転界殺生拳
てんかいせっしょうけん
流派: |
転界無王拳 |
使用: |
ブーガル (対 ケンシロウ) |
登場: |
アニメ版北斗の拳(83話) |
TVアニメ版北斗の拳に登場した、
ブーガルが使う拳法「
転界無王拳」の奥義。相手に向かって連続宙返りで飛び掛り、途中で飛び蹴りへと攻撃変化する。
ケンシロウへの先制攻撃に使用したが、回避された。
ブーガルの拳の特徴である抱え込み宙返り。あの回転は何を目的としたものなのだろう。回転の勢いを利用した技を出すのならわからんでもないのだが、無王拳も殺生拳も全くそれらしい拳ではない。むしろ彼は攻撃の直前に回転を止めてしまっている。その後の攻撃にはあまり関係はなさそうだ。
もしかして彼は、あの回転により、跳躍の飛距離を伸ばしているのではないか。体操力学はよく判らないのでなんとも言えないが、ああやって回転する事により、低い跳躍で遠くまで跳ぶ事を可能としているのではないかと思う。特にそう思わせるのはこの殺生拳だ。彼がこの拳を出した時、回転に入る前からとび蹴りのモーションに移るまで、その身体は全く高低差にブレがなかった。まるでストレートボールのように、真っ直ぐ敵に向かって跳んでいったのである。低弾道で飛距離が長いという本来ならありえない軌道を描く事によって敵の意表を突く。それがブーガルが回り続けている理由なのではないかと思う。