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元斗千影迅
げんとせんえいじん



流派: 元斗皇拳
使用: アスラ(対 ケンシロウ)
登場: パチスロ北斗の拳 新伝説創造


 霞の如く姿を消失させた後、一瞬にして相手の横を駆け抜けながら、全身を切り刻むという元斗皇拳の奥義。

『パチスロ北斗の拳 新伝説創造』に登場した、天帝軍最高位の将軍である白光のアスラが、ケンシロウとの戦いの中で使用。ケンシロウの反射神経を凌駕するスピードで、全身に裂傷を負わせた。だが反転して再度繰り出そうとした際、北斗神拳奥義 天破一閃でカウンターをとられ、発動前に潰された。

 ケンシロウと出会う前にも野盗の集団相手に使用しており、喰らった男たちはその身を滅殺されてこの世から消失している。



 数々のバトル漫画で目にしてきたタイプの技なので目新しさはないが、ガッシリと地に足をつけて闘う戦闘スタイルの元斗皇拳において、こういった「速さ」を売りにした技は珍しい。しかもその速度は、数ある北斗の拳の技の中でも最速クラスのように見える。この速さを実現させているのも、元斗皇拳が誇る多様な闘気の使い方によるものなのだろうか。そうではなく、単純にアスラの才能によるものだとしたら・・・学ぶ拳法を間違えたとしか思えない。

 しかし速いとはいっても、二度目にはケンシロウに対応され、天破一閃とかいうオリジナル奥義で完璧に破られてしまった。だがこれは技が不完全というよりは、アスラの意識がビジャマの支配下にあった事による弊害であろう。文字通りの殺人マシーンと化していたアスラは、その思考もまた機械と化しており、戦闘時における動作が画一的になってしまっていたのだろう。つまり二度目の千影迅も、一度目と全く同じ速さ、同じタイミングであったため、ケンシロウは造作も無く破る事ができたのだ。どれだけ球速が早くとも、ストレート一本ではプロの世界では通用しないのと同じ事である。