非常の荒野レビュー(1) |
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2015年10月5日(月) |
いよいよ明日から「DD北斗の拳2 イチゴ味+」が放送開始となりますが、テレ東系列が映らない地域に住む私には全く関係ないことなので、反抗の意味を込めてレトロゲーレビューでもあげてみることにします。
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第14弾 |
リアルゾーンシリーズ
北斗の拳 非情の荒野 |
「対決!牙一族」「北斗の拳ゲーム」「カサンドラ伝説ゲーム」と続いてきたバンダイのボードゲームシリーズもこれで(多分)ラスト。
その名も
「非情の荒野」。こんなメランコリックなタイトルのゲーム、誰が買うねん。おじいちゃんがお孫さんに非情の荒野をプレゼントするとか字面からしておかしいだろ。
しかしこいつは、今まで紹介して来た北斗グッズの中でも私が一番手に入れたかったブツだと言っても過言ではない。勿論商品への興味もあるが、なにより
「入手難度が高い」というのが大きな理由だった。このレビュー企画を始めてからはかなりネットオークションの出品物などもチェックするようになっていたのだが、この非情の荒野は全くと言っていいほど出品されなかったのだ。やっと発見したその日はもう全力で入札しましたよ。
それにしても、何故こいつがそれほど入手し難いのか。現存数が少ないというのもあるかもしれないが、私は単純に
「人気があるから」ではないかと思う。
人気の理由、それはもう明白だ。
見てこの豊潤たるホクケシの山!!
その数、実に
23体!
これだけでも十分に魅力的なのに、更にこれを用いたゲームまで楽しめるというのだから、そりゃ人気が出て当たり前というものである。きっとこの多くの北斗キャラ達が縦横無尽に盤上を駆け巡り、各地で夢のバトルを繰り広げる活火激発な戦略ゲームが用意されているのだろう。ツクダで負った心の傷を癒す意味でも、今から楽しみで仕方が無い。
人形には2種類のカラーがあり、こちらは肌色の7体。
なんかケンシロウのポーズに既視感があると思ったら、カサンドラ伝説のやつの使いまわしでした。いやどっちが先かは知らんけど。
で、こちらがクリーム色の人形。通常のキン消しサイズよりも若干大きめ。
正直・・・・クオリティは高くないですね。
左の人とかすげえモブ雑魚っぽい雰囲気を醸してますが、一応レイです。
本日のピックアップ・フェイス
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こちらはKING軍団5名。
本日のピックアップ・フェイス2
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本日のピックアップ・フェイス3
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どうでもいいけどこのシン、
写真によって目玉の向きが変わってるんですけど。
謎のパッツン前髪が日本人形を髣髴とさせて更に怖さ倍増なんですけど。
こちらはGOLAN3名とジャッカル&デビル。
大佐、軍曹はともかく、少佐がこういうのに選ばれるのって超珍しいよね。
本日のピックアップ・フェイス4
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本日のピックアップ・フェイス5
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残りの面子。
右上のは肩当っぽいのしてるからアミバだと思ったのだが、よくよく見返してみると、アミバが老人の足をアレした所を嗜めるトキの格好↓ではないかという結論に至りました。
しかしトキかアミバかくらい顔みれば一発で判るだろ、ケンシロウじゃあるまいし、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
本日のピックアップ・フェイス6
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微妙すぎる
私的には6:4・・・いや7:3でアミバに見えるんですが・・・・
以上がこのゲームに付属されている23体の人形なのだが、ここで御覧いただきたいのは、こいつとほぼ同時期にバンダイが発売した
「地獄の拳士 第一巻」なるホクケシセット。
私自身はこれを所有していないのだが・・・
うん、これどう見ても一緒のラインナップ。
人形も丁度23体で符合するしね。
これを流用してボードゲームを作ったのか、それともボードゲームで作りすぎた人形を包装を変えて販売したのか。真相は不明だが、それに気付かずに両方を購入してしまった当時のお子様の心境は察するに余りあるものがある。まあこの両方手に入れるガキなんて金持ちに決まってんだから同情はしないが。
上記の通り、このゲーム最大の魅力である人形群は、フェイス的にちょっと残念な部分もあるわけだが、こいつの魅力は他にもある
それが、ゲームで使用するこの
ジオラマだ。
タイトル通りの"荒野"を再現した造形となっており、付属のホクケシは勿論、同サイズの他の人形を使っても非常に"しっくりくる"シーンを作り出すことが出来る。特に写真撮影を行ったりする際にかなり役立つらしい。四隅の高い岩山、中央の低い岩山を利用すれば、色々と妄想が捗る構図も作り出せるよね。
パッケージに使われているこのケンシロウとマッド軍曹が睨み合う構図なんかが良い使用例だと思う。DBのベジータ戦を髣髴とさせる、名場面的演出だよね。まあ、何故マッドなのかは不明だが。なんかちょくちょくマッド推してくるな北斗グッズ。
ちなみに箱の側面には彩色した人形を使ってのジオラマ使用例が載っているのだが
カオスすぎて何がなにやらわからん。
これは悪い使用例だと思います。
その他の付属品もサラッと御紹介。
こちらの花びら大回転は、組み立てて先程のジオラマの台座にする部分らしい。
四方にはゲームに使用する奥義表が。
これによると、
岩山両斬波と北斗七死星点が当ゲームにおける最大威力技らしい。
七死星点っつったらアレですよ。
「呼吸法によって極限にまで力を溜め深く秘孔を突き全ての肋骨を内側にへし折る」という北斗神拳の中でも屈指の威力を誇る奥義ですよ。極限まで力溜めて秘孔突くんですよ。あの巨躯を誇るデビルを一撃で葬る破壊力ですよ。
それにあの岩山両斬波が比肩するというのか!?
・・・なんか最近のうちのサイト、岩山両斬波ゴリ推しが酷くないか?
こちらのボードがメインステージ。ジオラマの上に嵌め込んで使うらしい。
表と裏でゲームが変わるみたいね。
あとは、お馴染みの四人と、どこぞのキャップの盾みたいなデザインの紙チップが付いてまして、以上が全ての部品となります。
うーん・・・なんか人形の方の比重が大きすぎて、肝心のボードゲームのほうがアッサリした感じなところに一抹の不安を感じますが、とりあえず次回、実践編に続きます。