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ラオウ伝 激闘の章
ストーリー 登場人物 流派・奥義 STAFF



登場人物

主要キャラ


ラオウ
 拳王と名乗り、世紀末の覇権を握らんとする男。
 拳王軍に弓引く南斗最後の将の正体をつきとめんと、ギラクを派遣。その正体がユリアだと知り、疾風となって南斗の城へ。ユリアを連れ去るも、ケンシロウの無想転生の前に恐怖を感じ、その奥義の源である哀しみの正体に困惑した。

 恐怖を拭い去るために、かつて己を恐怖させた山のフドウに勝負を挑むが、フドウと子供達の哀しみの瞳に再び恐怖を感じてしまう。哀しみの正体を知るため、ユリアをその手にかけることを決意するが、彼女が残り少ない命を放棄して世の平和のために殉じていたことを知り、失っていた涙を取り戻した。そして自らも、己が倒れた後の世界に光を取り戻すよう、腐った部下達を一掃。自らが地上の平和を取り戻した後は、ケンシロウによって魂の平和の世界が訪れる事を望んでいた事が明らかとなった。

 北斗練気当座にてケンシロウと最後の戦いに臨み、互いに無想転生を会得した者通しの殴り合いに。しかし、全霊の拳の勝負に打ち負け敗北。天へ向けて最期の一撃を放ち、立ったまま絶命した。その後遺灰となり、レイナと共に修羅の国へと戻った。



ケンシロウ
 北斗神拳の伝承者。弱き者達の味方となり、拳王軍と闘う男。

 山のフドウより、南斗最後の将の正体がユリアであることを知らされ、南斗の城へ。ユリアを狙うラオウの前へと立ち、哀しみの果ての奥義、無想転生で恐怖を感じさせた。だが不運にもユリアを連れ去られてしまい、その跡を追跡。フドウの村へかけつけたが間に合わず、フドウの最期を見届けた。

 ラオウが使わした黒王号に乗り、リンとバットと共に北斗練気当座へ。ラオウと最後の戦いに臨み、死闘の果てに勝利した。その後、ラオウもまた平和のために殉じた事を知り、その魂を胸にユリアと共に安息の旅へ出た。



ユリア
 ケンシロウの恋人。シンの城で五車星に命を救われた後、自らの素性を隠し、南斗最後の将に就任。集った義勇兵等と共に拳王軍と戦いながら、城に向かうケンシロウの到着を待ち続けた。

 城で闘うケンとラオウの決着を待っていた時、遥か階上から落下してきらラオウが自らの前へ。そのまま連れ去られ、城に軟禁された。その後、哀しみを知るためにラオウに殺されそうになるが、既に不治の病に犯され、余命幾許も無いことが発覚。その残り少ない命を天命のままに生きようと決意し、愛するケンシロウにまで素性を隠し、平和を願ったことが明らかとなった。

 その後、ラオウに秘孔を突かれ仮死状態に。ラオウの最期を見届け、彼が魂の平和のためにケンシロウの拳の前に倒される事を望んでいたことを知った。





ケンの仲間




バット
 ケンの弟分。フドウの村でケンと別れ、村に滞在。ラオウに挑んだフドウの最期を見届けた。その後、ラオウとケンシロウの最後の闘いを見届けるため、北斗練気当座へ。ユリアと共に去るケンの背中を見送った。


リン
 ケンの旅に同行する少女。フドウの村でケンと別れ、村に滞在。ラオウに挑んだフドウの最期を見届けた。その後、ラオウとケンシロウの最後の闘いを見届けるため、北斗練気当座へ。ユリアと共に去るケンの背中を見送った。





五車星・南斗義勇軍




リハク
 南斗五車星の一人。海の称号を持つ。
 城にやってきたラオウと対峙し、仕掛けた無数の罠で攻撃するも、全く通じず敗北。その間にケンとユリアを城から逃がす作戦であったが、結局ケンは逃亡せず、ラオウを圧倒するその予想を裏切る実力に驚愕した。しかし決着間近というとき、最期の仕掛けが発動し、ラオウは遥か下の階層へ落下。結局それが仇となり、ユリアを連れ去られてしまう結果となった。

 ラオウがケンシロウとの勝負に赴いた後、義勇軍を率いて拳王府を攻め、拳王軍を壊滅させた。


フドウ
 南斗五車星の一人。山の称号を持つ。
 かつて鬼のフドウとして、リュウケンの道場を訪問。門下生を皆殺しにしたが、リュウケンには戦いを拒まれたため、そのまま帰還。まだ若かったラオウに強い恐怖を与えた。

 その後、南斗五車星に就任。自らの素性を隠し、ケンシロウのもとへ。ケンの腕を確かめるために闘いを挑むが、またも闘いを拒否され、ケンもリュウケンもその内面にある善の心を見抜いた故に闘わなかったのであることを教えられた。素性を明かし、ケン南斗最期の将のもとへ案内しようとするが、子供達のためにも村に留まるよう告げられた。

 その後、恐怖を乗り越えんとするために現れたラオウと対決。一方的にやられるも、子供達と共に哀しみの瞳によってラオウを退かせ、勝利。拳王軍の放った巨大な矢を受け、死亡した。



シュレン
 南斗五車星の一人。炎の称号を持つ。
ラオウを倒さんと、全身に炎をまとってラオウへと特攻。ラオウの掌撃とぶつかりあうが、押し負け、爆死した。


南斗義勇軍
 ケンシロウを救世主と信じ、南斗最後の将のもとへと集った民衆達。その腕にはケンシロウにあやかった、白い布が巻かれている。
 南斗の城へと突入してきた拳王軍と戦いを繰り広げるも、多大な犠牲を出した上、ユリアを奪われてしまう。しかしラオウがケンシロウとの戦いに赴いた後、拳王の城を攻め落とし、拳王軍を壊滅させた。





拳王軍




レイナ
 元拳王軍親衛隊隊長。サウザー死亡後、拳王軍を離脱。赤鯱と共に岸壁で待機し、ラオウが愛を取り戻し、修羅の国へと渡る時を待ち続けた。しかしラオウは敗北し、遺灰となって帰還。修羅の国の平定はきっとケンシロウが引き継ぐことを信じながら、海を渡った。


赤鯱
 海賊「双胴の鯱」の船長。レイナと共に岸壁で待機し、ラオウが修羅の国へと渡る時を待ち続けた。しかしラオウが敗北したため、その遺灰を乗せて海を渡った。


ギラク
 拳王軍の総参謀。ラオウの事を陛下と呼んで機嫌をとる、小賢しい男。羽のようなマントで、宙を飛ぶことができる。カツラ装着。

 ケンシロウとの闘いよりも、南斗最後の将を倒し天下を獲る事を進言。その将の正体をつきとめるようラオウに命じられ、南斗の城へと潜入し、ユリアの姿を目撃。ラオウへと報告した。

 ケンシロウとの戦いの直前、褒美を与える言われ、玉座の間へ。しかし実際は、悪しき部下達を一掃するための召集であり、ラオウに首を刎ねられて死亡した。


バルガ
 拳王軍の将軍。軍内において数少ない良識人の一人。ラオウの本隊に同行し、サポートを務める。

 ユリアの慈母星に惹かれ、彼女を殺そうとするラオウに矢を射り、それを制止。部下達と共に、己達の命を投げ出し、ユリアを殺さぬようラオウに懇願した。

 その後、悪しき部下達を一掃しようとするラオウに協力。ラオウが魂の平和のために、己より強き者に倒される事を願っていた事を知り、無抵抗のまま義勇軍に捕らえられた。


黒王号
 ラオウの愛馬。フドウの村にいるケンシロウの元へと赴き、ケンとリン、バットを北斗練気当座まで運んだ。
 ラオウ亡き後、その遺灰をレイナのもとへ届けた。


拳王軍団
 拳王に仕える兵士達。フドウ戦に同行し、線より退いた場合は自らの背に矢を放てと命じられた。しかしその命令を護らず、フドウに矢を放ってしまったため、ラオウの怒りを買った。
 その後、ラオウが覇道を捨ててケンシロウとの戦いを選んだため、崩壊。義勇軍にあっけなく城を落とされ、壊滅した。


悪しき将軍達
 拳王軍に所属する、悪しき心を持った「鬼」達。彼等がいては世界に光は戻らないと判断され、ラオウによって玉座の間へと集められ、全員殺された。


駐屯部隊
 とある村を支配している拳王部隊。拳王軍入りを拒否した男を鞭打ち、彼を処刑する者を村人達の中から選ぼうとした。しかし名乗りを上げた村人がケンシロウだったため、全員秘孔を突かれて爆死した。
 原作の、カンを襲った拳王偵察隊がモデルと思われる。


口が堅い男
 ラオウが立ち寄ったという砦の兵士。ケンにラオウの行き先を聞かれ、自慢の口の堅さで拒否した。しかし身体を回転させるほどの強烈なビンタを受けると、あっさりとフドウの村に向かった事を白状した。





北斗




トキ
 北斗四兄弟の次男。救いを求める者達のために生きろとケンシロウに告げ、死亡した。

 その後、哀しみの正体に悩むラオウの元へ、霊として登場。レイナがラオウのために闘った理由、そしてラオウがユリアを奪ったのは、野望ではなく愛の為であり、それが判らないうちは無想転生は纏えないと告げた。


リュウケン
 先代北斗神拳伝承者。死ぬ間際、無想転生が哀しみを知る者のみが成しうる奥義であることをラオウに伝えた。
 覇道を間近に控えたラオウのもとに、霊として登場。おまえが南斗最後の将に拘るのは、ケンシロウと闘うのを避けたいからだと、ラオウに伝えた。


リュウケンの門下生
 北斗神拳の道場の修練聖。道場破りにきたフドウに立ち向かうが、その鬼の力のまえに全員敗北した。





村人達




処刑される夫婦
 とある村に住む夫婦。妻が妊娠したのを理由に夫は拳王軍入りを拒否。それに怒った拳王軍によって鞭うたれ、処刑されそうになるが、村に居合わせたケンシロウによって救われた。その後、妻は、生まれてくる子供が女なら、ケンシロウの愛する女性である「ユリア」と名付ける事を約束した。


フドウの村の子供達
 フドウが育てている孤児達。フドウの事を父と慕っている。
己達のために戦いに赴けない父フドウに対し、防具を手渡し、自分達は大丈夫だと伝えた。その後、父とラオウの戦いを見届け、その哀しき瞳で死に絶えたはずのフドウの歩を進ませた。





強敵達




シン

 ケンが哀しみを背負った強敵の一人として無想転生の背後に登場。


レイ

 ケンが哀しみを背負った強敵の一人として無想転生の背後に登場。


シュウ

 ケンが哀しみを背負った強敵の一人として無想転生の背後に登場。


サウザー

 ケンが哀しみを背負った強敵の一人として無想転生の背後に登場。


リュウガ
 

ケンが闘ってきた強敵の一人としてすこしだけ登場。