗南斗決戦は通らなければならないイベントなのだろう。
そして原作ストーリーは、そのルートを通らないバッドエンドである。
何故なら原作ストーリーが一番死者の数が多いからだ。
幻闘編のほうが明らかに犠牲者は少ない。そして世界は平和になっている。
ゲームの常識で言うなら、幻闘編のほうがハッピーエンドであることは明白だ。

今までは原作ストーリーこそが最高の結果であり、ケンシロウや拳王様やユリアの力のおかげで奇跡的に世界が平和になったのだと思っていた。だがこの幻闘編をやっていると、「実は原作ストーリーは一番最悪なエンドだよ」と言われているようで、なんだか哀しくなってくる。まるで拳王様の統治すら無駄だったかのような・・・

ま、そんな捉え方しながらプレイしてる人は他にいないだろうけどね。
ちょっとヒネクレすぎました。ごめんなさい。






トキの章の全台詞は以下。

>幻闘編 トキの章 ストーリー






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