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北斗の拳 トキ外伝 銀の聖者
ストーリー キャラクター 流派・奥義


キャラクター紹介


奇跡の村



トキ
 北斗四兄弟の次兄。師父リュウケンより北斗神拳伝承者に選ばれるも、直後に死兆星を目撃。同時に自らが拳を学んでいたのは孤独に怯えていたが故であることを悟り、死の灰を浴びることで伝承者の道を自ら閉ざした。
 リュウケンの死後、ラモと共に旅へ。訪れた村で人々の絶望を目にし、彼らの目に光を取り戻すため、診療所を開設。やがてその噂は各地に広まり、村は「奇跡の村」と呼ばれるようになった。ZEED等盗賊達から村を守っていたが、留守にした数日の間に、村はトキに扮したアミバの手に。自らは村の手前で足止めをくらい、拳王と名乗る兄ラオウと再会。抵抗もむなしく、覇道の妨げとなる存在としてカサンドラに幽閉された。絶望により生きる意味を見失うが、ケンシロウやユリアが生きていることを教えられ、仮死状態となってケンシロウの到着を待ち続けた。
 解放された後、一旦奇跡の村へと戻るが、ラオウとの最後の戦いに臨むため再度出発。兄が道を誤ったときは己の手で拳を封じるという約束を果たすため、宿命の戦いに臨んだ。封印していた剛拳でラオウを追い詰めるものの、刹活孔による偽りの拳では止めを刺せず、敗北。ラオウの魂を救うために戦っていたつもりであったが、実は兄を超えねばならないという宿業に捉われていたのは自分であり、救われたのは自分のほうであったことを悟った。その後、奇跡の村へと戻り、死兆星が落ちるのを静かに待ち続けた。


ラモ
 世話役として長年トキに仕えてきた男。リュウケンの死後、トキと共に旅へと出発し、奇跡の村に定着。村人達の指揮を執り、復興に助力した。
 盗賊達を壊滅させた「トキ」が偽者であることを見抜き、ルカと共に逃亡。状況を打破するため、ルカを荒野へと送り出し、ケンシロウを探し出して連れてくるよう命じた。その後アミバに囚われ、自白秘孔によってトキの情報を吐かされ、アミバが完全なトキになりきるための道具に使われた。
 アミバ没後に意識の無い状態で発見され、治るかどうか判らない状態だったが、後に松葉杖で動けるまでには快復した。


ルカ
 奇跡の村に住む孤児。重い病にかかっていたが、トキの秘孔術で快復。幼いながらもその内に勇気を秘め、村人達の士気を上げた。
 盗賊達を壊滅させた「トキ」が、アミバであることを見抜き、ラモと共に逃亡。状況を打破するため、ケンシロウを探し出す役目をラモに託され、荒野へ。盗賊に襲われ殺されかけるも、レイとマミヤに救われ、事情を伝えた。
 アミバ没後、奇跡の村に戻り、後にトキと再会。死出の旅に出ようとするトキを素直に送り出せずにいたが、トキを悔いなく送り出すことが自らの役目だと悟り、村人達と共に笑顔でトキを見送った。その後、約束通り生きて帰ってきたトキを改めて出迎えた。



奇跡の村の人々
 奇跡の村に住む人々。かつては大きな町だったが、時代によりいつしか姥捨山と化し、病人と老人のみが住む村と化した。しかしトキの登場によって人々は光を取り戻し、村は再生。その後、盗賊達を恐れて逃げる者も相次いだが、逆にトキを頼って数多くの者達も訪れたため、大きな町へと復興。防衛機能を備えた風車などを建設し、ZEED軍に勝利するなど、強固な守りを手に入れた。
 その後、アミバの策略にはまり、村は事実上拳王軍の手中に。アミバを本物のトキだと信じ込み、村は地獄絵図へと変貌した。後にケンがアミバを倒し、全ての真実が明らかとなったため、再び村は復興。ラオウとの最後の戦いに臨もうとするトキの背中を押し、そして生きて帰ってきたトキを笑顔で出迎えた。

長老
 奇跡の村の長老。トキをこの世の救世主であると信じ、自分達だけでなく、苦しむ全ての人々のその力を使ってほしいと願っている。
 アミバがトキに扮して現れた際、偽者であることに気付いたが、口封じのために殺された。

老婆
 奇跡の村で死を待っていた老婆。こんな死に絶えた村で医療活動をしても無駄だとトキに告げたが、触れただけでルカを治したその力を見て、救世主が現れたと確信した。その後、村に訪れた盗賊の手によって殺され、トキに逃げるよう告げた。

セト
 奇跡の村に住む男。北のほうでZEEDが暴れまわっているとの情報を耳にし、ラモの指令で偵察へと赴いた。しかしスパイがばれ、逃亡中に射ぬかれて死亡。死ぬ間際、居合わせたアミバに、奇跡の村の危機をトキに伝えて欲しいと頼んだ。

ザキ
 奇跡の村に住むエンジニア。村の再建に一から携わってきたが、ZEEDが村を狙っていると聞き、身重の妻と子供を連れて逃亡。しかし村の事を気にかけ、再び舞い戻り、対ZEED用の風力発電の指揮をとった。

足の悪い老人
 アミバの木人形第一号に選ばれた老人。足を治してやるといってアミバに秘孔を突かれたが、間違っていたため、その激痛に泡を吹いて悶絶した。その後、トキに正しい秘孔を突き直され、一命を取り留めた。

暴れる大男
 奇跡の村に入るためのボディチェックを拒み、暴れていた大男。挑発してきたジュウザに怒り来るって襲い掛かったが、腕に抱きつかれた瞬間に動けなくなり、そのまま顔面を地面にたたきつけられた。

風車を爆破した男
 風車の電力プラントで働く男。鉄くずの調達に出かけた際にアミバに襲われ、仲間は全員死亡。自らもあと3日で死ぬという秘孔を突かれ、助かりたければ風車を爆破しろと命ぜられた。徐々に身が崩壊していく恐怖に耐え切れず実行したが、結局時間切れとなり、アミバの目の前で爆死。

ルカの両親
 ルカの両親。かつて村を守るために戦いに赴いたが、野盗に襲われて死亡した。



拳王軍


ラオウ
 北斗四兄弟の長兄。弟のトキと共にリュウケンのもとで北斗神拳を習い、圧倒的な強さを手に入れたが、いつしか己に見合う相手を失い、孤独の中で強さのみを追い続けるようになった。
 核戦争の後、この世の覇権を握るため、自らを拳王と名乗り、拳王軍を設立。覇道の妨げとなるトキを捕らえる為、奇跡の村へと赴き、病魔に蝕まれたトキを一蹴。カサンドラへと幽閉した。
 トキが解放された後、最後の戦いに臨むため、かつて再会を誓った約束の場所へ。頭上に死兆星を呼ぶほどの苦戦を強いられるが、それはトキが命を削って得た偽りの剛拳である事を見抜き、その哀しきトキの宿命に涙した。そして最期の一撃によって、兄を超えねばならないという宿業に捉われたトキの宿命を打ち砕いた。

アミバ
 自称天才。南斗聖拳に続き北斗神拳を会得するため、奇跡の村へ。トキを訪ね、診療の手伝いをするかわりに北斗神拳を教えてくれと申し出るが、拒絶され失敗。その後、村人を木人形にして我流で秘孔をマスターしようとするが、誤った秘孔を突いてしまい、トキに顔を叩かれて村を追い出された。
 トキに恨みを晴らさんとZEEDに入れ知恵し村を襲わせるが失敗。だがその様子を見に来ていたジャギに目を付けられ、利害の一致から手を組むことを選択。同時に拳王軍に所属することとなった。自らがトキに成りすますというジャギの策にのり、秘孔による顔の変形や、背中に傷をつけることによってそれを実行。奇跡の村を襲わせた盗賊を、自らの手で壊滅させるという自作自演により、完全に本物のトキであると村人に信じ込ませた。その後、奇跡の村で木人形実験を繰り返したが、ケンシロウの手によって葬られた。

リュウガ
 拳王軍の将軍。傘下に入ったアミバが動いたのを機に、自らも奇跡の村へと出陣。村に戻ろうとするトキを足止めし、捕らえようとしたが、怒りを解放したトキに歯が立たず、新胆中で動きを封じられた。
 その後カサンドラへと訪れ、ケンシロウやユリアが生きていることをトキに報告。北斗を乱世に導くのが己の宿命であり、そのためにもトキには生きていて貰わねばならないと告げた。

ザク
 リュウガの副官。リュウガに状況を報告したり、伝令を部下に伝えて率いたりする立場にある。リュウガの命令でトキをカサンドラに閉じ込めた後、メディスンシティ攻略に赴いた。

ウイグル
 カサンドラの極長。名前だけ登場。リュウガがトキに面会することを許可した。

拳王侵攻隊
 トキとケンシロウの再会を阻むために派遣された者達。トキを連れ出す前にケンが到着してしまったため、トキを殺そうとしたが、北斗有情拳を受けて死亡した。
原作では拳王親衛隊。

拳王軍
 拳王に仕える兵士達。トキを捕らえるため奇跡の村に同行したり、メディスンシティ攻略に赴いたりした。
 ラオウがトキとの最後の戦いに臨む際、近くまで同行したが、峰の手前で待機しておくよう命じられた。




北斗・南斗の者達



ケンシロウ
 北斗四兄弟の末弟。核の炎が迫った際、伝承者となるはずだった兄トキに命を救われ、生き延びた。被爆したトキが病気を発症したため、代わりに北斗神拳の伝承者に指名された。
 奇跡の村を救える唯一の存在としてルカが捜索するが、結局宿命がケンを呼び寄せ、出会う前に村は解放。その後、カサンドラからトキを救出し、ラオウとトキの宿命の兄弟対決を見守った。

リュウケン
 北斗四兄弟の師父。次期伝承者にトキを指名したものの、死の灰による病気のため断念。改めてケンシロウを伝承者に指名した。
 その後、ラオウによって殺され、ラモにトキの共をするよう遺言を残した。

ジュウザ
 南斗五車星の一人。ユリアの母違いの兄。
荒野で遭遇したZEEDの偵察隊からトキの噂を耳にし、奇跡の村へ。再会を果たしたトキにさっさと村を出るよう忠告するが、この村を守ると井うトキの信念を目にし、暫く村に留まる事を決めた。
 村とZEEDの戦いを静観していたが、女や老人の戦う姿に触発され、自らも戦いに参戦。奇跡の村の勝利に貢献した。その後、ユリアが命を絶ったことをトキに告げ、再び放浪の旅へと出た。

ユリア
 南斗の女。かつてココを殺されたトキの前に現れ、あなたは強く優しい男になると予言した。
 トキやラオウなどに愛され、ユリアもその事を感じていたものの、ケンシロウと共に道を歩む事を決意。核の炎から逃げる際、孤独ではない死を選択したトキによってシェルターへと押し込まれ、命を救われた。その後、シンに連れ去られ身を投げたが、後に生きていることが判明した。

レイ
 南斗水鳥拳の伝承者。荒野で盗賊に襲われていたルカを救出し、奇跡の村での一連の出来事を知らされ、自らも奇跡の村へ。アミバ没後、カサンドラからトキを救出し、トキの死を厭わないその生き様に憧れを抱いた。
 その後、マミヤと共に死兆星を目撃するが、自らの命をかけた闘いにより、マミヤの死の宿命を断ち切った。



ZEED


ZEED
 夜盗集団ZEED軍のリーダー。仲間達を殺した(と思い込んでいる)奇跡の村の者達を皆殺しにするため、進軍を開始。周辺の村々を襲いながら徐々に侵攻するが、到着予定日を早めて不意をつけというアミバの策に乗り、予定よりも早く奇跡の村に夜襲をかけた。バリケードを突破するものの、風車のライトや村人達の反撃に苦戦し、最後はトキとジュウザのタッグの前に為す術なく敗北。虚無指弾でここ数日の記憶を奪われ、荒野へと送り返された。

ポチ
 拳王偵察隊の一人。奇跡の村へ赴く途中、運悪くジュウザに因縁をつけてしまい、仲間は全員死亡。自らもモヒカンを切り落とされ、奇跡の村への案内をさせられた。
 その後、ジュウザにつれられて奇跡の村へと入り込むものの、逃亡しようとしたところをジュウザに捕まり、村人達に差し出される羽目に。囚われの身となり、ZEED軍の情報をいろいろと吐かされた。

ZEEDメンバー
 500人からなる夜盗集団。奇跡の村からのスパイであるセトを追撃するが、アミバの手にかかり部隊は全滅。さらにジュウザを襲った偵察隊も全員倒され、それらすべてが奇跡の村の仕業だと思い込み進軍を開始した。
 アミバの策に乗り、予定日を早めて夜襲を決行。しかし風車のライトや高圧電流、さらには統率された村人達の反撃に手を焼き、最後はリーダーがここ数日の記憶を消されてしまったため、荒野へと逃げ帰った。



ジャギ一味


ジャギ
 北斗四兄弟の三男。
 トキの動向を見に奇跡の村へと訪れた際、アミバと遭遇。トキを憎むその心に目をつけ、アジトへと招き、利害の一致により手を組む事を提案。お前がトキになりきってしまえばいいという策を授け、背中に本物のトキと同じ傷をつけた。

ジャギの部下達
 ジャギの部下達。ジャギと共に奇跡の村の様子を見に赴くが、突如現れたアミバの無差別な攻撃により幾人か殺された。その後、ジャギに秘孔新一を突かれジャギを馬鹿にする本音を喋ってしまったり、アミバの木人形にされたりと散々な目にあった。



その他の人々


マミヤ
 村のリーダー。レイと共に、盗賊に襲われていたルカを救出。奇跡の村での一連の出来事を知り、レイの頼みでトキの居所を探すために荒野へと出た。
 トキ救出後、死兆星を目にするが、レイの命をかけた戦いによって死の宿命から逃れ、終生レイの愛を胸に生きた。


リン
 マミヤの村でケンの帰りを待つ少女。バットと共に、運ばれてきたルカの看護をした。
 その後、ケンやトキとともに奇跡の村へ。トキの雰囲気が変わったと臆するルカに、一度話してみるべきだとアドバイスをした。その後、ケンとトキの真剣勝負や、ラオウとトキの兄弟対決を見守った。

バット
 マミヤの村でケンの帰りを待つ少年。リンと共に、運ばれてきたルカの看護をした。
 その後、ケンやトキとともに奇跡の村へと訪れ、二人の真剣勝負を目撃。さらにはトキとラオウの兄弟対決を見守った。

アイリ
 レイの妹。ケンを探しにいこうとするルカに対し、ケンの居所はレイが知っていると伝え、宥めた。

コウリュウ
 リュウケンと北斗神拳伝承者を目指し共に修行した男。リュウケンに伝承者を譲り、自らの拳を封印していたが、訪れた拳王の手により殺された。。

ゼンギョウ
 コウリュウの従者。コウリュウがラオウの手にかかり殺された事を伝えるため、奇跡の村のトキを訪ねた。

シン
 南斗六星の一人。ケンからユリアを強奪したと、ジュウザの口から語られた。

ユダ
 レイに飛翔白麗で止めを刺される一コマだけ登場。名前も呼ばれず。

近隣の村
 奇跡の村の近隣にある村。ZEEDの手によって次々と壊滅させられ、奇跡の村の者達を怯えさせるためのデモンストレーションにされた。その後、多くの人々がトキを頼り、奇跡の村へと集結した。

メディスンシティ
 戦前に作られた大量の薬が眠っているという街。戦火で医者や薬を処方できる人間が少なくなったため、トキに診療を依頼。村にまで出張してもらい、治療を受けた。
その後、拳王軍に攻略され、支配下におかれた。

ココ
 幼き頃にトキが可愛がっていた愛犬。トキが目を放した隙に、チンピラの男に弓矢で射抜かれて殺された。その後、トキの手によって埋葬された。

ココを射った男
 トキの愛犬ココを弓矢で射抜いた男。トキの目の前でその死体を弄んだことが逆鱗に触れ、自分よりもはるかに小さいトキにボコボコにされた。

道場破り
 北斗の道場に押し入ってきた道場破り達。棍棒を振り回して門下生の数人を殺すが、ラオウに一撃で倒され、追い出された。その日の夜、武器を手に五人がかりでラオウに復讐を決行。だが死兆星が見えるかとの問いにYESと答えてしまい、その予言通り、ラオウの手によって命を奪われた。

リュウケンの門下生達
北斗の寺院にて修行に励む者達。修行相手として力量に見合わないため、ラオウからは距離を置かれている。押しかけてきた道場破りに、何人かが棍棒で殴り殺された。

隣国の指導者
 日本の隣国に位置する某国の最高指導者。199X年、世界が核の炎に包まれる発端となった人物。以前より核兵器の開発に相当な金と技術をつぎ込んでおり、宣戦布告と共にその核のボタンを押した。


奇跡の村を襲う盗賊(1番目)
 奇跡の村が復興したのを見て、村に押しかけてきた盗賊達。トキの診療所に列を作っていた人々を斬殺した。その後、トキの北斗有情拳を喰らい全滅。

奇跡の村を襲う盗賊(3番目)
 アミバに雇われ、奇跡の村に襲撃をかけた第三の盗賊達(二番手はZEED)。防衛機能をもつ風車が破壊されたのを機に一気に村になだれ込み、村人達に襲い掛かった。しかしその後、トキに扮したアミバの手によって全滅させられた。
原作の、アミバの回想の中に出てくる盗賊達と同一の者達であると思われる。

ルカを襲う盗賊
 自分達が占有する井戸から水を盗んだとして、ルカを殺そうとした盗賊達。たまたま居合わせたマミヤとレイに殺された。