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カサンドラ伝説レビュー

筆:2015/2/25〜






1985年にバンダイより発売されたボードゲーム。
タイトル通り、カサンドラ編を元に作られたゲームだ。
同年発売の「対決!牙一族」の続編ポジションにあたる・・・と思う。


とにかくパッケージでインパクトを与えようって気持ちがビンビン伝わってくる。
ケンさんも物凄くカラフリーに怒りまくってるからね。
これが俗に言う虹オーラってやつかな(違う)





このへんのカオスな感じも好き。
なんか獄長、お若いっすね。お髭真っ黒だし。
原作よりもこっちのほうが全盛期でお強いかもしれない。








それでは早速だが、このゲーム最大の見所を御覧頂こう。
完全に出オチなので注意されたし。











でん















でん













ででーん






まさかの飛び出すカサンドラ!


21世紀に遍く3D文化をいち早く取り入れた


ハイテクとアナログの究極融合!


鬼の哭く街、死封の監獄島、不落のカサンドラ…


畏怖を込めてそう呼ばれるこの街に、


今新たに加わりし称号


『スリーディメンションプリズン』


まさに伝説!カサンドラ伝説よ!








たかが飛び出す絵本と侮るなかれ。
見てよこの煽りのアングル!たまらんでしょ!
北斗の世界に入っちゃった感凄いでしょ!
北斗無双も、こういった感覚を大事にモデリングしてほしかったなあ。






これが全体図。
御覧の通り、スゴロクです。
道中にはちゃんと立体を活かしたマスなどもあります。

でもぶっちゃけ、立体な所は6割くらい岩山なんだよね。
カサンドラ内部よりも、主にカサンドラまでの道中のほうに力が入っているという謎仕様。言葉もねえだろおまえら。あ?






使用するパーツ一覧。
牙一族の時のマイコンのようなハイテク機器はやっぱり残念ながら無くなってしまったが、今回はそれを補ってあまりあるカードの豊富さがウリ。
というかカードしかない。




中でもケンシロウが様々な奥義の型をとる北斗神拳カードがお気に入り。



の中でも特にヘンなポーズのをチョイスして紹介する悪意の塊。







コマ人形。
腰に手を当ててるオレンジケンのポーズが斬新過ぎる。

しかし折角のカサンドラだというのにレイとマミヤは完全無視なのね。
まあ原作でも、いてもいなくても一緒って感じだったけどさ・・・・







ボードの裏面は、キャラと北斗神拳奥義紹介。
隅々までこだわってるなぁ。バンダイはほんと北斗の拳を愛してるな。





天才トキって表現がもう天才だよね。
紹介文が8文字しかないケンシロウとレイとは格が違うね。





ニセトキ・・・・ニセトキって・・・・・







こちらは先に紹介した北斗神拳カードの奥義ポーズ全集といったところ。



千手壊拳、空極流舞、百裂拳、四方斬あたりのテキトウさたるや。








これで全部・・・・と思うなかれ。

実はこのスゴロク、二部構成になっている。

つまりボードがもう一枚あるのだ。









カ サ ン ド ラ 獄 内

そう、カサンドラ編はウイグルを倒して終わりではない。
迷路状のカサンドラ獄内を進み、中央獄舎を昇り、トキの収監されている場所まで辿りつくまでがカサンドラ編なのだ。

もともとカサンドラ編は、ボス格のウイグルが話の中盤で登場し、その後に登場する拳王親衛隊がビミョーな強さであるため、ゲームで再現するときに若干困ることになるのがネックになっていた。

それを解決するために生み出されたのがこのボード二枚制なのだろう。

うーむ、凄まじいまでの原作愛。凄い完成度だなあ。
きっとマイコンに要した費用が浮いたからだな。