冥斗鬼影拳
めいときえいけん
『北斗が如く』に登場した、
ナダイが伝承する拳法。もはや使い手は途絶えたとされていた伝説の暗殺拳。
北斗神拳と同様に人間を内部から破壊する拳だが、肉体を破壊する北斗神拳に対し、冥斗鬼影拳は
闘気を頭部に叩き込むことで精神を破壊することを奥義とする。
その極意は、闘気を雷に変化させ、増幅し、操ることにある。頭部に電撃を流しこまれた相手は、肉体や内臓は損傷しないが、代わりに精神を崩壊させられ、やがて「鬼憑き」と呼ばれる狂人へと成り果てる。
電撃で肉体そのものを感電、損傷させる事も可能。自らに雷を流し込んで鬼が如き容姿へと変貌する秘奥義も存在する。電撃攻撃を放つ際は、人差し指と小指を立てる特殊な手型を形作り、その立てられた二本の指から雷を発生させる。
基本は突きや蹴りをバランスよく織り交ぜた正統派スタイルで、跳躍を用いない、地に足をつけた戦い方を得意とする。左手のみを突き出す独特の構えをとり、その左手一本で敵の攻撃を受けながら右手で反撃するという戦法を用いる。
◆精神を破壊する技
相手の精神を破壊する技。首の裏から電に変化させた闘気を流し込むことで、肉体を傷つけること無く、精神のみを損傷させる。拳を受けた者は精神崩壊を起こし、やがて「鬼憑き」と呼ばれる狂人へと変貌。人の心を失い、全身に紋様を浮かび上がらせた化け物と化す。完全に狂人と成りきる前ならば、北斗神拳の秘孔によって回復可能。だが手遅れの場合は、一時的に正常に戻っても、命までは助けることは出来ない。
「凶王」としてエデンに侵攻したナダイが、ジャグレに対して使用。精神を崩壊させたが、後にトキの秘孔によって正常に戻された。過去にはエデンの秘密に近付こうとする者達に使用し、多くの「鬼憑き」を生成。タルーガやライラの父親もその中に含まれている。
◆冥斗迅雷脚
地面に電気を走らせ、相手を感電させる技。地を踏むと同時に足から電流を流し込み、直線状に電気を走らせる。無想転生発動中のケンシロウも使用することができる。
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『北斗の拳 LEGENDS ReVIVE』にも凶王の技として登場する。
◆鬼雷閃滅掌
両手から放つ電撃を地面へと流し、周囲全ての者を感電させる技。4回連続で放電するため、相手はその肉体に甚大なダメージを負う。
スマホアプリ
『北斗の拳 LEGENDS ReVIVE』にも凶王の奥義として登場する。
◆闘気を吸収する技
巨大な手の形を成した闘気を飛ばし、相手の闘気を掴み取る奥義。喰らった者は身に纏っていた闘気を失い、かわりにナダイの体へと吸収される。
◆鬼化
雷の力を借りて自らを「鬼」と化し、肉体を強化する秘奥義。両手の指を首にあて、そこから雷を流し込むことで肉体が変異。全身が発光し、「鬼憑き」と同じような紋様が浮かび上がり、頭部には輝く二本の角が現れる。