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双羽落爪破
そううらくそうは



流派: 南斗双鷹拳
使用: ・ハーン兄弟 (対 ファルコ)
 …北斗の拳(148話) アニメ版(116話)
・ハーン兄弟 (対 ケンシロウ)
 …パンチマニア2
登場: 北斗の拳/アニメ版/パンチマニア2/リバイブ



 バズとギルのハーン兄弟が使う南斗双鷹拳の奥義。舞い上がった二人が空中で腕を組み、勢いを乗せたバズの爪撃で襲い掛かる。

 ファルコとの闘いで使用したが、紙一重で躱され、マントを切るに留まった。再び敢行するも、今度は散弾銃のような闘気弾で撃ち落とされて敗北した。




この技を見ての皆が思う事は一つだろう。


「ギル要る?」


これに尽きる。







だってどう見ても兄貴の左腕にしがみついてるだけなんですもの。
むしろ邪魔にすら思える。





だが2度目のシーンを見ると、少し印象が変わる。




 見てくださいこの表情を。闘う者としての意思が見てとれますよね。なんか動きもそれっぽいし。地蔵の如き無の表情でしがみついていただけの1発目とは全然違う。


 問題はどのように関わっているかだが、この描写から推測するに、ギルはバズの体を振り回そうとしているのではないだろうか。というか普通に考えてそれくらいしか技に参加しようがない気がする。

 メリットはもちろん、バズの攻撃に勢いをつけるためだろう。また、宙から襲い来る敵の落下速度が変われば防御や回避のタイミングも難しくなる。振り回し方次第では不規則な動きも可能だろう。可能性は無限だ。





 このシーンを見て欲しい。着地寸前のギルに「グリュッ」という擬音があてられている。通常、このような擬音は、何かをひねったりした時などに付けられるものだ。このシーンで言うならば、落下するギルの軌道に変化が加えられている音と見るのが自然だろう。ここでは逆にバズの腕を支えにして、ギルのほうが不規則な動きをしているということだ。


 以上の事から、双羽落爪破とは、対になった二人が互いに組んだ腕の力を利用することで、空中にいながら自在な動きを可能とした技なのではないかと思われる。


  ただ現実的に考えれば、空中で同じ質量の物体を自在に振り回すことなど不可能だ。踏ん張る足場がないのだから、振り回した運動エネルギーで自身も回転してしまうだろう。だがそこらへんは南斗聖拳。通常の科学では量れぬ何かしらのソレでアレしているに違いない。そうに決まっている。






余談だが、上で語ったような考察内容を、以前は技の紹介にも盛り込み、あたかも公式設定であるかの如く載せてたんですよね。下記のように。






で、以下が某ゲーム内での双羽落爪破の紹介分なのだが…






「相方」とか
「振り回すことで」とか
「拳に勢いをつけ」とか

なんか共通する言い回しがちらほら……





そして実際に作られたモーションのほうも





おお〜……

振り回してますなぁ〜…



いやまあ、同じ考えに帰結しても変じゃないし、以前からそういう解釈があったのかもしれないし、万が一うちから拝借したのだとしても私的には一向に構わないので別に良いんですけど……


ただ当サイトは平気で妄想を載せてたりするのであまり信用しないでくださいよとだけは言っておきたい。