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北斗無双プレイ日記
第十七回




幻闘編第五回目はレイの章です。


他の章で見かけた際には、ユダの傀儡と化していたレイさん。
一体彼の身に何があったのか?どんな弱みを握られたのか?
正直、ほぼ予想はついているが、とりあえずスタートだ!






第一話
妖星の罠!




マミヤの村に拳王侵攻隊が向かっている――――。
アイリやリンの身を案じるレイは、ケンに先行し、急ぎ村へと向かう。
そんなレイに声をかけてきたのは、フードをかぶった女占い師であった。

彼女は言う。
そのまま村に向かえば貴方は死ぬ・・・
だがシュウの助けを借りればその危機は避けられるだろう、と。


占い師が持つ水晶玉には、彼女の言う「IFの未来」が映し出されていた―――







シュウの軍の力を借り、見事に拳王侵攻隊の手から村を守ることに成功したレイ。
だがその後を継ぐように現れたのは、拳王・ラオウ率いる拳王軍本隊であった。

ステージ開始と同時に拳王様とバトルというイジメのような展開をも乗り切ったレイとシュウは、その勢いに任せて拳王軍本隊を蹴散らしていく。
そんな二人の前に、思いもよらぬ援軍が現れた。


妖星のユダ


「ありがとう」よりも「なんで?」が先に来てしまうビミョーな空気を隠しきれないまま、とりあえず拳王軍を追い払うことには成功した一行。
だが礼を述べるレイに対し、ユダはニヤニヤしながら告げた

お前に死なれては困る。
なぜならお前はこれより俺の僕となるのだ―――。


なんとユダは、アイリを連れ去り体に爆弾を仕掛けたというのだ。

なんという外道! 知略じゃない! ただの外道!



それにしても、美しい物の前では無力となるはずのユダ様なのに、上玉と噂のアイリをこんな扱いにしちゃっていいのかしら。
売り買いされたキズモノだから、ユダ観ではもう美しくないのか。






第二話
水鳥は飛ばず!




ユダの卑劣な罠により、聖帝軍の一員とされてしまったレイ。
お供としてついてきたシュウとマミヤも聖帝軍に加わり、ホクホク顔のユダ。
そりゃ南斗六星二人(+1)を引っ張ってきたとなりゃサウザーもご満悦だろう。
天の覇王でサウザーがユダを助けた理由が初めて解った気がする。



そんな聖帝軍の本日のお相手は、アミバ率いる拳王部隊。

アミバといえばジャギの章で

「ヒイイ! 聖帝軍の本隊がいやがる!
 もうダメだ、終わった! 殺される!」


・・・なんて小便チビってた男。
そんなヤロウに負けるはずもないわ!



・・・と思っていたが、なにやらやけに強気なアミバさん。


リンとバットが戦闘に巻きこまれていることを知り、救助に向かおうとするレイ。
だがユダの命で行動を制限されるレイは、かわりにシュウにその役目を託す。




シュウ 「ゆ、油断した・・・・・・
     レイよ、すまぬ、約束は守れぬようだ・・・・・・」




えっ?

死んだの?

アミバに殺られたの?


どうやらこの天才、秘孔によって極限まで肉体を強化しているらしい。
歴史が歪んだことで本当に天才になってしまったのだろうか。

いや・・・きっと原作でもあと数年、いや数ヶ月あれば、彼の木人形実験は完成を迎えていたのだろう。ケンシロウの邪魔が入らなければ、アミバの求める北斗神拳は何人も辿り付けぬ究極の高みへと到達していたのだ。

アミバが没して実に26年・・・・
彼の研究が正しかったことが今始めて立証された。
いつの時代も、真の芸術は作者の死後に評価されるものなのである。





第三話
苦渋の決戦!




マミヤを慈母星に仕立て上げ、大量の兵をかき集めた南斗軍。
満を持して臨んだ北斗軍との決戦は、北斗四兄弟を打ち破ったレイの活躍で、見事勝利を収めたのだった。


戦いは終わった。アイリを解放してくれ。
懇願するレイであったが、ユダはその起爆装置を手放そうとはしなかった。
まだまだレイは傀儡として使える―――。そう判断したユダは、あっさりとレイとの約束を反故にしたのである。
我慢の限度を超えたレイの怒りが爆発しかけたその時――――


バット 
「へへ、スイッチを押せばこいつが爆発して
 あんたらも吹き飛ぶぜ?」




救世主光臨!!



カッコよるぎるぜバット! 原作最終話よりもカッコイイぜ!
でも爆弾は持ってこずに、廃棄しといたほうがより良いと思うぜ!




アイリという鎖から解き放たれた今、レイに弱点は無くなった。
心置きなくユダをぶっ殺し、すべては終わる――――はずだった。
しかし、悪夢はまだ終わってはいなかった。






最終話
愛に飛び立つ!




水鳥は再び翼をもがれた。
なんとユダはアイリだけではなくマミヤにまで爆弾を仕掛けていたのだ。





・・・・・・え?



いや、アイリはわかるよ。
連れ去ったんだから、ファイナルファイトのコンティニュー画面みたいに爆弾セットすることはできるよね。




でもマミヤさんは元気いっぱい戦ってるよねえ。
縦横無尽に動いてるよねえ。
蛮勇振るいまくってるよねえ。

・・・どこに爆弾が?


本人に気付かれずに爆弾セットできるものなのか?
体内?体内なの?小型の時限爆弾?
そんなんこの時代に無いって、第一話でジードさん言ってなかったっけ。



そんな疑問など一寸も抱くことなく、再びレイはユダの傀儡と成り下がった。
そしてそんな彼に与えられたのは、マミヤを聖帝軍に連れ戻せとの命であった。
マミヤは南斗軍を離れ、民を率いてレジスタンスを起こしたのである。

レイの必死の説得にも応じず、ただ己の信念のために戦い続けるマミヤ。
自らの死を省みないそのマミヤの姿を見て、遂にレイは決意する。

もうユダの命令は聞かぬ!
南斗の乱れは俺が正す!
マミヤが死ねば、ユダを殺して己も死ぬ!


繰り糸の切れたレイを、もはや止められる者など誰もいなかった。
無論、ユダでさえも。

「俺はお前を支配しながらもこの結末を望んでいた―――。」

原作など比にならぬ外道ぶりを見せたのに、この台詞だけでなんとなく許されたような感じになるのは納得いかないが、兎に角こうしてレイの悪夢は終わりを迎えたのであった。





ちなみにマミヤに爆弾を仕掛けたというのはユダの嘘だった。

うん、知ってた。






その後、レイはサウザーをも撃破し、乱世は終結した。
人々の顔には笑顔が戻り、それを見守るレイの顔にも笑顔が浮かぶ。
俺はこの瞬間を必ず守り抜いてみせる――――






・・・それが、占い師が見せた、もう一つの未来であった。
まさにこれ以上無いようなハッピーエンド。
シュウを頼りさえすれば、死の運命から逃れられ、こんな幸せを掴むことができる。
そんな風に運命を導こうとする占い師であったが、レイはそれを拒んだ。

策を弄すれば、俺は助かるかもしれないが、愛する者が死なぬという保証はない。
だから、俺はたとえ死を予言されても・・・・・・今そこにいる愛する者を助けにいく!



確証のない幸せに身を委ねている時間はない。
今レイがするべきは、一秒でも早くマミヤの村に向かう事――――







その割には胡坐かいてガッツリ見てたな。





オリジナルストーリーとはいっても、結構他キャラのストーリーとかぶってるところ多いから、そろそろネタがキツくなってきたな・・・
そんな苦難にも負けず、残り3回がんばりたいと思います。
次回はトキ編になります。





レイの章の全台詞は以下からどうぞ。

>幻闘編 レイの章 ストーリー






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