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恵果和尚
けいかおしょう



登場:第239〜240話
肩書:空海の師

 長安青龍寺の和尚。真言密教の第七祖。日本からの留学僧であった空海に、全ての秘法を伝授した。その後、帰路に着く空海に、日本で奇跡を為すよう、北斗神拳の子ら3人を供につけさせた。その後まもなく死去したとされる。
 拳志郎鎮魂の塔との語らいの中で見た過去のビジョンの中で登場。




 恵果(746年〜806年)

 中国唐代の密教僧。空海の師。

 長安の東にある昭応にて生まれる。出家した後、不空に師事して金剛頂系の密教を、また善無畏の弟子玄超から『大日経』系と『蘇悉地経』系の密教を学ぶ。その両系統の密教を統合した第一人者となり、両部曼荼羅の中国的改変も行った。その後、長安青龍寺に住して東アジアの様々な地域から集まった弟子たちに法を授け、一方では代宗・徳宗・順宗と3代にわたり皇帝に師と仰がれた。

 805年5月、空海を弟子に迎え、彼が既に十分な修行を積んでいたことを初対面で見抜き、即座に密教の奥義伝授を開始。6月に大悲胎蔵の学法灌頂、7月に金剛界の灌頂を授けるなどし、8月には伝法阿闍梨位の灌頂を授け、遍照金剛の灌頂名を与えた。
 806年1月12日に死去。全弟子を代表して空海が顕彰する碑文を起草した。