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李集雲
りしゅううん



登場:第108〜111話
肩書:北平漂局の漂頭

 物資輸送を扱う「北平漂局」の漂頭。闇では満州国との阿片貿易を行っている。

 モスクワから帰ってきた流飛燕ハルピン駅で出迎え、無事届けられた「希望の目録」をレビ博士に渡した。その後、国民党陳立夫から出された閻王の抹殺指令を伝えるが、飛燕がこれを拒否したため、代わりにその兄弟子である彪白鳳に仕事を依頼。例え負けても、その仇討ちのために飛燕が動くであろうと画策した。

 後にエリカ自身が「希望の目録」であることを知るが、ドイツ軍の拷問によってそれを吐かされ、その後殺された模様。



 飛燕は、エリカの秘密を知ったユダヤ人協会の者たちをその場で抹殺した。彼らでは拷問に耐えられずに秘密を話してしまうからだと。しかしこの李集雲もその場に居合わせたのに、飛燕には殺されなかった。そして結局それが徒となり、この男の口からエリカの秘密が漏れてしまうこととなった。何故飛燕は漂頭を殺さなかったのだろうか。一応は会社の上司だからなのか。まあ気持ちは判らんでもないが、情けのために秘匿を徹底しないのであれば、ユダヤ人協会の人らも別に殺さんでよかったやん。可哀想。